金曜日より気温と路面温度が下がったP3ではハミルトンがトップタイム、大きくフェラーリは突き離されている。レッドブルは総合的な力不足。予選開始時点では晴れて気温と路面温度が上昇していく難しいコンディションとなった。
ルノーPU勢は宣言通り新ICEを全員に投入(ICE,TC,MGU-H)、これでサインツは規定到達の3基目となっている。
スペインGP予選レポート
天候は晴れ、気温20℃、路面温度29℃で予選はスタートしました。
Q1
ヒュルケンベルグはコースアウトしてフロントウィングを壊した、直してアタックできたがQ1落ちとなっている。
フェルスタッペン、ハミルトン、マグヌッセン、ガスリーは1セットでクリアしている。他は2セット投入し、ボッタスは16.9秒台でトップタイム、終盤にアタックしたマクラーレンは6,8番手につける好タイムを記録している。
Q2
路面温度は34℃まで上昇、全車ソフトC3でコースインしている。ハミルトンが1アタック目で16秒フラットのトップタイム、ボッタスがつづき1,2体制。0.6秒遅れでベッテルとフェルスタッペンがいい勝負。
2回目のアタックでボッタスが15.9秒台でトップへ、トップ3チームがトップ6を占め、ハースコンビの間にクビアトが割って入りました。リカルドがQ3進出しています。
Q3
路面温度は36℃となっている。1回目のアタックでボッタスがなんと15.4秒台でトップ、2番手のハミルトンに0.6秒の大差をつけた。
ハミルトンはQ2タイムを超えられない、ルクレールはQ2で壊したフロア修復に時間をとられ1セットしかアタック出来なかったためベッテルから0.3秒遅れをとった。
2回目のアタックではコース上にグラベルがでたり、路面温度が上がりタイム更新できるドライバーはいなかった。少々盛り上がりに欠ける最終アタック合戦となった。
スペインGP予選結果
順 | NO | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | GAP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | V.ボッタス | メルセデスAMG | 1:16.979 | 1:15.924 | 1:15.406 | |
2 | 44 | L.ハミルトン | メルセデスAMG | 1:17.292 | 1:16.038 | 1:16.040 | 0.632 |
3 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1:17.425 | 1:16.667 | 1:16.272 | 0.866 |
4 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1:17.244 | 1:16.726 | 1:16.357 | 0.951 |
5 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1:17.388 | 1:16.714 | 1:16.588 | 1.182 |
6 | 10 | P.ガスリー | レッドブル | 1:17.862 | 1:16.932 | 1:16.708 | 1.302 |
7 | 8 | R.グロージャン | ハース | 1:18.042 | 1:17.066 | 1:16.911 | 1.505 |
8 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1:17.669 | 1:17.272 | 1:16.922 | 1.516 |
9 | 26 | D.クビアト | トロロッソ | 1:17.914 | 1:17.243 | 1:17.573 | 1.837 |
10 | 3 | D.リカルド | ルノー | 1:18.385 | 1:17.299 | 1:18.106 | 1.893 |
11 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1:17.611 | 1:17.338 | 1.932 | |
12 | 23 | A.アルボン | トロロッソ | 1:17.796 | 1:17.445 | 2.039 | |
13 | 55 | C.サインツ | マクラーレン | 1:17.760 | 1:17.599 | 2.193 | |
14 | 7 | K.ライコネン | アルファロメオ | 1:18.132 | 1:17.788 | 2.382 | |
15 | 11 | S.ペレス | レーシングポイント | 1:18.286 | 1:17.886 | 2.480 | |
16 | 27 | N.ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:18.404 | 2.998 | ||
17 | 18 | L.ストロール | レーシングポイント | 1:18.471 | 3.065 | ||
18 | 99 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:18.664 | 3.258 | ||
19 | 63 | G.ラッセル | ウィリアムズ | 1:19.072 | 3.666 | ||
20 | 88 | R.クビサ | ウィリアムズ | 1:20.254 | 4.848 |
まとめ
ボッタスがまたまたポールポジションを獲得!
髭を生やしワイルドな雰囲気、リアクションも増えた、そして何より体重制限が辛くなっていない事が大きいのかもしれません。フェラーリやレッドブルには期待できないチャンピオンシップ、ハミルトン対ボッタスの同門対決が今後も見どころとなっていくだろう。
メルセデスはモナコに近いようなダウンフォースセッティングを施しているようです。セクター1を潔く捨ててセクター2,3が速い、ターン3の高速コーナーでは、リア寄りに荷重がかかった時にフロアと路面がほぼ平行になり張り付くように走っています。
ハミルトンはエネルギーチャージに問題があったようだ。
ミッドフィールドはハースが一歩抜け出している、トロロッソ・マクラーレン・ルノーは似たような速さで混戦模様となった。ヒュルケンベルグは旧型のフロントウィングだったためQ1落ち(空力セッティングに微妙なズレが生じる)そもそもコースアウトしたのが悪いんだけどね。
ガスリーは復調な兆し、Q2でフェルスタッペンに対して0.2秒差となり、Q3では0.35秒差となっている。私が勝手に設定した合格ライン0.2秒差をQ3で出来なかったのが残念だった。
決勝では路面温度、タイヤマネージメント、ドラッグ、燃費など色々な要素が絡み合う、メルセデスがこのまま独走するのか?フェラーリやレッドブルに勝機はあるのか?
退屈なレースが多いスペインGP、波乱に期待したいです。
ハミルトンに本当にバッテリーの問題があったのかは疑問ですね。
実際にミスしてるように見えたし、ボッタスに遅れをとった時には必ず後付けで何らかのトラブルがあった事になってる。
本当は好調なボッタスから精神的ダメージを受けてるからでは?と感じます。
これで決勝もメルセデスのワンツーなら今シーズン終了濃厚です。
メルセデスが頭一つ抜け出た印象で面白くないけど、ボッタス&ハミルトンのトップ争いはちょっと面白そう。トップ3のフォトセッションでのハミルトンの憮然とした態度は何やらきな臭いなぁ。1コーナーで何か起こりそうな雰囲気。
レッドブルは4,6番手に付けたけど、偶数グリッドのうえ、周りをフェラーリPU勢に囲まれてスタートが厳しそう。1コーナーまで順位を守り切れるか。
トロロッソ2台は9,11番の奇数グリッドからのスタートでマクラーレン勢との闘いが楽しみ。ここんとこトロはレースペースが悪いので、ここらでいい所を見せてもらいたい。
レッドブルはじわじわっとアップデートの効果が効いてきたようですね。レースペースはバクーでもかなりよかったので、表彰台あると思います。でも、ベンツにはまだ遠いか…
オイル漏れの原因はわかったんですかね?
ボッタスがこんなに良くなるなんてね、メルセデス3年目でようやく自分のスタンスを見つけたみたいだ。感情も表に出るようになってきたし、過度なダイエットを迫られない状況が精神力を増強させるのだろうか。
好きなものを食べられだけでストレスはかなり減るのは事実ですけどね。
ハミルトンはここまで大きな差に困惑でしょう。ボッタスの最終シケインの速さは異常値ですね、ここ2戦はタイヤ管理でボッタスに軍配が上がる。
まあ、今シーズンはメルセデスの二人の争いでしょうねえドライバーズタイトルは
二人でポイントとりあっても1位と2位じゃ、あとの誰かが食い込む余地がない
フロントウイングは意外とフェラーリ型のほうが流行ってるのは、テスト時にすごかった(ので、みんな作ってみた)だけなのか、メルセデスのより単体では優れてるのか……
ボッタス急に伸びたよねえ。 もともとやれたのがアシスト役に甘んじてたのか、それとも何かひらめいたのか、ヒゲの威力か……