フェラーリのオイル燃焼とエキゾーストブローイングについて、面白いなぁっと思った見解があったのでまとめてみます。こんなやり方が考えられるのかと感心!

先に言っておきます。これはあくまで憶測にすぎませんので、「へぇ~!?」っと思って頂ければ幸いです。

引用元:https://www.auto-motor-und-sport.de/formel-1/ferrari-unter-verdacht/

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フェラーリの白煙

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フェラーリのエンジン始動時に白煙が上がる訳ですが、これについては賢明な読者様から頂いたコメント情報によれば、フェラーリのピストンリングが熱膨張を他メーカーより多く利用する素材なようです。

したがってエンジンが冷えている段階では、燃焼室から高温な排気がクランクケースへ漏れオイルを蒸発させてしまいます。それによりブローバイガスが白煙モクモク状態となってしまう。

他メーカーも発生していますが、その度合いがフェラーリだけ異常に多いだけの事。エンジンパワーを上げるものでは無いという事ですね。

オイル燃焼トリック

FIAは中国GPでフェラーリの油圧回路を調べ、オイルシステム全体の図面を示しました。結果すべてが合法でした。意図的にオイルを導く回路は無い事が明らかになっている。

じゃあどうするんだ?って事で新たな憶測では

 

「フェラーリはシリンダー内の供給ラインを介して作動油を混合する。理論的には、吸気ファンネルの調整が油圧で作動するので可能である。」

 

なるほどね、可変吸気ファンネルのシール部分にわざと漏れをつくるのか、意図的なパイピングでは無いから合法ね・・。

このいたちごっこはいつまで続けるのかなぁ、FIAはオイル消費0.3ℓ/100kmぐらいにしてしまえばいいのに。

エキゾーストブロー新見解

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オフスロットル時に燃料を燃やして高温、高流速の排気を出す事は禁じられている。レギュレーションにも排気はパワーを伴うものでなくてはならないと記載があるようです。

燃料を爆発させて発生する高流速の排気だからこそ意味があるエキゾーストブローイングです。

エキゾーストから出る空気を加速させる

オフスロットル時には、エアボックスから入った空気はエキゾーストから排出されています。

この空気流速は、エアボックスによるラム圧効果とエンジンの惰性によるものなので大した速度はでないですが、どうやらフェラーリはこれを最大限利用しているようです。

どうやって高流速にさせるのか?って事で新たな憶測では

 

「エンジンの惰性時に発生する空気をMGU-Hでタービンを回す事によって加速させる。」

 

おぉ~その手があったか。ターボラグを解消するEブーストは認められている。それをブレーキング時のアクセルオフの間すぐに稼働させれば可能ですね。

しかしこれは余計にエネルギーを使う事になる。フェラーリが小さな空気力学的利点のためにバッテリーからエネルギーを犠牲している理由は、競争は今困惑しているからだと言うシュミットさんの見解です。

 

この問題に対しニューウェイ先生は以下のようなコメントをしたようです。

「今は吹き飛ばす余裕がない。 それは私たちのドライブ側にあまりにも多くの費用がかかります。」

マシンを前に進める以外のエネルギーには余裕が無いって事ですね。

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まとめ

オイル燃焼はともかくとして、このオフスロットル時の空気排出をMGU-Hで加速させる方法については確かに合法だ。デプロイに余裕がある予選時で、しかもバッテリーに何らかの余裕が無いとできない。

フェラーリには許容される4メガジュールよりもエネルギー貯蔵装置から、より多くのエネルギーを引き出すための、バッテリーセルの巧妙な回路に関する疑惑も浮上したようです。

 

また、この見解にはフェラーリを離脱して今現在メルセデスに所属しているLorenzo Sassi氏からの情報も絡んでいて何やら面白くなりそう。

相手より有利になり、合法であれば何でもやるチームはやっぱり強いって事なんですかねぇ・・。