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例年よりも約1か月遅れでスタートしたF1テスト、見慣れないバーレーンで行われています。

昼間は気温は30℃超え、路面温度は40℃に迫る。砂を吸収する特殊なザラザラ路面、タイヤの発熱に苦しむ寒いバルセロナと違い、タイヤが機能しないなんて事は無いが、多すぎる砂は厄介です。

午後には砂嵐が発生、強風と相まって数十分走らない状態が続いた。

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プレシーズンテスト1日目結果

ドライバー チーム タイム Gap Laps Tyre Day
1 M.フェルスタッペン レッドブル 1:30.674 139 C3 1
2 L.ノリス マクラーレン 1:30.889 0.215 46 C3 1
3 E.オコン アルピーヌ 1:31.146 0.472 129 C4 1
4 L.ストロール アストンマーチン 1:31.782 1.108 46 C3T 1
5 C.サインツ フェラーリ 1:31.919 1.245 57 C3 1
6 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1:31.945 1.271 68 C3 1
7 D.リカルド マクラーレン 1:32.203 1.529 45 C2 1
8 P.ガスリー アルファタウリ 1:32.231 1.557 74 C3 1
9 Y.ツノダ アルファタウリ 1:32.727 2.053 37 C2 1
10 L.ハミルトン メルセデスAMG 1:32.912 2.238 42 C2 1
11 C.ルクレール フェラーリ 1:33.242 2.568 59 C3 1
12 K.ライコネン アルファロメオ 1:33.320 2.646 63 C3 1
13 S.ベッテル アストンマーチン 1:33.742 3.068 51 C3T 1
14 R.ニッサニー ウィリアムズ 1:34.789 4.115 83 C3 1
15 N.マゼピン ハース 1:34.798 4.124 70 C3 1
16 M.シューマッハ ハース 1:36.127 5.453 15 C2 1
17 V.ボッタス メルセデスAMG 1:36.850 6.176 6 C2 1

ベストラップセクタータイム

ベストセクタースピード(TOP6)

プレシーズンテスト1日目のポイント

メルセデスが早々にギアボックストラブルで走れない状況になっている、原因について調査中との事。珍しくシェイクダウンをせずに、テスト走行を開始したチャンピオンチームが思わぬ落とし穴に嵌る。

その後の走行についても、トランスミッションに不安を抱え、何処かセーブしたような走りをしていた。

 

レッドブルのフェルスタッペンは元気いっぱい、最速タイム、全セクター最速(28.772 – 39.105 – 22.797)、最多周回をマーク、ピットでの表情も非常に柔らかく、マシンの調子が良いことがわかる兆候を示しています。

「私たちは非常に前向きな一日を過ごしました。コースコンディションは非常に厳しく、非常に暖かく、風が強いにもかかわらず、多くのラップを行うことができました。もちろん、このあたりの劣化は非常に高く、連続して多くのラップを行うのは簡単ではありません。 」

「しかし、今日はとても満足しています。つまり、ペースなどについて話す必要はありません。プログラムを実行しただけです。車は運転しやすく、そのようなテストを開始することは常に非常にポジティブだと思います。」

このフェルスタッペンのコメントからも、いつもの開幕とは違う雰囲気を感じます。

 

ハースの新しいマシンVF-21がベールを脱いだ訳ですが、トークン使用せずにほぼ昨年マシン、ウィングやボディの新仕様が間に合っていないと言われています。

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午前にシューマッハは、ギアボックスの油圧トラブルでたったの15周の走行となった。タイムやチームの方針(2022年開発にリソース集中)からも、今年はテールエンダーが確実な予感です。

 

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砂嵐で強風の中、テストデビューとなった角田は、ホンダパワーの進歩に手ごたえを感じると発言、走りも極めて順調と言えるでしょう。

路面コンディションが改善したラスト1時間では、燃料系トラブルにより走れず、タイム的な部分ではガスリーに及ばないが、2年前マシンで徹底的な走り込みをしてきた事が、自信と落ち着きを感じさせるものでした。

アルファタウリのマシンはリア回りが実質2019年製のため、ちょっと苦しいマシン事情、絶対的な性能は劣るが、安定性と信頼性を武器に、ガスリー&角田は活躍してくれでしょう。