イギリスGP予選ではハミルトンとベッテルが僅かの差、ライコネンとボッタス続く。3列目レッドブルはパワー不足を露呈し手も足も出ない。
トロロッソホンダはハートレーがFP3でクラッシュしておりICE,MGU-Kの新ユニットを投入しピットレーンスタート。ウィリアムズ2台はフロアとリアウィングを交換するためピットレーンスタートとなる。
スタート順とタイヤ
イギリスGP決勝レポート
天候は晴れ、気温26℃、路面温度52℃でスタートしました。
スタートではベッテルがスーパーダッシュを見せホールショット!ボッタス、ハミルトン、ライコネンと続いたがターン3でハミルトンの右リアとライコネンの左フロントが接触し、ハミルトンは一時最後尾まで落ちる。
ライコネンがブレーキングでタイヤをロックさせて制動距離が若干増えた事が原因(10秒ペナルティ)
後方でもペレスがコースアウト、グロージャンとマグヌッセンが接触している。
3周終了時点
ハートレーは一回コースインしたが、ピットに戻りリタイアとなっている。ハミルトンは接触した右リアフロアが壊れているが、怒涛の追い上げを開始した。
Lap7:既に10位までポジション回復したハミルトン
Lap8:ハミルトンはオコンをパス8位
Lap11:ヒュルケンベルグをパスしたハミルトンは6位まで復帰、速すぎるよ。
Lap14:ライコネンはペナルティ10秒消化後Mへ、アロンソはMへ、ぺレスはMへ
Lap18:フェルスタッペンはMへ、サインツはHへ
Lap19:リカルドはMへ、ルクレールはMへピットアウト直後マシンを止めリタイア(アンセーフリリースでした。勿体ない・・)
Lap21:ベッテルはMへ、ヒュルケンベルグはHへ、ガスリーはMへ
Lap22:ボッタスはMへ
22周終了時点
ピットストップしていないのは、ハミルトン、マグヌッセン、グロージャン、エリクソン、ストロールです。
Lap25:エリクソンはMへ、ハミルトンはMへ、マグヌッセンはMへ
Lap27:グロージャンはMへ
フェルスタッペン-1.6s-リカルド-1.6s-ライコネンの3台は接近中
ヒュルケンベルグ以下も連なってバトルに発展しそうです、路面温度は54℃に達している。
29周終了時点
Lap31:リカルドはSへ、ストロールはSへ
ガスリーは12位だけど前のハードタイヤのサインツに追いつけない3秒差
Lap32:ターン1でエリクソンがクラッシュしSCとなりました。DRS閉めるの遅すぎだよ~
続々ピットインしています。メルセデス2台はステイアウトしています。
34周終了時点
Lap38:レース再開しました。
Lap39:ターン9でサインツとグロージャンが接触してクラッシュ、またもやSCとなっています。
グロージャン・・・アンダーで突っ込んでったよ、まだタイヤ温まってないよーー!!AHOooooo
Lap42:レース再開しました。
Lap43:ライコネンがフェルスタッペンをパス4位
ソフトのフェラーリがミディアムのメルセデスを攻め立てる。ボッタスのペースが上がらないTOP4は団子状態でバトル、残り8周で熱い戦いが勃発です。
フェルスタッペンはスピンした後スローダウン、トラブルでリタイアしました。
Lap47:ベッテルがボッタスをパスしトップへ
Lap48:ハミルトンはボッタスをパスし2位へ
Lap49:ライコネンはボッタスをパスし3位、ボッタスのタイヤはもうダメっぽい。
Lap50:ハミルトンが猛プッシュ、ベッテルと2秒差です。
残り2周ガスリーはぺレスをパスして10位へ(接触で審議となっている。)
ベッテルがトップでチェッカーを受けました。ハミルトンは怒涛の追い上げで2位、ライコネンが3位にはいりました。
イギリスGP決勝結果
順 | No | ドライバー | チーム | Lap | 差 | ピット |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 52 | 1:27’29.784 | 2 |
2 | 44 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 52 | 2.264 | 1 |
3 | 7 | キミ ライコネン | Ferrari | 52 | 3.652 | 2 |
4 | 77 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 52 | 8.883 | 1 |
5 | 3 | ダニエル リカルド | Red Bull | 52 | 9.5 | 2 |
6 | 27 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 52 | 28.22 | 1 |
7 | 31 | エステバン オコン | Force India | 52 | 29.93 | 1 |
8 | 14 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 52 | 31.115 | 2 |
9 | 20 | ケビン マグヌッセン | Haas | 52 | 33.188 | 1 |
10 | 11 | セルジオ ペレス | Force India | 52 | 34.708 | 2 |
11 | 2 | ストフェル バンドーン | McLaren | 52 | 35.774 | 2 |
12 | 18 | ランス ストロール | Williams | 52 | 38.106 | 2 |
13 | 10 | ピエール ガスリー | Toro Rosso | 52 | 39.129 | 1 |
14 | 35 | セルゲイ シロトキン | Williams | 52 | 48.113 | 1 |
dnf | 33 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 46 | 6 Laps | 2 |
dnf | 8 | ロマン グロージャン | Haas | 37 | 15 Laps | 1 |
dnf | 55 | カルロス サインツ Jr. | Renault | 37 | 15 Laps | 2 |
dnf | 9 | マーカス エリクソン | Sauber | 31 | 21 Laps | 1 |
dnf | 16 | シャルル ルクレール | Sauber | 18 | 34 Laps | 1 |
dnf | 28 | ブレンドン ハートレー | Toro Rosso | 1 | 51 Laps | 1 |
まとめ
ベッテルがハミルトンの5連覇を阻む優勝!
スタート直後のライコネンとハミルトンの接触が全てを決めたと思ったが、SCにより終盤のレースは白熱した。
ゴール後のインタビューではライコネンがミスを謝っていたが、ハミルトンは母国レースで勝てなかった事がよほどショックだったのか、インタビューを受けずに先に控室へ退散。
結局はライコネンのナイスアシストによりベッテルが優勝という構図。しかしハミルトンのあきらめない追い上げは素晴らしかった。ファンには十分に伝わっただろう。
トロロッソホンダはガスリーが我慢のレースを展開、最後は接触しながら強引にぺレスを抜いて10位。審議結果はまだ出ていないが11位になるよりは多少グレーでも10位を狙ったその走りを評価したい。
※ガスリーは結局5秒加算ペナルティで13位になっているが、ちょっと接触してペレスの体勢を崩した事は、先のオーストリアGPでフェルスタッペンがライコネンにもやってるよねぇ、あれよりは少しだけ深いけどね・・。
終盤のSCのきっかけを作ったエリクソン、グロージャン。起こすべく人が起こしたって印象ですね。エリクソンは単独だからまだ許せるけど、グロージャンはねぇ・・。
先に4勝目を達成したフェラーリだが、メルセデスとの差はほとんどない!本当に今年のフェラーリは頼もしい、この高速度高負荷サーキットでの走りは期待以上の結果だった。
いつも似たような結果になる鈴鹿も面白い事になりそうだ。
夏休みまであと2戦、ホッケンハイムとハンガロリンクはスピードレンジが下がる、レッドブルの追い上げに期待しよう。
ボッタス、せめてライコネンは抑えてほしかったですね
集中が切れたのかタイヤが終わったのか…
グロージャンと絡んだサインツはちょっと閉め過ぎちゃいましたね
見てる方はハラハラドキドキで楽しめましたが、チームよっては笑えないイギリスGPでした。
最近1周目をクリーンに終えるレースが殆ど有りません。シーズン終盤でタイトル争いや来期のシート争いの時期に多少の無理は理解出来るのですが、とても地球上で選ばれた20名のレースとは思えません。ドライビング技術の事ではなく、F1ドライバーとしての品格みたいなものが感じられないドライバーがいるのが残念です。
レースは予想通り高い路温でスタートしましたがタイヤトラブルで苦しむチームも無く、再舗装された影響で意外とデグラが少なかったのかもしれません。
ほろ苦いベッテルの優勝でしたが、ガスリーも審議中とはいえ暫定10位で久しぶりに楽しめたレースでした。
少し気になったのがどこかのインタビューに答えたガスリーのHONDA批判です。「シャシーには満足しているがエンジンのせいでストレートで0.9秒失っている」発言は看過できません。昨年も誰かさんの口から散々同じ事を聞かされましたが、結局シャシーも遅かった。ストレートスピードの要素はPUだけじゃない事位は素人のF1オタクでも分かる事です。
今のトロロッソはドラッグ覚悟でダウンフォース重視のセッティングにしたが、思い通りにダウンフォースが増えていないので出口の速度も伸びずトラクションもかからないから最高速も伸びない。シルバーストンのFINISH LINEの速度がトップと10Kも離されているのがその証拠だと思います。本当にシャシーが良くてドライバーも良ければ、Sector2でTopと1秒も離されたりしないのでは?
この記事がガスリーのコメントを正しく伝えているのかは分かりませんが、仮にもし本当にHONDAのパフォーマンスが劣っていたとしても言わなくていい事だと思います、少しガッカリしました。
確かに最近のFirst lapのクラッシュ率は妙に高い気がするのは同意。とは言え、品格云々はさすがに論理飛躍し過ぎ。昔も今もGentlemanも居ればCrazy guyも居るワケで、単に回顧妄想でしょ。
あと、ガスリーの件も必ず叩く奴が出てくると思ったが案の定。
高速コースの直線で差を付けられればエンジンに文句を言いたくなるのは当たり前だし、ガスリーは単なるいい子ちゃんじゃなく野心に燃える若手ドライバーなんだから、これぐらい言ってHondaを焚き付けでもらわないと困る。
しかし少しでも批判するとすぐ敵認定して叩きまくる最近の日本のネットの風潮はいかがなものか。精神年齢が低い奴が多いね。
荒れたレースになって、終盤はトップ争い、中団争い共に目の離せない展開になりました。上位陣が自滅したこともあり、ガスリーは10位入賞!…と思われたが、5秒タイムペナルティで13位に降格…。
あれくらいの接触でペナルティ課されたらますますオーバーテイクが少なくなって面白くなくなると思うのだが…。
レッドブル勢もルノーはパワーが無いと言ってますし、そのルノーに追いつけ追い越せなホンダもパワーが無いのは明らかです。
ハートレーはエンジンに不満を言える状況ではないから言ってないだけでしょう。
ガスリーのペナルティは厳しいなあと思いましたが、どうなんでしょう?一切の接触行為を禁止ということならそれはそれでいいんですが、こっちはOK、こっちはOUTっていうのはちょっとどうかな、と思います
あれが中盤だったらお咎め無しだったかも、終盤で注目度が高い時でしたからね。
スチュワード次第なんで、裁定のブレは仕方がない。F1の中でも人間味がでる醍醐味だと思うようにしてます(・・;)
戦前から予想されていましたがトロロッソについては残念な結果になってしまいました。パワーサーキットではやっぱり厳しいですよね。
以前から一つ疑問に思っているのが、この数戦トロロッソ・ホンダは金曜日に、【マイレージに達していない】という理由で旧スペックのPUで走らせていますが、その分新PUのサーキットでの実走データは減る訳で、この事で今後の開発が遅れるということはないのでしょうか。PUの問題点を洗い出すのも遅れると思いますが・・。
確かにグリッドペナルティは痛いですが、来シーズンからレッドブルと組むことが決まったのだし、目先のグリッド、ポイントより最終戦までに明らかにルノーより上回っていることを証明することの方が大切だと思います。
これには私も?です。
パワー特性辺りも多少変わる、ブレーキングポイントも変わる、金曜日から本番用で行った方が、今のドライバー達にはいいと感じますね。
夏休み明け以降に投入されるスペック3に全力投球中なのかもしれない。
ドラッグダウンフォースをパワーでねじ伏せる事が必須なサーキットでは仕方がない事。争うライバル勢がトップパワーユニットですからガスリーは頑張った方でしょう。
若いドライバーがマシンやエンジンに文句を言うのは、お門違いだとは思うが、時代の流れでしょうね。情報を求めるマスコミや我々のせいでもあります。
その昔セナやベルガーがパワーが無いってホンダV12を焚きつけた時は、追い抜ける実力があって信頼もあったからこそ、今の状況とは違うんだよね〜。
ホンダにはハングリー精神が有ると思うから、まだまだこれからですよ。
ガスリーがエンジン批判と言っているけど
記事を読むと既存のコメントをこねくり回したり、整合性が無かったりするから信憑性に欠けるんですよね
メルセデスやフェラーリと較べて遅いということは言っているけど、それも既に分かっていることだし・・:・
おそらくトロロッソ・ホンダが低迷しているのを見計らって飛ばし記事で売ろうとしているのでしょう。
そういう記事に感情面で反応するのはメディアの思惑通りなんですよね。
メディアに踊らされない為には、より多くの情報を集めるしか無いでしょう
そうですね〜^_^!へたな翻訳記事は鵜呑みにはできないですね。
最近時間がなくて、発信元探しができなくて申し訳ないです。ガスリー推しなフランスとかフェルスタッペン推しなオランダ辺りは注意です。
トロロッソの公式HPや、チームに近いサイトで紹介されているドライバーズコメントにも、一部サイトで書かれている、ザウバーやフォースインディア、或いはコンマ9秒以上ストレートで遅いなんて言う文言はありませんでしたね
ストレートでタイムを若干失っているとはありましたが、完全な批判では無く分かっていた事と捉える方が自然な解釈でした
匿名さんが仰る通り、ドライバーの発言に、メディアが去年迄のマクラーレンの発言をくっつけて大分歪曲して報道しているのだと思います
国内外の有名な情報サイトだけでなく、チームやそれに近いメディアのサイトをチェックして見ると、結構違った事が書かれているのも面白いところですね
F1の記事はメディアだけを鵜呑みにしてはいけないのは、昨年迄のマクラーレンでも散々に思い知らされて来た事でしたし( ̄▽ ̄;)
荒れたレースで、見ている側からすれば面白かったですが、チームとしては悲喜交々だったでしょうね
ハートレーは、本当に厄祓いして貰った方がいいんじゃないかってくらいにツキから見放されていますね
FP3はサスペンショントラブル、決勝ではPUの組み付け不具合で1周リタイア
ハートレー自身のミスは別としても、不運なインシデントやトラブルはガスリーよりハートレーに多い気がします
ガスリーは荒れたレースで頑張ったんですけどねぇ
接触の後のオーバーテイク時に押し出したペレスを押し出した様に見えてしまったなのが結果的に接触が原因でペレスのマシンへのダメージがあったと見られたんですかね
接触時にパーツ飛ばしていたのはガスリー車の方な様に見えたのですが
ガスリーのホンダ批判と取れるコメントは額面通りに捉えない方が良い自分も思います
ここ数戦思った様な結果が出ていない事と、予選や決勝直後だとドライバーは感情的になっているでしょうし、結果が出ない戦いが数戦続くと、メディアは大事が起こっている様に記事を誇張して書きたがりますからね
逆にちょっと結果が出始めると、掌返しで賞賛の記事が続くザウバーが、メディアの如何に表面的だけの取材かの好例だと思います
ホンダのパワーがまだ劣っているのも、この3戦連戦不利が続くと言うのも、ファンやメディア以上にドライバーやチームがわかっていた事でしょうしね
我々ファンとしては、メディアの記事、特に海外メディアからのリリースは和訳の仕方で捉え方が大分変わるので、その辺りも注意深く見る必要がありますねw
メディアからのリリースと、チームやドライバーのツイートでは全く逆の事を書いている事もありますし( ̄▽ ̄;)
この3連戦はトロロッソホンダはリソース不足を露呈した。
一言で言えばこんな感じかな(・・;)
新しいブレーキダクト関連は何かしらの製造ミスで壊れ、油圧関連も壊れets
空力効果もシミュレーション不足だしね。
生みの苦しみを取るか?安定性を取るか?
先ずは後者だと思う。身の丈に合った事をしてほしい。
ハートレーはツイてないですね。
でも毎回のようにPUを載せ換えているのであれば、いっその事スペック2.2や2.5など(マクラーレン時代のように)小刻みに耐久性を試したい技術を導入して、本当に走る耐久実験室化した方がよいのでは?。グリッド降格もさほど影響がなさそうですし。
シャーシもこれほどセッティングに悩まさられる出来なのなら、いっその事PUをスペック3にする辺りでレッドブルのRB14改(要は来年度のレッドブル・ホンダが使用するシャーシのプロトタイプ)をレッドブルからトロ・ロッソに(ハースのよう)に売ってもらった形にして耐久実験すれば、レッドブルも来年度に向けてデータが取れて助かるだろうし、セッティングのノウハウはレッドブルから協力してもらえて、今よりは速く走れるでしょうから…ドライバー(ガスリー)的にも良いと思うのですが。
管理人様
未だ、トロロッソ1周目の呪いが解けません
今回はなーんの接触も無いのにやっぱり
1周目でハート様が居なくなりました(汗)
これは技術ウンヌンではなく、もう「お払い」の領域だと
思うのですが・・・
しかしハミルトンの追い上げはまるでGT300をかき分ける
GT500のようでしたね
あんなペースで走れて、燃料も持って、タイヤも一回しか
変えなくて良いって、ある意味すごすぎて興ざめでした。
F1マシンってあんなに差があるのでしょうかねぇ・・・・
え!?接触してないのにOUT IN LAP のみなハートレー。
確かに1周目で消えてますね。
これはクビアトのクビクビ生霊が悪さを・・失敬;;
ハミルトンの気迫に避けてしまったドライバーがいっぱい・・。
メルセデス、レッドブル、フェラーリは年間予算500憶円ぐらい、ルノー300億円、他は200憶円以下ですから順当ですよ(笑)
SCが入らなければハミルトンは5位もしくはリカルドにやられて6位だったでしょう。