マレーシアGPの結果ではトロロッソ2台の後ろでレッドブル2台がフィニッシュするという番狂わせがおきた。
トロロッソはレッドブルがスポンサードしているチームで実質的にジュニアチームみたいなものだ。その2台の方が速かったとなってはレッドブルとしては頭の痛い話だろう。
レッドブルがトロロッソに負けた理由は?
予選のセミウェットでトリッキーなコース状態ではレッドブルの方が速かった。
低ミューの路面状況ではレッドブルの方が上だという事実からダウンフォースレベルはレッドブルの方が上だろう。
気温30℃以上、路面温度60℃以上となった決勝ではレッドブルの方がタイヤが保たない事がわかった。
しかしこの事実はレッドブルだけでは無い。フェラーリ以外のマシンはやはりタイアデグラデーションに苦労していたと言わざるをえない。
しかしトロロッソよりタイヤ摩耗が激しかったのが今回のレッドブルだった。
レッドブルはマシンの大幅な改良が裏目にでているのか?
今までのレッドブルマシンのノーズはロングノーズで前方に突き出ていていかにも空気を切り裂くシャープなイメージ。
今年はいままでにないショートノーズコンセプトを採用してきた。
ニューエイ先生のデザインでは初の試みです。この空力デザインを活かせていないのではないでしょうか?
このコンセプトは昨年からメルセデスが採用していて、今年さらなる飛躍をしてきた。
それに追従するかのようにレッドブルが今年採用している。
現在のレギュレーションではニューエイ先生の発想よりも地道な研究の方が結果がでていると言わざるを得ないが、今後の圧倒的な開発力で追い上げてほしいですね。
トロロッソの若い二人のドライバーはとにかく元気だ。
サインツは2戦連続結果を出し、今回はフェルスタッペンがF1最年少ポイント獲得記録を更新した。この若さとエネルギッシュさがトロロッソに力を与えている。
マシンのポテンシャルをも越えそうなこの二人の力は今後も大注目だ!