FP3までの勢力図は団子状態です。
フェラーリが一歩抜け出しているかのように感じますが、レッドブルがミディアムでしかまともにアタック出来ていないのでわかりません。
さぁ、ヨーロッパラウンドの幕開け、誰が最速の称号を勝ち取るのか?
エミリア・ロマーニャGP予選レポート
天候は晴れ、気温24℃、路面温度43℃で予選はスタートしました。
Q1
序盤、オコン16.6がトップです。
ルクレール16.4、ハミルトン16.7でオコンより遅い。
フェルスタッペン16.0、ピアストリ15.9でトップを奪うがマシンが跳ねまくる硬いセットです。
アルボンは大きくコースアウト。
アロンソは直ったマシンでコースインしましたが、コースアウトしてタイムアップ出来ず。
残り時間無くなる寸前にヒュルケンベルグ15.8でトップタイム
凄いトラックエボリューションです。
角田15.8、4番手タイムでQ1クリアです。
※サージェントのタイムはトラックリミットで取り消されました。(20番手)
Q2
メルセデス2台が早めのコースイン、ハミルトン16.1、ラッセル16.2です。
フェルスタッペン15.3、ペレス15.8でレッドブルが1,2体制へ
ルクレール15.328、角田15.358で驚きの2番手です。
ヒュルケンベルグが15.5で6番手、サインツは15.5で6番手を獲る。
フェルスタッペン15.1でトップタイム
ペレスはミスして11位敗退
Q3
フェルスタッペン14.8、ノリス14.9、ルクレール15.0、ピアストリ15.1、サインツ15.3、ラッセル15.3となったトップ6です。
角田は15.4で7番手です。
残り3分、最後のアタックへ向けて全台新品ソフトでコースインしています。
ヒュルケンベルグ、リカルド、サインツ、ルクレール、角田、ラッセル、ハミルトン、フェルスタッペン、ノリス、ピアストリの順でアタックに入ります。
フェラーリが伸びない、角田はタイム更新出来ず。
フェルスタッペン14.746でトップタイム更新
ノリスが14.837で2番手!
ピアストリが14.820で2番手に飛び込む!!
エミリア・ロマーニャGP予選結果
まとめ
フェルスタッペンがポールポジション!
ラップの入りメインストレートでヒュルケンベルグのトウをとらえセクター1で大きくタイムアップ、0.1秒は稼いでいます。
ヒュルケンベルグが居なければピアストリがポールだったかもしれません。
C5やC4のソフトタイヤでは差が無くなる、良い傾向です。
マクラーレンは、マシンアップデートを理解して速く走れる良いドライバーを二人揃えていて、本当に良いですね。
対してレッドブルとフェラーリは、セットの好き嫌いが別れるドライバーコンビです。
ペレスはFPで上手く走れないと予選もダメな事が多い、アップデートに付いて行けない事も多いです。
驚きはRBの角田の速さでした。
ホームコースであり一番走り込んでいるサーキット、そこにマシンセットアップが決まり、全てが良い方に向いている。
リカルドも0.2秒差に居る事からも、マシンの優位性があっての事でしょう。
決勝レースも期待できる強さです。
地元フェラーリはQ3で奮わなかったけど、しっかりとしたレースペースを持っています。
ダウンフォースと言う面ではレッドブルやマクラーレンよりありC3タイヤで速いペースがあるでしょう。
コースアウト=グラベルトラップ、イモラは本当に何が起こるかわかりません。
ツノちゃんVCARBは、Q3の伸びしろがいつも少ないのが気になりますね、Q2で限界ギリギリなんだろうか
トップチームのマシンは空力レベルが高いので混走状態の乱流下では本来の力を発揮できない事が多いです。
特に冷却系の詰めが高いレベルにあります。
中団から下位チームは冷却系に余裕があり、その分空力損失が多いです。
Q3で大きなゲインがあるのは、そういった理由とタイヤの熱管理が容易になるからです。
神解説。なるほど。
メルセデスが4列目以降でスタートすると遅いのは、乱流下での走行を主眼にしていないからとも言えます。
前の方でスタートすると、前の方でレースしています。
予選が下手くそでオーバーテイクが下手くそなペレスが上がってこれない理由でもあります。
フェルタッペンが追いついたら一気に勝負するのは、乱流下にいたら同じ目に合うからです。
予選の結果だけからではレース展開が読めないと思いますが、
レッドブル、マクラーレン、フェラーリの三つ巴になるでしょうか?
レッドブルのロングランペースがどれくらいなのか不明
角田君もどこまで行けるか注目です
レッドブルのレースペースは予想できないですね。
金⇒土で最高速約10km/h増える、リアウィングセット変更しています。
アストンマーチンは、今回はアップデートでの調整途中にアロンソがクラッシュしてしまって、マシンも完全には修復出来て無い事が大きいように感じますが、昨年までのようや元気が無いのは何故でしょうか?
個人的には、メルセデス製パーツが足を引っ張ってるのでは?と感じます。
サーキット特性や路面温度で凄く差が出てしまってる傾向がメルセデスと同じなんですよね。
ギアボックスの形状(サスペンションアーム取付位置含め)
リア周りの空力に多大な影響を与えます。
プッシュロッドだけど変な角度でロッカーを回す、サスペンションに素直な動きが無いように思えるものです。
ですよね~
やっぱり何かおかしい。
メルセデスは開発陣の向いてる方向がズレたままなんですかね。
来年も今年のギアボックスなんですかね?
前回同様にホモロゲーションされていて。
変えられるなら2026年に向けても含めて内製にチャレンジして欲しいです。
ボックス自体は変更可能ですが、予算的に厳しくなります。多分同じになるでしょう。
横から失礼します。
同じメルセデスPUカスタマーのウィリアムズがメルセデスの新型ギヤボックス(プッシュロッド式サスペンション対応)では無く旧型ギヤボックス(プルロッド式サスペンション対応)を選択した事と関係しているわけでは無いですが、
新型に変更するリスク影響が悪い方向に出た感じですね。
かと言ってウィリアムズと同じ旧型に戻して引き返すような真似も出来ない?
やはり現行レギュレーションがスタートした2022年からフロントにプルロッド式とリヤにプッシュロッド式のサスペンション組み合わせを採用してきたレッドブルやマクラーレンとの格差は大きい。
いっその事メルセデスもアストンマーチンもマクラーレンに頭を下げて同じギヤボックスケーシングを使わせて貰うようにすれば(もちろん有償ですが)
使わせて貰ったとしても使いこなせなければ意味無いですが?
インボードサスの搭載位置が一番重要なポイント
ギアボックス後方下側を小さくできる位置にある事が求められます。