気温が低いアルバートパーク、雨も降りそうな天気です。
低い路面温度でプラクティスではグリップ不足に陥っています。
タイム差がかなり縮まったように感じるコース特性、予選も気温が鍵になるでしょう。
オーストラリアGP予選レポート
天候は曇り、気温15℃、路面温度21℃で予選はスタートしました。
Q1
各車アウトラップを多くするために早めにコースイン。
マグヌッセン19.3、ノリス19.5で最初の計測が始まりました。
ペレスがコースアウトしてグラベルトラップにはまりノータイムで予選終了。
残り11分から再開
フェルスタッペンが18.0、アルボンが18.1
アロンソが17.8、フェルスタッペンが17.4、ストロール18.0、ラッセル18.0、ハミルトン18.1
連続アタック合戦が凄い事になっています。
アルボン17.9、サインツ18.0、ルクレール18.2、角田18.4、デブリース18.4
15位カットラインは18.5ぐらいです。
ピアストリは18.5で16番手
アルファタウリが2台そろってQ1突破です。
Q2
路面温度は24℃になっています。
アロンソはアウトラップすぐにアタックに入り17.681、ストロールは17.616でトップタイム
2ラップウォームアップ勢が良い感じのセクタータイムでくる。
ルクレールが17.5、フェルスタッペンが17.2でトップタイムを塗り替える。
アロンソが17.2で2番手、ヒュルケンベルグ17.6で6番手
時間ギリギリのアタック
ヒュルケンベルグ17.4で3番手、ガスリー17.5で5番手
フェラーリ2台、メルセデス2台もタイムアップして上位に食い込む。
Q3
雨予報があるため開始直ぐにコースインしています。
フェルスタッペン17.2、ハミルトン17.2、アロンソ17.3、ラッセル17.3、サインツ17.4となった1回目のトップ5です。
2回目のアタック
ラッセル16.9、ハミルトン17.1、アロンソ17.1、フェルスタッペンが16.7でトップタイム。
フェラーリはリアの安定感は大きく増したが今一歩速さが足りない。
アルボンがQ1から素晴らしい走り、8番手で予選を終えています。
オーストラリアGP予選結果
POS | NO | DRIVER | CAR | Q1 | Q2 | Q3 | GAP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | Max Verstappen | RED BULL RACING HONDA RBPT | 1:17.384 | 1:17.056 | 1:16.732 | |
2 | 63 | George Russell | MERCEDES | 1:17.654 | 1:17.513 | 1:16.968 | 0.236 |
3 | 44 | Lewis Hamilton | MERCEDES | 1:17.689 | 1:17.551 | 1:17.104 | 0.372 |
4 | 14 | Fernando Alonso | ASTON MARTIN ARAMCO MERCEDES | 1:17.832 | 1:17.283 | 1:17.139 | 0.407 |
5 | 55 | Carlos Sainz | FERRARI | 1:17.928 | 1:17.349 | 1:17.270 | 0.538 |
6 | 18 | Lance Stroll | ASTON MARTIN ARAMCO MERCEDES | 1:17.873 | 1:17.616 | 1:17.308 | 0.576 |
7 | 16 | Charles Leclerc | FERRARI | 1:18.218 | 1:17.390 | 1:17.369 | 0.637 |
8 | 23 | Alexander Albon | WILLIAMS MERCEDES | 1:17.962 | 1:17.761 | 1:17.609 | 0.877 |
9 | 10 | Pierre Gasly | ALPINE RENAULT | 1:18.312 | 1:17.574 | 1:17.675 | 0.943 |
10 | 27 | Nico Hulkenberg | HAAS FERRARI | 1:18.029 | 1:17.412 | 1:17.735 | 1.003 |
11 | 31 | Esteban Ocon | ALPINE RENAULT | 1:17.770 | 1:17.768 | ||
12 | 22 | Yuki Tsunoda | ALPHATAURI HONDA RBPT | 1:18.471 | 1:18.099 | ||
13 | 4 | Lando Norris | MCLAREN MERCEDES | 1:18.243 | 1:18.119 | ||
14 | 20 | Kevin Magnussen | HAAS FERRARI | 1:18.159 | 1:18.129 | ||
15 | 21 | Nyck De Vries | ALPHATAURI HONDA RBPT | 1:18.450 | 1:18.335 | ||
16 | 81 | Oscar Piastri | MCLAREN MERCEDES | 1:18.517 | |||
17 | 24 | Zhou Guanyu | ALFA ROMEO FERRARI | 1:18.540 | |||
18 | 2 | Logan Sargeant | WILLIAMS MERCEDES | 1:18.557 | |||
19 | 77 | Valtteri Bottas | ALFA ROMEO FERRARI | 1:18.714 | |||
RT | 11 | Sergio Perez | RED BULL RACING HONDA RBPT |
まとめ
昨年から全開区間が増えたアルバートパークはストレートが速い方がタイムが出やすい。
フェルスタッペンは順調にタイムアップを重ねてポールポジションを獲得しています。
メルセデスはジェッダと同じくストレートに振ったウィングセッティングで0.2秒差の2番手と0.3秒差の3番手となった。
ローダウンフォースセッティングでは、低速ターンでそれほど大きな差がつかない状況となっています。
ペレスはターン3でFPからフロントタイヤをロックさせていたが、予選でも同じミスをしてしまいコースアウト、まさかのノータイム最後尾スタートです。
ES,CEを既に2基目入れているのでここで3基目のストックを作ればいいだろう。
決勝レースでどこまで上がってこれるか?最低でも4位ぐらいは目指したい。
アストンは金曜からずっと重めのリアウィングを使っており、路面温度が少し上がった事でターンでのアドバンテージが薄れてしまった。
安定性とタイヤマネージメントで3戦連続表彰台となるか?!
フェラーリはやはりセクター2でのバウンシングが目立った。
ストレートスピードと高速シケインへのアプローチではハンデとなる、DRSの開けられないレースではバウンスが激しくなり圧倒的に不利なマシンです。
アルファタウリは角田が12番手、アップデートフロアではないのにこの結果は脅威的です。
まさかの3連続11位は無いだろう・・・ポイント獲得へ向けて気迫の走りに期待しましょう。
雨が降るのか?降らないのか?
コースアウトやクラッシュによるセーフティカータイミング、フェルスタッペンの逃げ切りレースとはならない気がしています。
チェコのブレーキ問題はブレーキバランスがかなり前方に移動してしまう問題だったようです。PF3からでしたが、これはもしかしてチームの陰謀?と考えてしまいましたw。
レースはラッセルがハミルトンの前で終えたら、これから先『世代交代か?』と話題が絶えなくなるかもと思うとこれからの展開と共に明日のレースが楽しみです。
2021年アゼルバイジャンのリスタートでハミルトンが設定忘れた
「ブレーキマジックボタン」を思い出しました。
気温が低いので温めようとバランスを前寄りにしたのかも知れませんね。
いつも楽しく拝見させて頂いています。一つ気になったのですが、角田のフロアはFP1で壊して旧式に戻して土曜日も旧式の物だったのでしょうか?またデフリースのフロアはアプグレ後の物で予選に挑んだのでしょうか?調べたりないのか日系サイトを見ても書いていないので教えていただけると助かります
角田はフェンスの所が波打って無いバージョンの旧型フロアです。
デフリースは新型でした、まぁあれです、差は無いかむしろ外れかもしれない。
去年もアルファタウリはアップデート機能させるのに2・3戦かかってたような・・・
短いフェンスは大変なんですよね。
短いと言う事は圧力変化の時間も短い訳で、強弱が激しいので車高調整も大変です。
今年もフェンスの形は変わってないようですし、レッドブルやアストンみたくロング化しないとならない。
決勝が待ち遠しいですが、
出来ればメルセデス1ー3体制(ハミルトン、ラッセルのどちらがトップでも構わない)となってマックスが挟まれる(2番手)と言う状況でレース展開される事を期待しています。
更に欲を言えば4番手にアロンソが陣取って前の3人の様子を見ながら虎視眈々と機会を伺う?
最下位スタートとなるペレスが自力で、どこまで挽回するかも注目しています(表彰台の一角まで上がれば凄いです)