毎年シルバーストンには多くのアップデートが投入されます。

イギリスを拠点としているチームが多く、パーツを持ち込みやすいなどの理由があります。

レッドブルの牙城を崩すのは簡単では無いけれど、全勝阻止に向けてライバルチームの意地を見たいところです。

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イギリスGP予選レポート

天候は曇り時々雨、気温21℃、路面温度22℃で予選はスタートしました。

Q1

路面が所々濡れているためソフトとインターが入り混じるコースインになっています。

インター勢は直ぐにピットインしてソフトへ交換。

 

ハミルトンはアタックラップでいきなりスピンしました。

路面がどんどん改善されてタイムが上がっていきます。

 

残り8分、フェルスタッペン30.7、アロンソ30.7、ラッセル31.4、ストロール31.5、ピアストリ31.6、角田31.7

残り6分、小雨が降り始めました。

ルクレール31.0で3番手、ハミルトン31.2で4番手、サインツは31.1で4番手に食い込む。

 

残り3分11秒、マグヌッセンがストップして赤旗

雨は弱まっています。14番手ペレスは先頭でピットレーンに並んでいます。

 

フェルスタッペンはピットアウトでフロントウィングをウォールに当てて壊しました。

 

再開、全員がアタックに向かいました。

ハミルトンがピットレーン走行で遅延、後ろのフェルスタッペンはコースイン後にブロックするハミルトンとバトルして抜いています。

 

目まぐるしくトップタイムが入れ替わる、最初にアタックしたペレスは16位でQ1落ちです。

ボッタスはギアトラブルで停止しています。

Q2

全車直ぐにソフトでコースインしました。

雨が降る降らない情報が錯綜しています。

ノリス29.4、ガスリー29.4、フェルスタッペン29.5、ピアストリ29.5、サインツ29.5、オコン29.6となったトップ6です。

 

日が差して路面が乾きラバーインしています。

アロンソ29.0、アルボン29.1、ルクレール29.4、サインツ29.3

 

新品ソフトを入れる各車、ノリス28.0でトップへ

ルクレール28.3、サインツ28.2、アルボン28.0で2番手、フェルスタッペン27.7でトップタイム!

ピアストリ27.8で2番手

Q3

DRSがやっと解禁、完全な新品ソフトはフェルスタッペンだけです。

1回目のアタック、フェルスタッペン27.0、ハミルトン27.7、ピアストリ27.7、ルクレール27.7、サインツ27.8、アロンソ27.8、アルボン27.9、ガスリー28.0、ラッセル28.1、ノリス28.4

 

最終アタック、全車新品ソフトでコースイン

 

ルクレールが27.136、サインツ27.148、フェラーリはフェルスタッペンのタイムを超えられない。

 

ノリスが26.961でトップへ!

フェルスタッペンが26.720でトップタイム更新!!

ピアストリが27.092で3番手に飛び込んだ!!!

イギリスGP予選結果

まとめ

フェルスタッペンが限界アタックで0.2秒差をつけてポールポジション!

タイヤ構造が多少変わろうが関係無い、圧倒的な安定度で速いドライビングを披露した。

久しぶりに熱い!面白い!最速ラップをかけた激闘の予選でした。

 

マクラーレンが速い!

前戦オーストリアから入れた大型アップデート、今回はフロントウィングを変更した。

マシン全体の空力が改善、一気に効率が上がった。

 

ノリスが速いのは当たり前だとして、ピアストリも速かった。

2,3グリッド獲得は快挙だ!

 

ストレートライン最速のフェラーリ2台は、もう一歩の速さが無かった。

安定性は上がっているがルクレールをもってしても0.4秒も遅れた。

 

 

メルセデスはノーズ先端を下げた、今回負けたマシンの全ては1枚目と2枚目&ノーズが離れたデザインを採用している。

ノーズ下の流れはF1マシンの肝と言える部分、流れの停滞はドラッグとなるしフロアへ導く流れにも影響する。

高速度高負荷領域ではそれらが顕著に表れる。

 

 

金曜日から速かったウィリアムズは実力で8番グリッドを獲得、アルボンは名手と言えるドライバーに成長している。

アストンはドラッグがどうにもならないようだ、かなり薄いウィングを使って低速ターンが遅い、高速サーキットは今後も課題になるだろう。

 

 

コンディションが目まぐるしく変わる予選、瞬発力のある若手がグリッド上位を占めている。

世代交代は確実に起こっている。

 

雨がらみのレースは今後も増えると思われます。
 
トリッキーなコンディションに反応出来ないドライバーは今後シートを失うだろう、だろう、だろう・・・