
夏休み明け3連戦の初戦となるベルギーGP決勝レースです。
オーバーテイクが容易なため、予想通りPUペナルティ消化試合となっています。
角田は予選終了後に5基目投入でピットレーンスタートを選択、これでペナルティを受けるドライバーは計8人となりました。
後方から上がってくるフェルスタッペンとルクレールは何処まで挽回できるのか?
気温が上がり路面温度は一気に35℃超え、タイヤ戦略は大きく変化します。
スタート順とタイヤ
ピットインロスタイムは約19秒です。
ベルギーGP決勝レポート
レコノサンスラップでトラブルがあったガスリーはピットレーンスタートになっています。
天候は晴れ、路面はドライ、気温22℃、路面温度36℃でスタートしました。
スタート:サインツがホールショット、ペレスが大きく遅れる。

ケメルストレートエンドのターン5,6,7でアロンソとハミルトンが接触、ハミルトンは何かが壊れ停止。

Lap2:ラティフィがスピンしてボッタスがもらい事故でグラベルにはまりリタイア、SCになっています。
Lap4:ルクレールはタイヤにトラブルが発生してミディアムへ
Lap4順位(SC中)
Lap5:レース再開、サインツ、ペレス、アロンソが続く、フェルスタッペンがアルボンをパスして7位、リカルドもパスして6位
Lap6:アルボンはリカルドをパスして7位
Lap7:フェルスタッペンはベッテルをパスして5位、アロンソもパスして4位
7位アルボン以下がトレイン状態、16位のルクレールは身動きが取れない状態です。
Lap8:フェルスタッペンはラッセルをパスして3位
Lap9:ルクレールはガスリーと角田をパスして14位
Lap12:サインツはミディアムへ6位、フェルスタッペンはペレスをパスして1位
はえ~よマックス、もう1位になっちゃったよ。
Lap13:ラッセルはミディアムへ6位、リカルドはハードへ15位、オコンはハードへ16位
Lap15:ペレスはミディアムへ3位
Lap16:フェルスタッペンはミディアムへ2位
Lap16終了時点
タイヤ交換したフェルスタッペンは一気にサインツとの差を詰める。
Lap18:フェルスタッペンはサインツをパスして1位

圧倒的なマックスに笑うしかないな。
Lap19:角田はミディアムへ16位
Lap20:フェルスタッペンとサインツの差はもう5秒、ペレスがサインツに追いつきました。
Lap21:ペレスはサインツをパスして2位
フェラーリはタイヤがもたない・・。
9位アルボン、10位リカルド、11位ストロールが延々とトレインバトル、ウィリアムズのストレートスピードは脅威です。
Lap26:サインツはハードへ4位、ルクレールはミディアムへ7位、アロンソはハードへ13位
Lap27:アルボンはミディアムへ16位、ストロールはハードへ18位
Lap28:ペレスはハードへ3位、アロンソはノリスをパスして9位
Lap29:ルクレールはオコンをパスして6位
Lap30:ラッセルはハードへ4位、ノリスはミディアムへ15位
Lap31:フェルスタッペンはミディアムへ1位
Lap33終了時点(Top4)
Lap33:オコンとリカルドがミディアムへ
Lap34:べッテルはミディアムへ8位
Lap35:ベッテル、ガスリー、オコンが3ワイドバトル!
オコンは7位、ベッテルは8位、ガスリーは9位になっています。

Lap38:ノリスはジョウをパスして12位
10位アルボン以下、ストロール、ノリス、ジョウ、角田、リカルドのトレインバトルになっています。
ラッセルはサインツに2秒まで迫っていますが、サインツもペースを上げたようです。
Lap42:角田はジョウをパスして13位
Lap43:ジョウは角田をパスして13位、ルクレールはソフトへ交換しましたが6位へポジションダウン。
Lap44:ルクレールはアロンソをパスして5位、角田はジョウをパスして13位
ルクレールはファーステストを取れませんでした。
Lap44終了:フェルスタッペンがトップでチェッカーを受けました。
ルクレールは最後のピットでピットレーンスピード違反があり5秒加算され6位になっています。
ベルギーGP決勝結果
まとめ
フェルスタッペンが予選から見せた速さを決勝でも維持、一人異次元の走りで13ポジションアップ、2位ペレスに17秒差をつけるぶっちぎりの優勝でした。

ちょっと本気で走れば、他より1秒速いラップタイムで走れるフェルスタッペン、これでは誰も太刀打ちできませんね。
同じマシンを駆るペレスが空気でした。
フェラーリはサインツのタイヤがもたない、ルクレールは序盤のピットストップでチャンス無し。
終いには、ファーステスト狙いのピットでアロンソに前に出られてタイヤのウォームアップが出来ず、オーバーテイクでタイムロス、ピットレーンスピード違反。
リスクすぎる挑戦で、ポジションダウンしてまった・・・はぁ~。
夏休みが明けてもフェラーリのピットは相変わらずです。
中団グループは基本的にロードラッグマシンがポイントを獲得。
アルボンは10位スタートから10位フィニッシュを成し遂げました。
一番のストレートスピードを武器に、ペースで勝る後続を抑え切った走りはお見事でした。
ガスリーは早めにハードへ交換したことが功を奏した。
角田は昨日の状態から考えれば上出来でしょう、出来ればミディアムスタートだったら面白かったかもしれない。
序盤の2.5周のSCが柔らかい方のタイヤライフを助けていた。
ベルギーから導入されたプランクやバウンシングの規制は、レッドブルの速さを全く奪わず、フェラーリとメルセデスの速さを奪ったかもしれない。
オランダ、イタリアではっきりすると思うけど、コース特性の差にしては大きすぎる気がしています。
例の9月1日期限の新型ESやCE、MGU-Kは今回投入されたんでしょうかね?ペレスとの差も大きすぎる気がするし、 マックスはマシンも決まってる上にパワーがダントツに高かった印象です。
アップデートされたものでは無いらしいです。
全てが新品になってパワーがあったのは確かな事でしょう。
ペレスは未だにESが1基目でバッテリーの効率が落ちているはず、なぜ2基目を入れないのか?
アップデートを待っている可能性が高い、今年中に実戦テストはしたいでしょう。
スパイシーなエンジンだったわけですね。
しかし表彰台にHRCの山法師みたいな人が乗ってたし、ホーナーもHRC に感謝を述べてたみたいだし、この手放しの喜びようはホンダが何かやってくれたのかなあと。
初期のパワーが無かった時代に此処ではえらく苦労したみたいだから、スパ用のPUセッティングの引き出しが多量にあるのかもしれませんね。
今年はCB2を失っているので、コンプレッサーに無駄な仕事をさせないようにHの制御が難しくなっているはず、そういう面を含めてもデプロイ切れが無い事は称賛できる。
ルクレールの序盤のピットインは捨てバイザーが引っ掛かった事が原因のようです。
そのせいでタイヤの速度センサーに異常があり、ピットレーン速度違反の原因になったらしい。
その捨てバイザーはフェルスタッペンのものだ。
と、ビノットが申しております。
全てフェルスタッペンの捨てバイザーのせいだ!と言わんばかりに(汗)
ビノットは相変わらずです(笑)
角田はタイヤ交換でミスがあり、10秒くらいロスしてますね。
これがなければ…
残念。
マックスのバイザー攻撃だったのかw
角田は良い走りをするとピットがやらかす、恒例ですね。
ベッテル、ガスリー、オコンの3ワイドバトルでは、久々にリカルド・ゾンタの名前を思い出しましたw
ザントフォールトではメルセデスとフェラーリが息を吹き返しそうと思うのですが興味深い事をメルセデスエンジニアが発言しています
技術指令で望むより高い車高で走らされたら第二のスパのなると
スパではバンプを避ける為に車高を高くし、サスを硬くしたためメカニカルグリップが失われて思い通りにならなかったと言っています
リア車高を下げてないと機能しないフロア。
バンプの高さによって良し悪しが決まる。
序盤戦に考察した通り、今も変わらず。
もうどうしようもない。
今回はワンツーフィニッシュ+ファステストポイント
これは取れるポイントの「マックス」ですね。
流石です。って言うか圧倒的だぁぁ(カイジ風に)
フェラーリは相変わらずのドタバタで
シヤルル君はやっちまいましたね・・・1点取りに行って
2点失うって・・・
それに引き換えカルロス君はタイヤデグラに苦しみながらも
最後の最後に意地を見せてジョージ君を引き離しました
これはお見事! あんな変な形の車に負けてちゃダメよー!
そして、1周目に自ら突撃して撃沈した元チャンプ様は
放送中何度もリピートされる「トボトボ歩く後姿」が・・・
むかーしのアロンチョみたいに、世界中でコラの材料として
イジられまくらなければ良いのですがね~
今回のベルギーGP中にトトは、来シーズンのマシンコンセプトについて考えていかなければいけないとの発言がありました。
今の状況でこの有様でしたので、来シーズンは通常のコンセプトに戻してくると予想しています。
その際、メルセデスはレッドブルかフェラーリをそれなりにコピーしてくると考えていますが、それはそれで単純にトップ争いに絡んでくるとお考えでしょうか?
メルセデスは昔からレーキー角を出来るだけ小さくしてサスペンションを硬くしてきた伝統があるので、その方式を受け継いだ場合は単純に上記2チームをコピーしただけではうまくいくのに相当の時間が掛かりそうだし、あらゆるエアロが変わるので他のチームは2022年分の経験値を2023年に引き継いでいくのに対してメルセデスは今年1年のデータをほぼ生かせきれないのでそれだけでも開発が遅れてしまうのは必死ですね。
・RBのサスはしなやかな足が伝統。少ないダウンフォース(パワー無かったから)でパワーを余さず路面に伝えるため(レーキコントロール含む)
・メルセデスのサスは車体とタイヤを繋ぐ「棒」が伝統。強大なダウンフォースで有り余るパワーを路面に伝えるため。レーキ?車高変化?なにそれ?広大なフロアに車高一定棒サスこそ至高!硬いサスは超ロングホイールベースと油圧ヒーブ、15インチタイヤの空気バネでチャラね。
今年だけの話じゃなくて10年近くこのコンセプトで、しかし今年は上記3要素が消えて棒サスが素性むき出しノーコンとなりおまけにパワーも凡庸とああっては、なかなか浮かぶ瀬もありますまい(来年も)
マックスの圧倒的な速さで終わったスパでしたね。マックスだけUF0に乗っていたみたいです。
ルクレールは終盤にファステスト狙いのソフト交換に出たものの、結局ファステスト取れず。。。よく考えると、前日のQ3で間違えて新品ソフトを履いてしまったために、ここで中古ソフトしか残っていないという残念さ。
川井ちゃんが言っていた「このミスがどう影響するのか…」が現実のものとなってしまいました。
ハミルトンが「もうこのマシンを恋しいとは思わないだろう」と言ってしまったのは何気に重大な気がします。
ゼロポッドコンセプトの延長線で来季マシンを開発したら、ドライバーはアガらないでしょうね。
ハミルトンはアレで感情に左右されるドライバーですからねえ。
メルセデスがハミルトンチームなら、ゼロポッドを維持するために相当な説得力を持たないといけなくなりそうです。
ペレスはマックスに圧倒されてしまったけれども、
2位フィニッシュして再びルクレールを抜いてランキング2位。
フェラーリのサインツも3位表彰台(最低限果たした結果)で、
メルセデスのラッセルを抜いてランキング4位。
今回マックスの勝ちっぷりを見てしまったら
ルクレールの4勝目やペレスやサインツの2勝目もなかなか難しい?
例えマックスが早くドライバータイトル2連覇決めても手綱を緩める事はしないでしょうね?
ペレスの地元メキシコ優勝も?
今回HRCの渡辺さんとかホンダの関係者が来てたようですけど、単なる表敬訪問ですかね〜。
角田の契約(PU代割引とか含めて?)の話を話に来たのかと勘ぐったり、26年参戦への微かな希望を妄想したりしてます笑
今回のルクレールのピット速度違反はピットレーンでの平均速度だったのはあまりにも不運ですね。結果的にポイントを失ったとはいえ、フェルスタッペンからポイントをもぎ取ろうとする強気な姿勢は今までコンサバな戦略ばかりだったフェラーリには見られなかったので個人的に少しだけ希望が持てました。もう遅いですけどね笑
記事から、Belgian-GP からのフレキシブル・フロア (たわみ) 規制は、おそらく、Red Bull’s RB18には特に影響 (セットアップ & パフォーマンス) がなかったが、少なからずパフォーマンス的にマイナス影響があったチームがあり、その差がRB18とのギャップを大きくした一因かもしれないということでしょうか?。規則順守 Red Bull and Honda as HRC.
繰り返しになりますが、勿論、Red Bull racing チーム力 と The fastest Max Verstappen 選手のドライビング・スキルなどの全てが整い揃っているからですが、特に超高速サーキットのシーズン最長 Spa francorchamps で速さ&強さをサポートした Honda as HRC の Hybrid PU を開発&製造する Honda さんには、BEV車の継続も超大事、並びに、脱炭素化 によるグローバル的な市販ロードカーのガソリン・ハイブリット車禁止の流れを覆すような I.C.E. and EV ハイブリット・システム を活かした革新的な熱効率値を達成して欲しい。
ホーナーによると、オールージュ向けに全チーム車高を上げなければならなかったが、車高を上げるとバランスが崩れる車が遅くなり、レッドブルは元々車高が比較的高いから影響が小さかった。その差が大きかっただろうと見解を述べていますね。
他チームとは哲学が違うとも言っており、メルセデスもフェラーリも一筋縄では追いつかない気がしてきました。
来年、トトは「車高を上げたら全車等しく遅くなる」と皮算用してたと思いますが、レッドブルだけは遅くならないとしたら、完全に見込み外れですね。自らレッドブル1強時代を招いたと言われなければ良いですが。
レッドブルのハイレーキで培われた経験によって、車高上げて速く走る為に必要な技術蓄積が多いのは確かですね。
来年のフロアはトンネル部の最下点が10mm上がりますが、やらなければならない事に変わりはないでしょう。
ザンドフォールトの180°バンクもリア車高が必要なところ、マックスのドライビングで連勝、そしてモンツァは楽勝でしょうから、3連勝もあり得ます。
シーズン後半の開幕3連戦(ベルギー、オランダ、イタリア)をもって
ヨーロッパラウンドが終了となりますが、
マックス3連勝すれば年間22戦中の半分11勝が見えて来ますね?
あと残り6レースを2位でフィニッシュしてもドライバータイトル2連覇は達成出来ますが、マックスの勢いを見れば決して手を緩める事無いのが分かります。
ベルギーでPU規定使用数オーバーによって降格ペナルティも受けたので順調にいけば最終戦まで乗り切れるでしょうね?
後はペレスが地元メキシコで初優勝出来るか?
メキシコGPまでにマックスのドライバータイトル決まれば可能か?