予選では、Q3前半のアタックでミスをするかしないかかが勝敗を分け、メルセデスのボッタスがポールポジション、2番手にハミルトン、ミスをしたフェルスタッペンは3番手に沈んだ。
滑る路面、風への対処、前走者が居ると不安定になるマシン、トラックポジション重視でどのような戦略が取られるか?
隊列の中、ヒリヒリとした勝負が展開されるだろう。
スタート順とタイヤ
ピットインロスタイムは、約25秒です。
ポルトガルGP決勝レポート
天候は晴れ、気温20℃、路面温度40℃でスタートしました。

スタートでは、ペレスが遅れサインツが4位へ上がる。
Lap2:ライコネンとジョビナッツィが絡んで、ライコネンのフロントウィングが大きく破損、ターン1で停止してSCとなりました。
Lap3(SC中)
Lap7:レース再開、ターン1でフェルスタッペンがハミルトンのアウトへ飛び込んで2位へ、ノリスは一気に4位へ、ペレスは5位
Lap8:4位ノリス以下は大ブレーキ、前の3台と2.5秒差ついています。
Lap9:DRSが解禁、フェルスタッペンが早速とばかりボッタスに揺さぶりをかけています。ハミルトンもピタリと付いてくる。
Lap11:ハミルトンがフェルスタッペンをパスして2位
Lap14:角田はラッセルをパスして15位
Lap15:ペレスがノリスをパスして4位
Lap18終了時点
リカルドは順調にポジションアップ、入賞圏内10位まで上がってきています。
Lap20:ハミルトンはボッタスをパスして1位
Lap22:サインツはミディアムへ15位、角田はハードへ19位
Lap23:ノリスはミディアムへ10位、オコンはハードへ14位、ベッテルはミディアムへ16位、ジョビナッツィはミディアムへ17位
Lap25:ガスリーはミディアムへ12位
Lap30終了時点(TOP4)
レースは硬直状態、DRSを使ってもボッタスに並べないフェルスタッペン、ペレスは前に9秒、後ろ21秒の間隔がある一人旅、ハミルトンから25秒以内にとどまり、ピットストップを牽制しつつロングラン状態。
フェルスタッペンは3速の加速に問題を抱えているようだ。
Lap36:フェルスタッペンはハードへ4位
Lap37:ボッタスはハードへ、フェルスタッペンの前へ、しかし温まっていないタイヤ、ターン5でフェルスタッペンが前へ、ナイスアタック!

Lap38:ハミルトンはハードへ2位
Lap40:ストロールはミディアムへ14位
Lap41:アロンソはハードへ11位、ペレスとリカルドだけがまだピットインしていません。
Lap42:リカルドはハードへ10位
Lap47終了時点
Lap51:トップのペレスにハミルトンが追いつく、1周も抑えることが出来ずにあっさりとハミルトンが前へ
アロンソはリカルドをパスして9位、アルピーヌは2台とも入賞圏内に入っています。
Lap52:ペレスはソフトへ4位
Lap56:ボッタスはエキゾーストセンサーのトラブルでパワーダウンして、フェルスタッペンとの差が4秒に開きました。
Lap58:アロンソはサインツをパスして8位
ソフトのペレスはペースが悪い、ボッタスとのファーステスト対決になりそうです。
Lap64:ボッタスはソフトへ
Lap65:フェルスタッペンもソフトへ、ガスリーはサインツをパスして10位、おーブラボー!
ボッタスの65周目は、1:19.865
ハミルトンがトップでチャッカーをうけました。
フェルスタッペンの66周目、1:19.849でファーステストと思いきや、トラックリミットで抹消されました;;
ポルトガルGP決勝結果
まとめ
ハミルトンは、SCの再スタートでフェルスタッペンに一旦オーバーテイクされたが、ペースの上がらないボッタスに付き合わされているフェルスタッペンを抜き返し、その後ボッタスをも攻略。
コース上でトップに立つと、ミディアムロングランを完遂、最終スティントでは硬めのタイヤをあっさりと温め、ペースも素晴らしく完璧なレースを作った。
2-1.#PortugueseGP 🇵🇹 #F1 pic.twitter.com/rXq9L94Ag0
— Formula 1 (@F1) May 2, 2021
フェルスタッペンは3速のラグのせいで、DRSがありながらボッタスに並ぶことすら出来なかった?
元々セクター3が遅いレッドブルだけに、オーバーテイクという面ではつらい状態、前を抑えられてしまっては何もできない、苦しいマシン事情がよーく表れたレースでした。
ガスリーは10位を獲得、さすがと言うべきだろうけど、曲がらないアルファタウリのマシン、このような総合的なサーキットだとレースペースが良くない。バルセロナもつらくなりそうだ。
角田はコースに合わせて走る事が出来なかった、後方で苦しいレース展開、周回数を重ねると言う点ではいい勉強になっただろう。モナコ以降で、覚醒してくる事に期待です。
アルピーヌの2台が実力で入賞、マシンがかなりいい方向へ向いているみたいだ、フェラーリと勝負出来るようであれば今後の中団グループは更に熱いバトルが多くなる。
アストンマーチンもこのまま黙ってはいないだろう、メルセデスのアジャスト方法を真似て、数戦後には速くなってくると思う。
フェルスタッペンが、こういう状況でメルセデス2台と勝負するには、やはりペレスのペースが鍵になる。ペレスは、今回順当に予選4位、決勝4位、レースペースだって大きく離されている訳ではない。
バルセロナではもっと近づいてきてもおかしくないだろう。
レッドブル・ホンダは、またパワートレイン系にトラブルが出ている。ここを完璧にしないと、今後もハミルトン&メルセデスとのギリギリの戦いに勝てそうもない、対策は急務だ。
いつも楽しく拝見させて頂いております
レッドブルとメルセデスの戦いが見応えのあるレースでした
次のスペインでは是非メルセデスを破って欲しいです
まだ3戦が終わっただけですが、この様子では、ハミルトンを破るには1回のノーポイントレースが命取りになりそうです
そのためにも予選で前に出る事が大事だと思います
次のスペインでは予選で前に出れそうでしょうか?
フェルスタッペンがミスしないマシンに仕上げられればポールは固いです。
ただ、一発をこうもミスする彼は珍しい、RB16Bはそれほど繊細で、リアの荷重変化とダウンフォース変化をスロットルで完璧に調整しなきゃならない。
メルセデスとハミルトンの総合力は簡単には崩せないです。
最高に高レベルな争い、何年こんな争い待った事か、楽しいシーズンです。
ロズベルグ曰く初めてワールドチャンピオン争いをしてるのでフェルスタッペンといえども緊張しているのではないかとのこと
彼が完璧だった場合ポール2回、優勝1回、FL1回が現実的なのでメルセデスも気が抜けないでしょうね
今回のペレスは去年のアブダビのアルボンくらいまでにはなってるかなという印象なので、大量ポイントを稼ぎコンストでメルセデスを超えてプレッシャーをかけて欲しいですね
今年はRBの方が速いだとかさんざん期待させられましたが
結局ミスやトラブルが無ければルイスには勝てないですね‥OTZ
ポルティマオは、昨年もそうですけどレッドブルとしては不得意サーキットなんで、2位は上出来でしょう。
メルセデスのセクター3の速さ、ターン14からの速さは異常だった、DRSゾーンの短縮、オーバーテイクをにらんでのセッティングも勝敗を分けました。
ルイスの俺TUEEEEEEEをどう打ち負かすのか?w
マックス、レッドブル、ホンダ、全ての力を結集しなければならないです。
マックスも言っている通り、コースによってRBとメルセデスの有利が入れ替わりそうです。
テストから前戦までで差を縮めたメルセデスの修正力はさすがと言うべきでしょう。
安定性・チーム力で言えばまだメルセデスが上。
今年はほんと数年ぶりに楽しいレース続きなので、このまま終盤までメルセデスとのチキンレースを繰り広げてほしいです。
久しぶりに投稿させていただきます。
レッドブルが終盤にペレスに取らせた戦略について目の肥えたここの掲示板の皆様に伺います。
通常のレースであればペレスは2ステイント目のソフトを履いてファステスト出した時点でボッタスのフリーストップを阻止するためにペースを上げてギャップを縮めていくはずの所を、26秒ぐらいのギャップを10周くらいに渡ってキープしていた。
これはわざと微妙なギャップを作ってボッタスをプランFに誘い変則オーバーカットを狙っていたんじゃないかと推測しました。
結果としてはボッタスがピット入った時点でギャップが29秒まで開いてしまっていた事&予想外に64周目にピット入ったことにより前に出ることは出来ませんでしたが。
ファステストポイント制度が始まった時からいつかこういうシチュエーションがあるのではないかと思ってましたが、昨晩のレースが正にこれで上手くいけば3位4位の逆転があったのではないかと。
こう考えるとボッタスが何故ファイナルラップではなく1周前にファステスト狙いに行ったのか&ペレスはソフトに変えてファステスト出した後に何故ペースを上げなかったのかの説明にならないでしょうか?
長文、失礼しました。
ソフトのペースは悪い、ポルティマオとソフトの相性は最悪、路面には有効でも、横方向Gへの強度が足りないからです。
終盤軽くなったマシンで攻める、横へ耐性が悪いソフト、過熱しすぎるタイヤ、作動温度を外すという図式。
ペースは上げられなかったと私は考えています。
そういう戦略もあっての行動も勿論考えられる、あなたの分析力に感服致します。
私はその可能性を全く考えられませんでした。
返信、ありがとうございます。
そうなんですよね、ソフトはこのコースに合っていない→単純にペースが悪かったって言う結論はあるんです。
ただ2点ほど引っかかってるのがボッタスが何故最終ラップではなく1周前にファステストラップをしたのかってことと、62周目にチームからペレスに「チャージしておけよ」みたいな無線が飛んでたってことです。
ボッタスの件はまさかメルセデスが勘違いしたって訳じゃないだろうし、フェルスタッペンが反応してくるのは分かってたはず。普通なら65周目にピットインして最終ラップでファステストラップだと思うんです。そこを1周前倒しした理由が意味不明です。
またチームの無線はもう1度アタックラップをさせるかのような内容だったのでペース自体はあったんじゃないかと勘ぐりました。
まぁ深読みしすぎって言われればその通りできっとこれから出てくるレース後のコメントにもこの辺の事は触れられないんだろうとは思いますがw
速さで言えばまだレッドブルの方に優位性があると思うのですが…
そもそも去年とんでもない進歩をしたメルセデスに対して今多少上回ってるか同じ位置にいる時点で驚きです
レッドブルの気になるところは全体的に楽観的過ぎる点です
トラックリミットに一貫性がないというのは同意ですが、公式に発表されてる以上もっと確認しとくべきでした
フェルスタッペンは忘れてたか確認していなかったのかなと思います
またペレスはノリスが四脱したように見えたからブロックを激しくしなかったと言ってます
少しでも気になったらすぐにスチュワードに聞いてほしいですね
ただでさえ仕事の遅いスチュワードなので彼らを信頼する方が間違いでしょう
終盤のレッドブルはハミルトンがFLを獲得するのを阻止するためにどうするかをずっと考えているように見えました。
ペレスが出したFLはハミルトンが出そうと思えば出せるタイムでしかなかった、
フェルスタッペンがハードで一度FLに挑戦してわずかに届かなかったことで明確なったんじゃないでしょうか。
ボッタスがFLポイントを獲ることはたいした痛手ではないので獲らせるならボッタスに獲らそうとして、その過程で1周だけフェルスタッペンにチャンスが有ったのでチャレンジしたのかなと思いました。それもメルセデスが意図したものでょうけど。
メルセデスもレッドブルもわずかでもピットミスがあれば順位が入れ替わる中でそれを遂行する能力には感服します。
レース中はペレスを引っ張りすぎたことで、ボッタスとの間でフリーストップのギャップが生まれたのが納得できなかったのですが。
ただレッドブルはペレスのソフトのワンラップがあの程度とは思ってなかったのかもしれません。
ペレスがノリスを抜いた後、しばらくトップとのタイムギャップ見てたんですが、しっかりついて行ってた気がするので本当に残念ですね。
レース結果だけを見ればほとんど現れていませんが、レッドブルホンダは予選決勝共に、チームもドライバーもちぐはぐな仕上がりだったと感じました。メルセデスは熱害の持病が出ない涼しい気候のうちに死ぬ気でポイントを稼ぐつもりでしょうから、今回のような負け方はいただけませんね。あのとき更新されたイベントノートをきちんと読んでおけばタイトル取れたのに、みたいな負け方だけはやめてね、マックス。
今回はタイヤが固めだったのがポイントじゃないですかね。予選q2のメルセデスのミディアムアタックのタイムを見た時は正直びびりました。それだけタイヤによって差が出るって事ですね。決勝はミディアムメインですからね。早くc5を使うサーキットも見てみたいですね。
こんばんわ。
皆さんおっしゃるように今年のF1は毎度、上質なアクションサスペンス映画を見ているようで痺れます。でもホンダ推しとしては、本当は圧倒的な勝利が希望です。(笑)
3戦を終えて感じるのは、マックスの過去にないミス(予選含む)。ま、これは前戦のルイスでもあったし、今回リスタートでもルイスは、マックスに抜かれています。ただ、ルイスのそれよりマックスのミスは、過去に経験のない事のような気がします。今期初めてタイトルを実際に狙えるマシンを手にし、他に言い訳ができない状態へ追い込まれるのではと危惧しています。ま、そこを乗り越えなければ年間王者にはなれない訳ですけどね。
チャンピオンシップとしては、
ハミルトンとのポイント差も拡がらなかったので2位フィニッシュは良かったと思います。
次戦スペインではハミルトンに連勝させないのが命題。
ハミルトンが着実にポイント稼ぎ出すと挽回し難い?
ハミルトン自身もマックスがシッカリと後ろに付いて来てるので、
リタイヤ、ノーポイントを避けたいプレッシャーあるだろう?
(早めにリードして主導権握りたいでしょうね)
ボッタス3位とペレス4位で、
メルセデスとレッドブルホンダのコンストラクター争いも同じく?
トラックリミット問題がどうも複雑なことになってきました。
1.予告なきタイム抹消問題
参照されるルールはA.FIA国際モータースポーツ競技規則、B.F1競技規則、C.レース・ディレクターズ・イベント・ノートの3つですが、フェルスタッペンのファステストラップ削除はなんとA.の12.4.1.e(2020年日本語版では12.3.1.e)「競技運転者の予選およびプラクティス ラップ(複数含)の削除」に基づいて行われました。
これまでも、ディレクターズ・ノートで「決勝におけるタイム抹消処分」を告知したコーナー(例えば今回のT1、4、15)では、12.4.1.eの予選用ルールが決勝に適用されたケースはあり、また、ディレクターズ・ノートでタイム抹消告知はしていないものの、F1競技規則31.4条(予選、フリー走行中の違反走行に対するタイム抹消処分)に基づいてタイム抹消されたケース(例えば今回の予選でT14の違反とされたガスリーのタイム)はありますが、ディレクターズ・ノートに抹消告知のないコーナーに対して決勝で「予選、プラクティス時のラップタイム抹消処分」が適用されたのは初のケースかも知れません。
2.直線における持続的なアドバンテージ問題
ディレクターズノートにおいて、T15(最終コーナー)でリミット違反をした場合、直後のラップタイムも抹消となる事が明記されていましたが、これは直後のメインストレートの加速において当然持続的なアドバンテージを得ると考えられる事から合理的な説明でした。ところが今回(ノリス/ペレスのケース)T4でリミット違反をした直後のストレートエンドでオーバーテイクをする事は、アドバンテージを得たと見なさない事がマシのコメントから明らかになりました。
普通に考えて、以後のグランプリでは直線前のコーナーでトラックリミット違反しつつ加速しての直線でのオーバーテイクが合法化されたように思います。
3.タイムにおける持続的なアドバンテージ問題
今回マシはフェルスタッペンのファステストラップを違法と判断するにあたって「T14のミニセクターで全体のベスト」だった事を持続的アドバンテージを得ていた明らかな理由として挙げています。これにより、ディレクターズ・ノートに3回の違反で警告を出す特別ルールが記載されたコーナーでない場合、リミット違反をしてミニセクターベストを出すと逆にタイムアドバンテージによる一発アウト処分が可能になったように思います。
なんかもう、お腹いっぱい^_^
アレだ、撒菱(まきびし)巻こうか?w
これを拝見すると、
Michael Masi氏を主とするレーシングディレクターによる、現段階まで、一貫性に欠ける印象のある判定、及び、現実的にタイトル獲得を狙える競争力を持つMax Verstappen選手 及び RedBull Honda サイドのみに、偶然なのか不利なジャッジが下されている印象もあり、我々としては、今後もその点を要注視していく必要を感じます。
F1では、過去の欧州世界におけるAyrton senna氏の件もあるし、Hondaは完全にグローバル企業ですが、ホームAsiaですから。
We need to keep a close eye on whether the track limit decision made by Michael Masi and other racing directors is disadvantageous only to Max Verstappen who is aiming to win the title ’21.