2021年前半戦の締めくくりになるハンガリーGP、予選前に行われたプラクティスではいつも通りハミルトンとフェルスタッペンが、頭一つ抜きんでた速さを見せている。

そして、路面温度が高いとメルセデスに有利なマシンバランスになるように感じるここまでの展開です。

決勝へ向けてポールポジションは、誰のものになるのか?

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予選レポート

天候は晴れ、気温29℃、路面温度59℃で予選はスタートしました。

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Q1

角田がトップでコースインして、18.1が最初の計測ラップでした。

フェルスタッペン16.2、ハミルトン16.4、ボッタス16.6、サインツ16.6、ガスリー16.8、ノリス17.0となったトップ6です。

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最終アタックに向かうマシンで大渋滞となっている。

 

ミックは結局出走できず、角田はカットライン16位から、最後にタイム更新したがポジションアップ出来ずQ1落ちとなった。

Q2

メルセデスとレッドブルはミディアムでコースインしています。

ハミルトン16.5、ルクレール16.7、フェルスタッペン16.7、アロンソ16.9、ベッテル16.9、ガスリー17.0、ボッタス17.0、ペレス17.2となったトップ8です。

 

サインツが最終コーナーでクラッシュして赤旗、残り6分39秒で中断となった。

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ボッタスは2セット目もミディアムで16.7を出したが、ソフト勢のタイムが上回っていく。フェルスタッペンはソフトでトップタイムを更新しました。

Q3

1セット目のアタック、ハミルトン15.4、ボッタス15.7、フェルスタッペン15.9、ペレス16.4、ルクレール16.6、オコン16.6となったトップ6です。

ベッテルは一人でコースイン、フレッシュエアーでアタックして16.7を記録。

 

2セット目、メルセデス2台がレッドブル2台の前で遅いウォームアップラン、最後尾だったペレスは計測に入れなかった。

フェルスタッペンの前のハミルトンは、最終アタックを遅いラップで走っていた。


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ハンガリーGP予選結果

まとめ

メルセデスが完全復活!

高い路面温度の中、ソフトタイヤでカチカチっとクイックに曲がっていくマシンに仕上げた。

レッドブルは路面温度が上がるとナーバスになり、スイートスポットが極端に狭い感じだった。

 

最終アタック、レッドブル2台の前のメルセデス2台は、ウォームアップランを思い通りにさせないように超スローペースで走行、最後尾だったペレスは計測ラップに入れなかった。

ハミルトンの後ろのフェルスタッペンは、メルセデスのペースに付き合わせられ理想的なウォームアップが出来ず、残り1秒で計測ラップに入っていった。

 

ハミルトンの後ろ5秒でアタックに入ったフェルスタッペンは1:15.840のラップで3番手、前のハミルトンは1:17.754の遅いラップ、その差約2秒もある。

5秒差で入って3秒差でアタックラップは終了、ターンが大事なハンガロリンクでトウはいらない、これは明らかな乱流攻撃であった。

 

完全に後手に回ったレッドブル、今回の予選は速さが無く、最終アタックの策略にもまんまとハマってしまった。

フェルスタッペンがQ2ミディアムクリアを捨てたのは意外だったが、これはどうも失敗な作戦だったようです。

 

アルファタウリはいつも通りガスリーが速く5番手に!角田はQ1落ちと対照的な結果です。

 

決勝は2台対2台、タイヤ戦略は全く違う、どんなレースとなるのか?

レッドブルの防戦一方とはならないでしょう。