プラクティス3は曇りになり気温と路面温度が思ったより上昇しなかったため。予選コンディションに近い状態だった。そんな中でフェラーリ、メルセデス、レッドブルと綺麗にならんだベストラップを記録している。
予選レポート
天候は曇り、気温30℃、路面温度34℃で予選はスタートしました。
Q1
ハース2台が真っ先にコースイン、メルセデスはUSで他はHSでアタックに入りました。
リカルドはトップタイム、ハミルトンは14位でギリギリクリア、メルセデスはUSでQ2でUSクリアを見極めるためのアタックだったようだ。ガスリーは15位で突破。
Q2
フェラーリはUSでアタックに入りました。1セット目のタイヤを使ったところでライコネンはタイムを出せず、ベッテルは10位。結局はHSでアタックに向かいました。
フェルスタッペンが元気よくトップタイム通過。ガスリーは結局15位が精一杯でした。
Q3
1回目のアタックではハミルトンが脅威のタイム36秒フラットでした。続くのはフェルスタッペンでベッテルは3番手。アウトラップのタイヤの温めが理想通りにいくかどうか?
2回目のアタックでは、フェラーリ勢がハミルトンのタイムにセクター1では肉薄するがセクター2,3で大きく離される。トップ3ドライバーは1回目のアタックタイムを超えられずに終了。
シンガポールGP予選結果
順 | No | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | Gap |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 1:39.403 | 1:37.344 | 1:36.015 | |
2 | 33 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 1:38.751 | 1:37.214 | 1:36.334 | 0.319 |
3 | 5 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 1:38.218 | 1:37.876 | 1:36.628 | 0.613 |
4 | 77 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 1:39.291 | 1:37.254 | 1:36.702 | 0.687 |
5 | 7 | キミ ライコネン | Ferrari | 1:38.534 | 1:37.194 | 1:36.794 | 0.779 |
6 | 3 | ダニエル リカルド | Red Bull | 1:38.153 | 1:37.406 | 1:36.996 | 0.981 |
7 | 11 | セルジオ ペレス | Force India | 1:38.814 | 1:38.342 | 1:37.985 | 1.970 |
8 | 8 | ロマン グロージャン | Haas | 1:38.685 | 1:38.367 | 1:38.320 | 2.305 |
9 | 31 | エステバン オコン | Force India | 1:38.912 | 1:38.534 | 1:38.365 | 2.350 |
10 | 27 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 1:38.932 | 1:38.450 | 1:38.588 | 2.435 |
11 | 14 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 1:39.022 | 1:38.641 | 2.626 | |
12 | 55 | カルロス サインツ Jr. | Renault | 1:39.103 | 1:38.716 | 2.701 | |
13 | 16 | シャルル ルクレール | Sauber | 1:39.206 | 1:38.747 | 2.732 | |
14 | 9 | マーカス エリクソン | Sauber | 1:39.366 | 1:39.453 | 3.351 | |
15 | 10 | ピエール ガスリー | Toro Rosso | 1:39.614 | 1:39.691 | 3.599 | |
16 | 20 | ケビン マグヌッセン | Haas | 1:39.644 | 3.629 | ||
17 | 28 | ブレンドン ハートレー | Toro Rosso | 1:39.809 | 3.794 | ||
18 | 2 | ストフェル バンドーン | McLaren | 1:39.864 | 3.849 | ||
19 | 35 | セルゲイ シロトキン | Williams | 1:41.263 | 5.248 | ||
20 | 18 | ランス ストロール | Williams | 1:41.334 | 5.319 |
まとめ
ハミルトンが脅威のドライビング!素晴らしすぎて言葉に詰まるタイムでした。自分のドライビングがファンタスティックすぎてシートからすぐ降りられないハミルトン、本当に絵になる男だ!
フェラーリ勢はセクター2,3で0.6秒遅くタイヤがもたなかったのか?
予想を完全に覆すハミルトン、もうこの方は完全無欠ってなぐらい強い。ベッテルも型にはまれば速いんだけど、走りとその精神力を見ていると大人と子供かってぐらいに感じる。
フェラーリはやはりチームのマネージメントが良くないのかな、Q2でクリア不可能なUSアタックを敢行してリズムが狂う。ドライバーに安心してアタックさせる環境を今回は作れなかった。
プラクティス3では元気がなかったフェルスタッペンが2番手に食い込んできた。昨日までは悲観的な態度だったレッドブルだけど・・いけるじゃないか!
そしてトロロッソホンダは得意だろうと思っていたこのコースで下位に沈んだ。得意のトラクションが全く発揮できていないような印象を受ける、もしかして得意ではなかったのか?う~んこのマシンは本当によくわからないねぇ。
チームすらわからないのに、見ている側がわかる訳もないか(笑)
※追記:最後のセクターで過度のオーバーステアが発生した。(ギヨム・ドゥゾートゥ:車体パフォーマンスマネージャー)
今回は市街地戦って事もありフェラーリのコーナー立ち上がりの「プシャー」サウンドが良く聞こえた。他のチームもウェイストゲートからの排気音が良く聞こえたのですが、フェラーリは別格に音が大きいね。
この謎、F1ジャーナリストの方々は解いてくれるだろうか?頼むよ~!
今回のハミルトンの走りは88年のセナのモナコの時を彷彿させるものでしたね。こういう低速のストリートコースはドライバーの腕の差が如実に出るので予選は面白いですが、決勝が抜けないレースになってつまらないのが残念なところです。ルノー移籍が決まっているリカルドがレッドブルでなにか冷遇されている感じを持っているのは私だけでしょうか。