日本人F1ドライバーの誕生では無いが、山本尚貴がトロロッソホンダより日本グランプリプラクティス1に登場した。
2014年の小林可夢偉以来の日本人による本格的なF1マシンドライブを見れた事は嬉しかった。もっとも本格的なアタックラップはさせてもらえず、本人も慎重なドライビングでガスリーのマシンを壊さないように走っているのが印象的だった。
ガスリーが走った時に力が出せるようにとの配慮からなるもので、日本人らしいと言えば日本人らしい考えだが、もっと攻めても良かったんじゃないかと思ってしまった。
A bit of last minute advice for Naoki from @PierreGASLY 🤜🤛#F1 #JapaneseGP 🇯🇵 #f1jp pic.twitter.com/kh9CMmvSiJ
— Toro Rosso (@ToroRosso) October 11, 2019
日本GPプラクティス①山本尚貴の全ラップ
与えられたタイヤはソフト1セット、ミディアム1セットです。ベストタイムはソフトタイヤの2周目にしっかりと記録している。
LAP | TIME | Tyre | LAP | TIME | Tyre |
---|---|---|---|---|---|
1 P | 10:03:09 | M1-1 | 16 | 17:23.044 | S1-1 |
2 | 12:59.271 | M1-2 | 17 | 1:32.018 | S1-2 |
3 | 1:38.515 | M1-3 | 18 P | 1:53.427 | S1-3 |
4 | 1:34.836 | M1-4 | 19 | 1:32.538 | S1-4 |
5 | 1:34.450 | M1-5 | 20 | 1:51.655 | S1-5 |
6 | 1:34.179 | M1-6 | 21 | 1:33.023 | S1-6 |
7 | 1:46.913 | M1-7 | 22 | 1:47.716 | S1-7 |
8 | 1:34.050 | M1-8 | 23 P | 14:44.053 | S1-8 |
9 | 1:47.254 | M1-9 | 24 | 1:39.421 | S1-9 |
10 P | 2:23.750 | M1-10 | 25 | 1:33.291 | S1-10 |
11 | 1:41.744 | M1-11 | 26 | 1:46.506 | S1-11 |
12 | 1:34.626 | M1-12 | 27 | 1:33.984 | S1-12 |
13 | 1:46.019 | M1-13 | 28 | 1:50.992 | S1-13 |
14 | 1:33.843 | M1-14 | 29 | 1:34.598 | S1-14 |
15 P | 1:46.464 | M1-15 | 30 | 1:53.359 | S1-15 |
最初は感触を確かめるように38秒台のラップで入り、34秒台で安定させ見ている我々に安心感を与えてくれた。
合計で30Lapはこのセッショントップの周回数となっている。
P1ベストラップ比較
同じチームであるクビアトとの比較です。
ドライバー | F | SPD-F | S1 | S2 | S3 | タイム | Gap | Tyre |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
KVY | 265 | 327 | 35.592 | 41.439 | 17.889 | 1:31.920 | C2 | |
282 | 298 | 263 | ||||||
YAM | 264 | 324 | 32.564 | 41.435 | 18.019 | 1:32.018 | 0.098 | C3 |
280 | 297 | 262 |
クビアトに対して約0.1秒落ち、タイヤの違いはあるが初出走であり安全走行でのこのタイムは良かったと思うが、こういうところで貪欲にタイムを狙う事も必要だったかなぁとも思う。
本人自身ちゃんと走れたのは5~6周だったと発言していて、ピレリタイヤに対する習熟が不足している部分が圧倒的に大きい。エンジンモードもロングラン仕様だったらしいので、本気のアタックラップは出来ていない。
ブレーキバランスが悪く最初はブレーキロックしてしまう場面も多かった、カーボンブレーキになれる事やERS関連のリアブレーキバイワイヤなど難しい部分が多い。
セクタータイムからも、クビアトに対して大きく遅れたのは多分シケインだろうね。
まとめ
とにかく日本人ドライバーの出走は嬉しいね。本気で乗れる状況が来れば良いのだけど、日本国内の成績だけじゃ役不足なのは確かです。佐藤琢磨、小林可夢偉は海外フォーミュラレースシリーズでチャンピオンを獲っています。
海外シリーズでチャンピオンを獲る事、それも最低2年以内じゃないと認められない世界です。
そんな日本人が誕生しそうな今の状況は喜ばしい限り、ただ乗るだけじゃなくF1で戦えるドライバーが必要だと思う。
山本尚貴の出走はF1日本人ドライバー誕生に向けた第一歩、本人が乗れればもちろんいいのだけど、彼が今日の出来事を後進に伝える事によってメーカーに縛られた国内ドライバーが海外に目を向ける事が増えれば良いと思う。
とにかく山本尚貴さん初F1ドライブおめでとう!そしてありがとう。
今の有望株は角田、佐藤あたりでしょうかね。
何とかホンダPU積んだマシンに乗って欲しいものです。
風は弱いですが 時々に横殴りの 突風が吹いています
雨も 強めです 今日のキャンセルは正解でした
山本尚貴 きれいなライン出していました さすが鈴鹿マイスター
レッドブルの オーバーステア 酷いですね あれが フェルスタッペン仕様なんでしょうか?
ブレーキ踏みながら ハンドル切ると フロントが食いついて リアの荷重が抜けちゃってるみたい
シケインで 右 左 リアが出ちゃっていました
コーナーで安心してアクセル アクセル踏めません
これじゃスペック4の意味が無いです 3に戻して 直線だけ 11-5 使った方が早い気がします
ドライバー目線だと いっぱい言いたい事が出ちゃうのて やめます
レッドブルさん 来年は メルセデスやフェラーリみたいに 誰が乗っても早い車作って下さいね
レッドブルのマシン、今年の出来がよーくわかる解説ありがとうございます。
テレビ画面とデータではわからない生の感想、生の比較は良いですね。
V8時代からずっとローパワーで戦ってきたレッドブルは大きな転換を迫られている。
そんな印象をここ最近強く感じます。
区間タイムを見ると、直線区間で離されてる感じなさそうですね!
シャシー側の問題なのですね。
アルボルは、そこそこ対応出来てそうで頼もしいですね!
山本はシミュレーター上では28秒台を出していたらしいですね。
実車でそのタイムなら鈴鹿に限ってはレギュラードライバー並みって評価が出来るんだろうけど、こればっかりは架空の話なんで分かりませんね。
ホーナーさんは予想通りのコメント出してますがマルコさんが現時点でもこの件でコメント出してないのが一縷の望み。どういう評価してるんでしょうね。