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F1-2019 第14戦イタリアGP予選結果「トウ・スリップストリーム・ドラフティング!」

F1-2019 第14戦イタリアGP予選結果「トウ・スリップストリーム・ドラフティング!」

フェラーリの地元優勝なるか?F1ファンなら誰もが見たい結果の一つだろうと思います。フェラーリファンならずとも期待してしまう事のひとつ。ストレートでの強さを発揮して、先ずは予選で1,2独占なるのか?

トウ(スリップストリーム)の奪い合い、熾烈なポジション争い予選が始まる。

イタリアGP予選レポート

天候は晴れ、気温22℃、路面温度36℃で予選はスタートしました。

https://www.formula1.com/

Q1

クビサがトップでコースインしています。トロロッソはペナルティのあるガスリーがクビアトを引っ張ります。トウの奪い合いによるポジション取りがポイントになっています。

ぺレスがトラブルストップで赤旗残り4分34秒となっています。再開して一気にコースになだれ込む、ライコネンを先頭に等間隔にアタックラップに向かいます。

https://twitter.com/F1

15位カットラインまで0.597秒と言う僅差のQ1でした、GRO,PER,RUS,KUB,VERが敗退。フェルスタッペンは最後にアタックに向かったがノーパワーを訴えタイム計測無し。

Q2

全台がSタイヤでアタックに向かっている。気温23℃、路面温度39℃まで上昇。一度目のアタックを終え10位までは1.2秒となりました。STR,NOR,GIO,GAS,RAIがノックアウトゾーンにいます。

アルボンが先頭で2アタック目に向かう15台、カットラインタイム差は1.051秒、GIO,MAG,KVY,NOR,GASが敗退。

Q3

https://twitter.com/F1

ポジション取り争いが激化!メルセデスはピットレーンスタート練習していいところに止まって後方へ。ベッテル先頭で1アタック目に入っていった。ライコネンがパラボリカでクラッシュしてしまい赤旗中断残り6分35秒。

https://twitter.com/F1

残り時間2分で最終アタックに向かう9台、ヒュルケンベルグが先頭でピットアウトしたが、譲り合いが発生してサインツだけがギリギリフィニッシュラインを通過。単独アタックで7位タイムでした。

ルクレールがポールポジションを獲得しました。

イタリアGP予選結果

NO ドライバー チーム Q1 Q2 Q3 GAP
1 16 C.ルクレール フェラーリ 1:20.126 1:19.553 1:19.307
2 44 L.ハミルトン メルセデスAMG 1:20.272 1:19.464 1:19.346 0.039
3 77 V.ボッタス メルセデスAMG 1:20.156 1:20.018 1:19.354 0.047
4 5 S.ベッテル フェラーリ 1:20.378 1:19.715 1:19.457 0.150
5 3 D.リカルド ルノー 1:20.374 1:19.833 1:19.839 0.526
6 27 N.ヒュルケンベルグ ルノー 1:20.155 1:20.275 1:20.049 0.742
7 55 C.サインツ マクラーレン 1:20.413 1:20.202 1:20.455 0.895
8 23 A.アルボン レッドブル 1:20.382 1:20.021 0.714
9 18 L.ストロール レーシングポイント 1:20.643 1:20.498 1.191
10 7 K.ライコネン アルファロメオ 1:20.634 1:20.515 1.208
11 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1:20.657 1:20.517 1.210
12 20 K.マグヌッセン ハース 1:20.616 1:20.615 1.308
13 26 D.クビアト トロロッソ 1:20.723 1:20.630 1.323
14 4 L.ノリス マクラーレン 1:20.646 1:21.068 1.339
15 10 P.ガスリー トロロッソ 1:20.508 1:21.125 1.201
16 8 R.グロージャン ハース 1:20.784 1.477
17 11 S.ペレス レーシングポイント 1:21.291 1.984
18 63 G.ラッセル ウィリアムズ 1:21.800 2.493
19 88 R.クビサ ウィリアムズ 1:22.356 3.049
RT 33 M.フェルスタッペン レッドブル No Time

まとめ

最終アタックが無い予選!なんて熾烈なポジション争いなんだろうか。トウで得られる効果が0.2~0.7秒もあるから仕方ない事なんだけど、まぁなんて言うか盛り上がらないよな~。

フェラーリ地元のポールポジションおめでとう!ルクレールが4回目のポールとなっています。

https://twitter.com/F1

ハミルトンは予選後インタビューで怒る事無く、何か悟ったような笑顔を見せるし、彼の中ではもう明日の決勝シナリオが大部分出来上がってるんだろうね、前のフェラーリはレースペースが悪い、後ろはボッタスだし臨機応変で最適な戦略をとれる。

ベッテルのパラボリカ4輪コースアウトは、もしかしたらこの後裁定が下るかもね。

 

フェルスタッペンのノーパワーは何かボタン操作してから変になったから。操作ミスか設定ミスか、まぁ何かあってもどうせ最後尾なんだから大丈夫。

アルボンは勿体ない予選だった。決勝では先ずルノー勢とサインツを絶対に上回る事が必要になってくる。まだまだ乗りこなせていないレッドブルのマシン、スパ同様の結果であれば文句無しだろう。

 

気になる天候なんですが、予報を見る限り日曜午前中までは雨模様、昼から雨は上がりそうな雰囲気です。強めの雨ならフェルスタッペンはセッティング変更してピットレーンスタートからの優勝なんてシナリオもあるんだけど、ちょっと難しそう。

ラバーが失われる事は確定な訳で、1スティント目のソフトのたれは早い可能性が高い、曇りの中気温が低い、路面温度も低いとなると、ダウンフォースのあるメルセデスが有利になりそう。

何が起こるかわからない。そんな決勝であればいいね。

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コメント Comments

コメント一覧

  • BB がコメント

    2019-09-08 15:20

    残念な予選でした。
    勝負にこだわるあまり、ファンのことを忘れてもらったらアカンと思う。
    本末転倒だと思うのは私だけでしょうか?
    モヤモヤして眠れない。

    • とら がコメント

      2019-09-08 15:38

      ほんと消化不良の予選でしたね。
      審議対象にもなっているし決勝グリットはどうなることやら・・・。

  • おじん・おずぼん がコメント

    2019-09-08 15:28

    煮え切らない つまらない予選 でした
    今年 2回目だよ
    いっそのこと 1台ずつ 走らせちゃえば こんな事にならないんじゃない?
    以前 日本で やってたけど不評だったのかな?

    • Jin(F1モタスポGP管理人) がコメント

      2019-09-08 15:52

      F1でもやってましたよね。最終Q3はそんな予選もアリだと思います。
      Q2のタイム順を逆転させた順にコースインさせる。
      タイム計測したあと10秒以内に次の1台はコースインしなければならないとか決めて、前走者インラップと後走車アウトラップが重なるぐらいする。
      10台もいるとかなり長い予選になるから、間延びして不評になるかもですが。

      • じゅんた がコメント

        2019-09-08 21:53

        う~ん…
        私はF2のリバースグリッド程では無いですが、強制的に変えるのは嫌だな~
        リバースグリッドはレースとしては面白くなりますが、最低の介入だと思ってます。

  • マスダンパー がコメント

    2019-09-08 15:46

    Moto3の予選かと思うぐらい酷い予選でした。
    Q3進出したドライバーはスタート後、1周目にドライブスルーペナルティかピットスタートでいいです。
    あんな連中がレースしても面白くないです。
    ピットアウトしたらその時点の自己ベストタイムの105%以内でアウトラップをしなかったら予選タイムに1秒加算とかにすればいい。

  • nnm がコメント

    2019-09-08 15:55

    当たり前ですけど流石に大不評な予選でしたねw
    思わず去年の予選はどんなだったか確認してしまいましたが、こんな露骨なトウ争いしていなかった…今年はウイングが大きくなった分トウの影響が増してるんでしょうか?
    この状況のまま放置はスポーツとして見栄えも印象も悪いですよね。運営がなにか妙案を思いつくことを期待します

  • CF310 がコメント

    2019-09-08 16:34

    ほんとおバカなQ3だったけど、ペナもあるよって注意されててこれですから。
    1/1000秒争ってると、

    自分だけ先頭で損するの嫌やし!
    ルール上は許される他車のトウは利用せなアホやん!
    あれチェッカー振られてる!
    ヒャッハー!

    ・・とバカになったのだろう(・_・)
    予選ルール変更必須やと思う。

  • 日本贔屓 がコメント

    2019-09-08 16:42

    田辺TDのコメント出ましたね。
    マックスは後輪の縁石乗上げ空転でプロテクションモードに入った後、FIAのトルク監視システム介入でパワーダウンですって。FIAが直接、個別のPUに干渉できるなんて知らなかった。それにしても、ついてない。大事に到らなかった事だけは不幸中の幸いですね。

    • CF310 がコメント

      2019-09-08 18:21

      縁石やグラベルで空転なんてよくあることのように思うんですけど、プロテクションモードってのはレブリミッターの進化系みたいなもんなのかな?
      それにしてもFIAのトルク監視システム介入って、プロテクションモードは何か違反になるような状態だったんでしょうか?
      それとも、逆にプロテクションモードで急激にトルクが下がって故障と判断し安全の為に介入してきたんでしょうか?
      どっちにしても誤作動からの強制介入って、FIAの監視システムのバグな気がします。

      まぁ簡単にプロテクションモードに入ってしまったHONDAのソフトにも問題ありますが・・。

  • ようすけ がコメント

    2019-09-08 18:09

    いつもは暖簾に腕押しの田辺さんが、ずいぶんと細かくて具体的なコメントだしましたね。しかも素早い。まるであらかじめ用意していたかのような…なんてねw考えすぎかw
    いずれにしてもPUのトラブルではなさそうで安心しました。フェルスタッペンは無線でノーパワー言ってましたがピットに戻るパワーはありましたね。ホントにトラブルならその場に停止させるはずですから、きっとそうなんでしょう

  • がコメント

    2019-09-08 18:33

    これ地元でフェラーリがPP獲ったからお客さんバンザイ!バンザイ!ってやってるけど
    獲れてなかったらどんな騒ぎになっとたんやろか??この珍事…(´▽`*)
    最速を争うF1で最速を邪魔する遅延走行って…(--〆)
    罰則と改善を求む!

  • がコメント

    2019-09-08 19:24

    FIAのトルク監視システムがパワーダウンの原因とは思えませんが
    プロテクションモードの設定の問題なのかなあと思います
    制御の幅が大きくてトラコンと勘違いしてFIA作動ですかね
    マックスはリセット操作したが上手く解除出来なかったかな
    これでデータ取れたから上手く調整するんじゃないでしょうか
    この状況なら逆にラッキーだったかも知れないですね
    以前にルイスは確かレース中にやってましたよね
    それと似た状況だったかなと推測でした

  • oba がコメント

    2019-09-08 21:52

    今回の予選、決して褒められたものではないのは確かですが自分の中ではそれほど気になっていません。むしろ滑稽で笑ってしまい、まぁしょうがないなーと許容しています。
    2005年のアメリカGPを知ってるからでしょうか。
    2016年の予選・エリミネーション方式を知ってるからでしょうか。
    あれほどは酷くないなって考えてしまいます。
    こういう考えはF1ファンとしては失格でしょうか。

  • Jin(F1モタスポGP管理人) がコメント

    2019-09-08 22:12

    5.6.5 いくつかのパワーユニット保護がECUで使用可能である。
    予選中と決勝レース中に使用可能なパワーユニット保護には、最低9秒のホールドタイムを設定しなければならない。各チームが最高の安全レベルを達成できるよう、エアトレイ火災検知およびスロットル・フェイルセイフの仕様は、例外的に制限されない。
    5.6.6 パワーユニットは、FIA標準ソフトウェアのトルク要求を達成しなければならない。
    5.6.7 パワーユニット出力シャフトより発生するトルクと、各ドライブシャフトに供給されるトルクを計測する公認センサーが取り付けられなければならない。これらのシグナルはECUに提供されなけ
    ればならない。

    このパワーユニットの保護最低9秒間が作動したと考えるの一番しっくりきますね。
    FIAが許可する保護機能のセッティングが完璧ではなかった。(予選高出力モードのみの問題)
    FIAが介入する事は無いので翻訳ミスじゃないのか?(FIA指定のマクラーレンECUだからって意味かも)

  • 日本贔屓 がコメント

    2019-09-08 22:56

    FIAの設置したセンサーが、規定回転以上でのトルクを検知した事で9秒間のパワーダウンプログラムが作動したんですね。最低9秒間リセット操作を受け付けない、のでは予選は終了ですね。実際、オンボード映像ではマックスがステアリングのボタンを2,3箇所操作してる画がありました。その後、200km以上で走行してたので治ったかな?とは思ってました。
    通常、縁石乗上げは片輪だけならLSDで空転しないと思います。今回、両輪同時に乗上げたんですかねえ。

    • マスダンパー がコメント

      2019-09-08 04:45

      電気的にデフの効きが調整できるようにF1はなっていますが、その構造はあくまでもクラッチ式ですのでロック率を100%に設定しない限りデフのスリップが無い訳ではありません。
      それが低速コーナーであれば曲がりやすくする為にロック率を低く設定されている可能性は想像するに難しくないかと思います。

  • 無名の閲覧者 がコメント

    2019-09-08 00:23

    予選自体にもガッカリですが
    スローダウンした車に出されたペナが戒告だけのようでダブルガッカリ
    ついでにベッテルのはみ出しも結局おとがめ無しのようでトリプルガッカリ。
    なんかなぁ…

  • じゅんた がコメント

    2019-09-08 00:43

    他のマシンでも、ノーパワーの無線があって暫くしたら問題無く走ってる事が時々ありますね。
    恐らく同じような理由だと思います。

    オンボード映像観ていても変な音はしてませんでした。
    どうせ後方スタートなので、マイレージを少しでも温存するためにPU不調と言う事にして、新品入れる為にわざとかと思いました(笑)

  • Jin(F1モタスポGP管理人) がコメント

    2019-09-08 00:55

    残り時間2分30秒を切った時点で、アタック出来ない車はあるだろうなと思っていたけど、残り2分でピットアウトだったし、先頭でコースインしたヒュルケンベルグがシケインカットラインを通った事が一番の悪だと思います。
    残り2分だとアウトラップが速くなりすぎて、タイヤの状態が悪くなりどっちにしてもタイムアップは難しかったでしょう。
    ある意味、素晴らしい駆け引きだったなぁっと笑うしかないよね。

    F1の予選やタイヤルールって規制する度に本来のスピードを表現する場ではなくなっていますよね。
    1時間12ラップ制度を恋しく感じます。
    今年は特にリアウィングの肥大化(ドラッグ値の上昇)が招いた事なのでFIA側の方に非があると考えます。
    予選Q3に関してはなんらかのアイデアが必要になってくるかも。
    インディみたいに8台の出走順クジ引き決戦にするか?

    • CF310 がコメント

      2019-09-08 05:49

      私は先にJinさんがおっしゃってる、
      「Q2のタイム順を逆転させた順にコースインさせる」
      がいいのではと思います。
      15秒ごとにスタートさせて、アタック開始時前車と15秒以上離れてなければならない。
      とかなんか細かく決めてできませんかね・・・。
      ほんとあんなおバカなQ3は見たくないし、世界のトップ10ドライバーなんだからミスでは許されないレベルの惨事(珍事)だと思う。

      あと、アルボンはまだまだ慣れてないマシンだしタイム出してなかったし、中断終わってすぐに5周分のガス積んで2回アタック(他車のトウ作戦は捨てる)でもよかったんじゃ?(2回アタックは無理かな?)、、まぁこれも結果論ですね。

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