ハンガリーGPが開幕し、メルセデスカスタマーも今回3基目を導入しています。後半戦の成績にかなり大きく作用するであろうPUの使用状況は決勝の作戦などにも影響を与えます。

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パワーユニット使用状況

Car Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
44 Mercedes Lewis Hamilton 3 3 3 3 2 2
77 Mercedes Valtteri Bottas 3 3 3 3 2 2
03 RBR TAG Heuer Daniel Ricciardo 4 4 5 3 2 2
33 RBR TAG Heuer Max Verstappen 3 3 4 2 2 2
05 Ferrari Sebastian Vettel 3 4 3 3 3 3
07 Ferrari Kimi Räikkönen 3 4 3 3 3 3
11 Force India Mercedes Sergio Perez 3 3 3 2 2 2
31 Force India Mercedes Esteban Ocon 3 3 3 2 2 2
19 Williams Mercedes Felipe Massa 3 3 3 2 2 2
18 Williams Mercedes Lance Stroll 3 3 3 2 1 2
14 McLaren Honda Fernando Alonso 6 8 8 6 5 4
02 McLaren Honda Stoffel Vandoorne 4 7 7 4 5 5
26 Toro Rosso Daniil Kvyat 3 3 4 2 3 3
55 Toro Rosso Carlos Sainz 3 3 4 3 2 3
08 Haas Ferrari Romain Grosjean 3 4 3 3 2 2
20 Haas Ferrari Kevin Magnussen 3 4 3 3 2 2
27 Renault Nico Hülkenberg 3 3 4 3 3 3
30 Renault Jolyon Palmer 3 4 4 2 3 3
09 Sauber Ferrari Marcus Ericsson 3 3 3 3 3 3
94 Sauber Ferrari Pascal Wehrlein 3 4 4 3 2 3


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PU状況分析

フェラーリPU

TCだけが規定いっぱいの4基目ですが、それ以外はルーティン通りに推移しています。TCは直接高温の排気を受けて回転するので耐久性の問題が多い部分、5基目の投入は避けられそうにありません。

チャンピオンシップ争い後半でのグリッドペナルティは正直痛いですね。

メルセデスPU

理想的にルーティン通りに進んでいます。メルセデスPUは今のところ死角なし、並んでくるPUもないので無理な開発をする必要もなく信頼性とパワーを今後も両立していけばいい状態。

後半戦に向けてペナルティを受ける状況があっても長いストレートがあればオーバーテイクできるのでそれほど痛手にはならない。

ルノーPU

信頼性には十分注意して投入しているはずのルノーですが、すでに4基目に到達している部分があり苦労している。パワー面に関しては昨年より向上しているが同じくらいメルセデスやフェラーリが改善しているので追いつけない。

ルノーユーザーの全ドライバーは後半戦にPUペナルティを受けるのは確実でしょう。

ホンダPU

信頼性は初年度よりもなく苦しい前半戦、TCとMGU-Hは2年分である8基目に到達している。ICEの改良に全力で取り組んでいてやっとその速さが見え始めた状態。

今年はとにかくパワー改善に重点を置いているはず、信頼性は二の次。

基本的には信頼性を確保しつつパワーを上げるのが常套手段。初年度から難しい開発に手を出して迷走状態ですが、近々では得られるものも出てきていると感じます。

とにかく速さを示さなければいけないため今後もこのような状況が続くでしょう。