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完全な負けレース、メルセデス&ハミルトンは隙が無く、絶対王者の風格を見せつけた。

終盤、奇跡とも言うべきセーフティーカーが入る。レッドブルは、ピットへフェルスタッペンを呼び込みソフトタイヤを与えた。

最終58周目、たった1周のスプリントレースが始まる。

 

フェルスタッペンは、迷う事無くハミルトンのインに飛び込みオーバーテイク。

劇的なトップチェッカーを受けた。

 

やっと・・・やっと・・やってくれた!

王者メルセデスを倒したのは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだ!

そんな最終戦を振り返ってみようと思います。

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アブダビGP決勝タイム差▲2.256秒

予選で圧倒的なストレートスピードを見せたレッドブル、ソフトタイヤスタートを選んでいた。

とにかく、スタート決めて、前でレースする必要がある。

スタート&ラップ1の攻防

さぁ、スタートだ頼むぞ~決めてくれよ~。

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あぁ、フェルスタッペン痛恨のスタート反応速度で失敗。

ハミルトンがトップでターン1を通過していく。

 

フェルスタッペンはソフトのグリップ力を生かして、ターン6,7のシケインでインに飛び込む。

ギリギリコース上に留まったが、ハミルトンの行き場を潰してしまい、ハミルトンは上手く逃げた。

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おいおいおい~、怖いもん知らずだなぁ。

 

その後、ソフトのペースは悪くなり5秒以上差が開く。

Lap14でフェルスタッペンはハードに交換、ハミルトンも直ぐにハードへ交換した。

ペレスvsハミルトン

ソフトでロングスティントするペレスにハミルトンが追いつく。

あっさり抜いていくと思われたが、ペレスは第一ストレートの前半で抜かれた後、スリップを使いラインを変えてインに飛び込む!

https://www.formula1.com/

 

譲るしかないハミルトン、第2ストレートはトラクション差であっさり前に出るが、ペレスはDRSを使いイン側をこじ開ける。

https://www.formula1.com/(画像クリックで動画へジャンプ

セクター3では、並ぶスペースは無くペレスに追従するしかないハミルトン、次周の第1ストレート後のシケインを完全にペレスの前で通過。

 

あ!フェルスタッペンがすぐ後ろに来てる。

第2ストレートでトウとDRSを使わせて予選のようにターン9手前で、フェルスタッペンを先に行かせたペレスだった。

ハミルトンに約7秒ものロスを与える、ハードドライビングでした。

 

マックス「チェコは伝説だ!」

ピット「Absolute Animal !(野獣だよ、絶対!)」←こんな感じの意味合いかな?

いや~ここ、笑ったわwwww

 

チームメイトの為に、ソフトタイヤを温存するロングスティント、ここぞのバトルで使い切った。お見事!

ハミルトンvsフェルスタッペン

ペレスに差を無くしてもらったフェルスタッペンだが、ハードでもペース負け。

常にハミルトンの乱流をくらい、そしてダウンフォースを削っていた事でタイヤの摩耗も早かった。

 

ジョビナッツィがコース脇に停車した為Lap36からVSCとなった。

タイヤがきつくなっていたフェルスタッペンは、Lap37にハードへ交換して23秒差。

VSCが解除された瞬間、ホームストレートでミックのスリップを貰ったフェルスタッペン、新品タイヤの瞬発力で激走。

ハミルトンは、ベッテル&ストロールの乱流をもらいターン5でタイムロス、一瞬で17秒差になった。

 

ロスタイムが少なく済んだ2ストップ、これは終盤追いつけるか?!追いついてくれ。

しかし、ハミルトンのペースは一向に衰えない。

Lap51に入った時点で11秒差・・・・。

 

あれ?改修でタイヤ負担増えるんじゃ・・・いや、むしろ減ってるじゃんよ!!

 

ビックブレーキポイントが2つ無くなり、低速からの加速で起こるホイールスピンも無くなったからか。

オーバーテイクポイントが減るわ、タイヤの負担も減るわ、なんなんだよこの改修は(-_-メ)

 

ハミルトンは、ほんとすげぇよ。メルセデスのレースセットも完璧。

勝てない勝てない。

と諦めかけたその時、ラティフィがなんとセクター3でクラッシュしてコース上に停止!!!

Lap53でSCとなる。

キターーーーーー!

SC~ラスト1周のスプリントレース

失うものが無いフェルスタッペン、ペレス、角田、ガスリーはピットへ滑り込みソフトタイヤに交換する。

レッドブル陣営はこういうの好きだからなぁ(笑)

 

しかし、ペレスは、マシントラブルでリタイアになってしまった。

野獣チェコお疲れさん!予選決勝と最高のアシストだったよ。

 

さぁ、再開できるのか、ドキドキドキドキ。

もう周回数が無い、ラップダウンを先に行かせる時間がないぞ~!

レースコントロールからは、ハミルトンとフェルスタッペンの間に居るドライバーだけに、オーバーテイク許可が出る。

え!お!

最終周レース再開!

 

見事にハミルトンをオーバーテイク!

勝利の女神が微笑んだのは、フェルスタッペンだったのです。

角田が最後の最後で魅せる!

後ろでは、アルファタウリ2台が熾烈な争いを展開。

SC時点で角田5位、ガスリー6位となっていたが、角田がシケインでボッタスのインに飛び込む。

シケインの立ち上がりが遅れたボッタスは、ガスリーにパスされる。

ガスリーはその勢いのまま角田に襲い掛かる、しかし角田は意地でガスリーを抑え込んでいる。

 

最後の最後に魅せてくれた角田、 レースペースも素晴らしかった。

いまだにピー発言だらけだが、F1側もそれを放送しなくなり、コミカルな活動と共に可愛い感じで人気も回復。

 

今のF1に慣れる事に、シーズン終盤までかかってしまった。

ガラッと変わる来季マシン、マシンへの慣れは全てのドライバーでリセットされる。

そんな中、どんな走りを見せてくれるのかに期待したい。

まとめ

ホンダがとうとうチャンピオンを獲得!

最後に運だけでとったと言う方もいらっしゃる(そんなコメントが来たけどゴミ箱にポイしましたw)

何を見てきたんだろうかって思います。

 

確かにパワー面では、メルセデスのなりふり構わぬ使い方には負けた。

しかし、パワーとマイレージのバランスを取り、優れたパフォーマンスを見せたのはホンダだけだったじゃないかな。

急遽投入した新骨格でここまでの事をやってのけた、それは大いに称賛していいと思います。

 

2015年時点で100hpもの差があったメルセデスに対して、ほぼ同レベルまでそのパフォーマンスを押し上げた。

そして、基本的にグレーゾーン無しで頑張ってきた事は本当に凄い事だと思う。

 

最初の3年間はこれはどうしようもない、おバカな連中だと思った事もありました。

でもホンダは、エンジニアを育てると言う目標を貫き、挑戦をやめなかった。

 

人を育てる事の大事さを教えてくれた。

そんな、ホンダF1に感謝したい。

 

「ありがとう!」

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日本は、本当にモーターレース文化が無く、我々みたいなレースファン以外からは称賛されないだろう。

そんなだからF1をやめる事になってしまう。

これは仕方がない現実です。

 

今後は裏方でお金を貰って活動する、しかもHRCと言う別会社に移動、採算が取れるならまた復帰も・・・なーんてね。

 

 

p.s. いやぁ~正直、参戦最終年にチャンピオンは出来過ぎでしょうよ(笑)

「Honda F1 Road to Champion !」ここに完結!