https://scuderiatororosso.redbull.com/

今回トロロッソはホンダのスペック3導入となりグリッド降格ペナルティがあった。予選ではスペック2に戻して戦っている中、Q1で13番手タイムを記録して終了。

決勝は2台ともフロントブレーキトラブルで序盤にリタイアとなっている。

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予選タイム差+2.996秒

予選はQ2でアタックしなかった事から本来の実力出しきっておらず比較は難しい。今回はQ1時点のタイム比較になります。

POS ドライバー Fline SPD T S1 S2 S3 タイム Gap(GAS) Tyre
1 V.ボッタス 182 323 33.321 31.292 26.774 1:31.387 2.996 3 HS
277 324 179
1 L.ハミルトン 177 320 33.842 31.710 26.858 1:32.410 1.973 1 HS
272 319 171
7 C.ルクレール 181 321 33.785 32.374 27.765 1:33.924 0.459 1 HS
273 323 171
10 S.ペレス 170 325 34.081 32.621 27.382 1:34.084 0.299 1 HS
271 324 170
13 P.ガスリー 174 320 34.387 32.647 27.349 1:34.383 1 HS
269 324 169
https://www.formula1.com/

金曜日にホンダがスペック3を導入した。予選でのストレートスピードに期待していたが、土曜日は以前から使用中のスペック2に戻してしまった。

全然期待できない予選だったがガスリーがQ1で見せたアタックラップは見事だった。Q1の前半戦では一時9位ぐらいになっていたが、他が2セット目でタイムアップすると順位を下げてしまった。

2セット目でアタックに行ったガスリーは少ないながらセクター1自己ベストを記録したが、その後トラフィックにはまりアタックを断念、ハートレーもトラフィックでタイムアップならず。

上記タイム比較を見てもミッドフィールドトップのルクレールと0.459秒差、スペック3予選モードであれば上回っていた可能性も少なからずある。

決勝タイム差:無し

レーススタート!白熱した争いが随所にあった、特にフェルスタッペンのごぼう抜きに見とれていたら。トロロッソがタイヤスモークを上げながらスピン!

https://www.auto-motor-und-sport.de/

何してんだよ、と思いながら経過を見ていたらまたスピン!あれ今度は誰だ?ピットインする2台のマシン、そしていつまでたってもピットアウトしないマシン?????????

ブレーキトラブルでダブルリタイア!

「はっはっはぁ~~⤵」って感じな出来事でしたね。

真っ先に疑ったのはリアブレーキ、FIAの文書では決勝前に関連パーツを交換していたから↓

Scuderia Toro Rosso Honda:
Car 28: LHS floor tyre seal
LHS and RHS rear brake duct blanking
Car 10: RHS forward floor livelock
Rear brake friction material
LHS and RHS rear brake duct blanking
Rear brake wear and caliper pressure sensor calibrations

※LHS(Left Hand Side)=車体左側の

でもフロントブレーキがスカスカになった言うガスリーのコメントもあり油圧抜けなどが疑われる。予選までは問題なかったんだから、単純な整備ミスじゃないですか!!

F1チームがこんな事じゃ泣けてくるね。

今回はこれにて終了。

https://www.auto-motor-und-sport.de/

 

 

 

ってこんな薄い内容じゃ読者の皆さん満足してくれない・・。

 

 

⇩⇩⇩

 

 

HONDA-PU-SPEC3の解析

今回のデータは最終ターン18を立ち上がりアクセル開度100%になったところからターン2を抜けてアクセル開度100%になるところまでです。

プラクティス2の状態なので解析結果としては良いものではないが、本気モードで運用したらもしかして凄いかも?

大まかなデータは以下

GAS(P2) PER(P2) OCO(Q3) BOT(Q3)
Fline 176 168 175 182
SPD-T 318 319 321 323
S1Time 34.398 34.709 33.918 33.321
LapTime 1:35.137 1:35.122 1:33.413 1:31.387

スピードテレメトリーグラフ

RPMテレメトリーグラフ

プラクティス2では同じようなタイムだったメルセデスカスタマーのぺレスを上回っている。最終コーナー脱出速度差を維持できているのが結果に表れています。

ホンダはまだマッピング精度が悪くギアチェンジでオシレーションが出ていたと川井さんが言っていました。

スペック2を煮詰めきるのに5戦ほどかかっているし、このスペック3は最終戦ぐらいで最高の進化を遂げるかも。

今回の解析ははっきり言って意味がないかもしれない、日本GP予選で雨が降らなければ、また速度解析してみます。

 

新F1 Live Timingのテレメトリーは良いね!旧バージョンで今までのタイム表示も見れるし結果的には価値が上がったと感じています。