本田技研工業のフラッグシップバイク、次期CBR1000RR用と思われるプレチャンバー燃焼技術特許が公開された。
F1の直噴リーンバーンターボエンジンに導入されているプレチャンバージェット燃焼技術、ドイツのマーレが最初に公開していたと記憶している。
シリンダー内の希薄な燃料を爆発させるため、火炎ジェットを用いて点火させる技術は、燃費とパワーを両立させるために自動車業界が挙って研究しているものである。
ホンダがF1やNREに導入している技術を紐解く鍵になるだろう。
ホンダのプレチャンバー図面
プレチャンバー部分がクランクと連動回転し、大きな開口と噴孔が交互に現れる機構を備えている。
プレチャンバー回転概要
プレチャンバー回転アニメーション動画
マーレのジェットイグニッション
まとめ
システム的にはマーレと同様、2つのインジェクターを備え、吸気ポート噴射と火炎噴射をする。
プレチャンバーがカム駆動に連動して回転するというところが面白いです。副燃焼室内に残させる燃焼ガスを排気するために役立ちそう、吸気時にも薄い混合気を副燃焼室内に取り込める利点もありそうです。
これの導入予定は無いですが、リッターバイクのパワーは頭打ちになっている現状、燃費とパワーを改善するためには必要な希薄燃焼技術となりうるかもしれません。
又、カーボンニュートラルに向けた、合成バイオ燃料の点火についても利点が得られるだろう。
希薄燃焼のできるエンジンの市販化の難しい要因の一つとして市販燃料のメーカーによる品質の差があると言われていました。
燃料メーカーの合併などにより看板が違えど実は同じ物であったり、ECUの処理速度やセンサーやインジェクターの性能UPなどによってどんどん採用されていくのかも知れません。
F1という夢を壊すかも知れませんがジェットイグニッションにしろHCCIにしろ市販の為の開発であってコストや使える環境が限定的であったのでレースという現場でしか使えなかったんですよね。
今どきの車やバイクはマフラーを変えるだけで速くなる事も殆どありませんし、カスタムするという意味では魅力がどんどん無くなっていますね。
個人的にはハイブリットでいいのでロータリーの復活して欲しいです。
ロータリーどこまでも回るような気にさせるフィーリング、回しすぎてガソリンががんがん減っていく。
プレチャンバー&ロータリー&ハイブリッドで・・・できるんかw
鈴鹿を1周まわるとあからさまに燃料が減ってくのが分かりますからね笑
プレチャンバーがロータリーにも使えたら燃費の改善には効果抜群かも?
一番燃費に影響のある低回転をモーターにしてロータリーを復活させるというのは噂レベルではずっと言われてますね。まあガースーが年末にモリゾーを怒らせた事に突き進むのならお蔵入りでしょうが。。。
制御の進化と共に段々とエキゾーストハウジングを小さくしていった理由が当時は漠然としか分かっていませんでしたが、今となってはあんな小さい13Bが3リッターエンジンとかに使うタービンを馬鹿ほどデカいエキゾーストハウジングで悠々と回せた理由がちゃんと分かります笑
色んな車、エンジンに乗りましたが13Bが一番気持ちいいですねえ。
因みにバイクは小心者なので免許もなければ乗った事もありません。。。。
7で思い出すのは、エンストとの戦いw
3000回さんとエンスト、4000回さんと普通車に置いていかれるスタートダッシュ
エボ6だと、アクセル踏まずに半クラだけでスタートできた、楽なMTだった。
貴重な情報ありがとうございます
F1はインジェクタ-は1個でしたっけ?
こういう技術を見てるだけでワクワクしますね
F1はインジェクターが1つだからこそ、この回転機構は意味がありそうな気がします。
空気を圧縮しつつ大きな開口に向けて噴射、点火時は噴孔から火炎ジェット。
マジでF1技術の転用な気がしてます。
かつての2輪最高峰、世界GP500で2ストロークエンジンにプレチャンバーの直噴技術が取り入れられていたら、どのような可能性あったのだろうか?
もう新しく2ストロークは復活する事無いですが、
簡単な単気筒のスクーターにでも応用採用されたら欲しいです(^.^)