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2019年R11ドイツGPは、レッドブルホンダのフェルスタッペンが優勝!トロロッソホンダのクビアトが3位!

雨の魔術師マックス降臨!

荒れればマックスは絶対上位には来るとわかっていたけど頂点は出来過ぎ、そしてクビアトがまさかまさかの3位表彰台。ホンダ勢としては復帰後「過去最高の成績」しかももうちょっとで1,2フィニッシュだったんだよね。

レッドブルに関しては昨年あった雨で遅くなる現象、あれを心配したんだけど今年はだいじょうV

最近元気のなかったトロロッソは大型アップデートのセッティングに苦労していると思っていたけど、微妙な路面コンディションでその力を発揮した。たまーにこういう事ありますよね、ちょい濡れだと車のネガな部分が消える事、路面からの反応がダルになると良くなるって感じ。1993年のフェラーリのアクティブサスみたいな・・・古(笑)

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予選タイム差+0.346秒

https://www.formula1.com/ (ホームストレートDRSゾーンは無し)
POS ドライバー F S1 SPD-F S2 S3 タイム Gap Tyre
1 HAM 272 15.411 324 34.572 21.784 1:11.767 3 C4
219 266 270
2 VER 271 15.517 326 34.737 21.859 1:12.113 0.346 3 C4
219 263 271
3 BOT 272 15.494 329 34.726 21.909 1:12.129 0.362 3 C4
219 266 267
4 GAS 273 15.631 325 34.715 22.039 1:12.385 0.618 2 C4
218 268 272
14 KVY 269 15.813 323 35.074 22.248 1:13.135 1.368 2 C4
216 263 270

※SPD-Fはターン6手前最高速度

予選に関してはドラッグとパワーギャップの差が大きかったと思う。フェラーリ2台が順調にアタック出来ていれば、間違いなくハミルトンとポール争いしているだろう。

ハミルトンのタイムはちょっと異常値とも言える、C4タイヤを本当に完璧に使い、路面状況もあのタイミングが最も適していた。

フェルスタッペンはボッタスを上回り、ガスリーはトラックリミットで抹消になったタイムがフェルスタッペンから遅れる事0.1秒だった。リミットを守れば+0.1~0.2秒程度が予想される。

決勝タイム差±0.000秒

ホンダ勢のグリッドは2VER,4GAS,14KVY,16ALBです。

ウェットコンディションとなった決勝、67周のレースはセーフティーカー先導でフォーメーションラップを+3周行い、コース上の水をある程度飛ばしタイヤを温める。

スターティンググリッドに停止し、さぁオールレッドからブラックアウト!

えぇ~!レッドブル2台が全く前に進まないスタート大失敗。スタートモードのセッティングが不完全?+3周行ったフォーメンションラップで内側の方だけ水量が多かったと思われる。

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Lap1:終了時点では、4VER,8GAS,16ALB,17KVY

Lap2:終わり際にぺレスがクラッシュしてSC、真っ先にALBはインターへ

Lap3:終了時にVER,GAS,KVYもインターへ、ここでガスリーはピットワークミスでピットアウトが遅くなった。

4VER,14ALB,18GAS,19KVYでLap5よりレース再開

ウェットでステイアウトしていた組はペースが上がらず、どんどん抜かれていく、結局インターへ交換した。

Lap9:終了時点では、3VER,9ALB,13KVY,14GAS

Lap14:リカルドが白煙を上げる、これを利用する形でガスリーはクビアトをパス、12GAS,13KVY

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Lap18:ガスリーはグロージャンをパス、11GAS

Lap19:サインツがコースアウト、8ALB,10GAS,12KVY

Lap24:ベッテルがSへ、7ALB,9GAS

Lap26:フェルスタッペンはMへ1回転スピンするが何事も無く走りだす、クビアトはSへ、4VER,13KVY

Lap27~29:ノリスがストップ、ルクレールはSに変えた1周目のLap29にターン16,17でクラッシュする。雨足が一瞬強くなった事と温まっていないタイヤのせいでコースアウトなのだろうね。ハミルトンは丁度この時ピットインしてSへ。

運命のSCコールの瞬間

フェルスタッペンはボッタスにかなり接近中、アルボンは絶好のタイミングでピットイン、ガスリー、クビアト、フェルスタッペンも入り全車インターへ

最悪だったのがボッタス、ハミルトンはアウトラップのソフトタイヤ、ターン16,17でコースアウトしてフロントウィングを壊した、ピットロードの途中から侵入してピットイン、作業に手間取る中でボッタスはピットインできなかった。

SC中の順位は1VER,4ALB,9GAS,11KVYとなった。

フェルスタッペンは難なくトップをゲット、2位はヒュルケンベルグ、3位にボッタス、4位にアルボン、5位ハミルトン。

 

この瞬間「あ、これ、勝ったわ!」っと私は思ったのだった。

フェルスタッペンの後ろのヒュルケンベルグは敵じゃない、しかも1,2周は壁になるしボッタスはインターでもスリックでもペースが悪かったからだ。

Lap34からレースは再開する。

Lap36:アルボンはハミルトンにパスされる。5ALB

Lap37:ボッタスがヒュルケンベルグをパスして2位に上がる、この時フェルスタッペンはボッタスになんと8.5秒差つけており、完璧に決まった瞬間でもあった。

Lap39:ライコネンがコースオフ、8GAS

Lap41:ヒュルケンベルグがターン16,17でクラッシュしてSC、約10秒差があったフェルスタッペンはインターへトップで戻る。

1VER,4ALB,6GAS,9KVYと入賞圏内で徐々にポジションアップしていくホンダ勢。目まぐるしい展開に頭も全然ついていっていないが、楽しい楽しすぎるんだよ!!

Lap45:SC中にただ一人Sへ交換したストロール。

Lap46からレース再開、路面はスリックでいける頃合いになっていた。クビアトは真っ先にピットSへ。アルボンはハミルトンとのバトルになり、ラインが乱れたところ次々にパスされる。

そしてトップでほぼ新品インターなフェルスタッペンは激走!ボッタスに1周で5秒差つけてSへ、ストロールの後ろで戻る。ガスリーとアルボンもSへ。

ピットストップも完璧!驚異のストップタイム1.88秒だった。

全車がSへ交換したLap49途中

Lap50:アルボンはマグヌッセンをパス、6ALB

Lap51:クビアトはストロールをパス、ガスリーはベッテルにパスされる。2KVY,9GAS

Lap52:ガスリーはマグヌッセンをパス、8GAS

Lap54:アルボンはベッテルにパスされる。7ALB

2位クビアトにとって脅威は4位ボッタスの存在、しかしボッタスはストロールに延々抑えられている。もう一人の脅威である6位ベッテルだが、サインツ、ボッタスの壁がある。クビアトはストロールに3秒差つけていた。

 

これはホンダ勢の1,2フィニッシュだ!そう思っていたところに、Lap57ターン1でクラッシュするボッタス。

あぁぁーーーー!SCになるぅ~~~~~なった(-_-;)

この時、私はボッチャシ余計な事を~っと思っていたのだった。

 

1VER,2KVY,6ALB,7GASでLap60よりレース再開、ラスト5周のバトルに手に汗握る。

クビアトにとっての脅威であるベッテルは、あっさりサインツをパスする。おいおい壁壁・・・。

Lap62:ベッテルはストロールをパスして3位、あわわわわわわぁきたきたフェラーリやっぱストレートはえぇ!そしてここでアルボンとガスリーが接触してガスリーはフロントウィングがフロアに挟まりリタイア。

はぁ?何してん・・。

Lap63:クビアトはベッテルにパスされる。うんうんあんなペースで来られたら無理無理無理無理。

最後のSCが無かったら逃げ切れていたのになぁ。

Lap64終了のチェッカーをトップで受けたフェルスタッペン、3位クビアト、6位アルボンであった。

そして、優勝したマックスよりも目立ったダニール!

前日に娘さんが生まれたばかりという、おめでとう、パパ!

まとめ

レッドブルホンダ初優勝からたった2戦目で2勝目!チームワークで勝ち取った勝利だった!そしてそれに100%応えるマックスのスーパードライビング。

私には、雨のセナやシューマッハを思い起こさせるレースに見えた。天候をも味方につけるというのか、最良の選択をしている事で、そのように見えてしまう現象なんだけどね。

 

ドライでのレースなら負けていた。どんなにあがいても最後にはパワーで負けるサーキットだから。

フェラーリの速さ、そして少しドラッグを減らしたと思われるアップデートを持ち込んだメルセデス。もしもメルセデスがシルバーストンのマシンのままで来ていたら今回のウェットでも負けていただろう。

調子の悪かったハミルトンはともかく、ボッタスは変わったマシンバランスに金曜日から戸惑い、マシンを手中に収めきれずにいた。フェラーリの予選での失態。色々な事が重なりフェルスタッペン有利な方向へ流れがあった事が大きな要因だと思う。

 

はっ!

やっぱりマックスは神に愛されている超一流なドライバーだったのか!!

そんな一戦を見れた事に感謝したい。