WECの1戦であるル・マン24h予選は、今季優勢となっているポルシェがポールポジションです。
本格化したBoPによって何処が勝つかわからないレースとなっているWECです。
2023年はフェラーリがル・マンを制しています。
ル・マン24h予選結果
フリープラクティス④結果
2024 Le mans BoP
WECで今一番注目するべきポイントは毎戦変更されるBoPです。
どんなに軽く速い空力性能の良いマシンを作ったところで、BoPによって重量増やパワーダウンを余儀なくされます。
ルマンより250km/h以上でのパワー調整が導入され、トヨタは0.9%の出力アップになっています。
最近の傾向を見るとロードラッグマシンの優位性が結果に表れており、ドラッグが多くコーナーでタイムを稼ぐトヨタのコンセプトには分が悪い。
ル・マン24hのレース経過(ハイパーカー)
使用できるドライタイヤは14セット(F 28本、R 28本)組み合わせは自由となっています。
5時間経過
8時間経過
ダウンフォースの多いトヨタがレースで巻き返す展開。
12時間経過(雨の為SC中)
トヨタは1,3体制、ポルシェが僅差で2位、4,5位にフェラーリ、このトップ5に優勝争いは絞られた模様。
SCは3台出動して3つの集団を作る、集団が通過する時にピット出口はクローズとなります。
18時間40分経過
ウェットからドライに変わるタイミングでウェットパッチを拾ったマシンがクラッシュ、SCになりトップ集団の差は無くなっています。
7番トヨタはSC明けに攻めた後ペースが落ちています。
ル・マン24hのレース結果(ハイパーカー)
最終スティントでエネルギー不足が疑われた50番フェラーリ、強まる雨がペースダウンを促し、エネルギー消費を削減する事に成功して逃げ切り優勝です。
7番トヨタはフェラーリがもう一度入ると確信したようなペース管理、追いつこうとペースアップするところに雨が強まり万事休すでした。
#LeMans24 winners what an incredible drive from Car #50!#FerrariHypercar #Ferrari499P #WEC pic.twitter.com/juVZRjjiWn
— Ferrari Hypercar (@FerrariHypercar) June 16, 2024
おお、まさかのWEC記事
BoP導入はガチのレースじゃないなんて批判の的になったりしますが、LMP1がコスト高騰で衰退していったことを思えばこれからの耐久レースには必要な制度なんでしょうね
参加してるエントラント達は与えられた条件内でガチのレースしてますし、ガチガチに開発する意味がない分デザインに遊び心や個性があって見てて楽しいカテゴリです
馬鹿みたいな開発費で突出したチームを作らない、予算制限では開発失敗したチームの救済が難しい、よってそこそこのマシンを構築できれば後はBoPで対処。
これを活発にやってきたのは実は日本のGTで、特にGT300は色んなマシンがあるので必須事項になっていますね。
BoPによって参戦の敷居も下り、盛り上がっていくWEC
元F1ドライバーが18人も居て面白いカテゴリーになってますね
新参がそこそこ成績を残せて古参のトヨタが、今一歩なのはレギュレーションの解釈が古いままなのかなって思います。特にボディ形状の見直しが必要な気が。
24時間走って14秒差
楽しめました!
去年はルマン以外全勝でルマンも規定外BoP抱えて2位、今年も1勝でチャンピオン争いに絡んでて今一歩というのもどうかなと。むしろマシンより戦略の詰めの甘さがトヨタF1的今一歩感はありますが・・・
レギュレーションの解釈が古いのではなく、レギュレーションが古いんです。LMDh統合前のレギュレーション用に設計させられているんで。
現行レギュレーションに最適化されておらず、周りより2〜3年落ちなのに未だに最重BoPでトップコンテンダーなので驚異的なマシンだと思います。
最後に何故もっとフェラーリを追い込まなかったのかが謎です
確実に給油させる為に追い込めば勝てたのに…
トヨタはこんなんばっかです
フェラーリの最高速をもう少し抑えれば今回のBoPはかなり成功してると思いました
7号車の最終スティントの入りが10秒遅くて?になりましたね。焦って追い上げ始めてスピンロス、真面目に最初からハイペースで走っていれば、勝ってたかもですね。