3月16日に放送された「フジテレビのF1GPニュース開幕直前SP」には川井さんと米家さんが登場。

その中で面白いと思った内容についてリポートします。

F1GPニュースは隔週開催の時に放送されていますが、開幕前が一番面白いかな。各GP毎のは内容が薄すぎてあまり見ていないです。

Sponsored link

ヘイローと最低重量

ヘイロー自体はチタン合金で約6kg、取り付け部分の重量増は5~6kgで最低でも12kg増加する。

ネット先行情報の14kgよりは軽くなっているようです。

マシン最低重量は734kgとの情報がありましたが、やっぱりレギュレーション通りの733kgが正解です。

タイヤについて

作動温度領域は昨年ミディアムが低く、ソフトが高かったが、今年はすべてのタイヤの作動温度領域を統一した。そのためセッティングが楽になっていると事。

各タイヤの差については、チーム間のばらつきがかなりあるようです。秒差についてはあくまでバルセロナの差と川井さんは強調していました。

バルセロナテストについて

バルセロナは再舗装で性格ががらりと変わった。デグラデーションが大幅に減少しているようです。

昨年まではフューエルエフェクトよりもデグラデーションが上回りラップタイムが落ちていったけど、今年は逆に上昇していく。

昨年タイムと比べること自体無意味なぐらい違うサーキットになった。

トップ3チーム

メルセデスはミディアムタイヤでターン3とターン9を全開で抜ける。

ターン9は6速の全開で275km/hぐらいとの予想。(フェラーリやレッドブルは少し戻している。)

得意な高速コーナーでの鋭さが増している。加えてセッティングの幅の狭さも無くなってディーバ気質では無くなった。ハミルトンは終始笑顔だった。

アリソンの話だと昨年マシンより1秒速いとか・・鬼だな・・。

 

フェラーリはあまり良くなさそう。乗りにくそうと首をかしげながら解析している。

昨年より特に良いポイントがないような感じ。ちょっと心配なフェラーリ。

 

レッドブルは中高速コーナーは良さそう。色々なパーツの比較テストを熱心に行っている。

オーストラリアでアップグレードを持ち込み0.4~0.5秒も改善するらしい。

トロロッソホンダ

周回数をしっかり稼げたことが大きい。信頼性を重視したマシンのため、序盤戦は他が潰れた時に生き残ってポイントをとれる可能性がある。

とにかく雰囲気が良くて、お互いリスペクトした良い関係。

そして一番面白いと思った情報を米家さんが言っていた。

 

トロロッソがルノー用に開発していたカウルだとエキゾーストのスペースに余裕があった、ちょちょいと改良して10kwぐらいパワーが上がったとの事。

え、それだけでかい!って感じになって一番驚いた。

現時点でとりあえず昨年終盤のルノーには間違いなく追いついてますね。

その他チーム

マクラーレンはルノーに変わっても昨年と同じような感じ。やってる事はサイズゼロで各部の絞り込みが凄い。

肝心の冷却関連には川井さんも米家さんも・・

何も言いたくはなさそうだった。本当は文句言いまくりたいようだけど・・テレビだからね。

 

フォース・インディアは個性が他に比べて凄い。まだ去年の空力パッケージをつけている。財政面がかなり厳しいようで製造できないみたいだ。

今後の上昇はスポンサー次第なところがあるようです。でもレースシミュレーションペースが良い。

このあたりは昨年と一緒、スペイン辺りで速さが出てくれば今年も強い。

 

ウィリアムズはパディ・ロウが全面的に関わった車だけど、どうも良くない。リアのスタビリティが悪くて乗りずらい。ドライバー的にも開発能力が無く今後が心配。

テストで唯一レースシミュレーションが出来ていないチーム。

 

ルノーはトラブルが多くあまり走れていないなど、ほとんど情報がなかった。取材自体あまりしていなかったように見受けられた。

二人の表情からは特に目立った良い要素は感じられなった。ネットでの下馬評4位争いが?

 

ハースは速い事は間違いない。レースシミュレーションペースも良く中団グループで上にいる。

マシンは昨年のフェラーリでしょて誰かが言っていたw

 

ザウバーはまだまだこれから、とにかく挙動が不安定でコースアウトが多い。ちょっとやそっとの財政面の強化では、簡単には変わらない。

レースシミュレーション全般比較

川井さんがデータ化したレースシミュレーションの比較グラフでは、メルセデスの速さが際立っていた。

フェラーリは2スティント目までは何んとか追いすがっていたけど、3スティント目で異様に離されている。ここについては二人とも明言を避けていたが、どうやら燃費ではなさそうです。

川井さんはバルセロナは燃費が厳しいサーキットでは無いと言っていました。

となると軽くなってからのタイヤのデグラデーションに問題があるのかも?

 

トロロッソホンダはタイヤ交換直後のペースはマクラーレンやルノーと同等だけど、デグラデーションが激しくラップタイムが落ちていく。

ドライバーのタイヤの使い方の差とセッティング面での改善が必要だと言う事。

Sponsored link


まとめ

トロロッソホンダに関しては、私自身そろそろ現実に戻って解析していかないとダメかなw

テストでの信頼性が良かった事は事実だけど、速さと言う点ではまだまだです。特にレースシミュレーションの結果があまり良くない事が心配。

どのチームも同じ条件ではないから判断は難しいけどあまりにも悪かった。(下から数えた方が良いぐらいに)

 

それにしてもエキゾーストの改良だけで10kwとか・・

どんだけスペースを作ってくれなかったのよ!マクラーレン。

これがわかっただけでも良しとしよう。