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WEC2018-19スーパーシーズンの2戦目ル・マン24hはTOYOTAが悲願の、いや本当に悲願の優勝!

たとえワークスの他メーカーが不在であろうとも、日本のメーカー、日本人ドライバーによる優勝は、日本人として誇るべき事!素直に喜ぶのか本当のレースファンだろうと思う。

表彰台で流れる君が代は感動的であった!しかもフルオーケストラ!!改めて君が代を表彰台で聞くと短くていいね。

中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ選手とTOYOTA GAZOO Racingの皆さん!優勝おめでとうございます。

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ル・マン24hのTOYOTA優勝の記録

  • 予選1位:K.ナカジマ 3:15.377(平均速度251.1km/h)
  • 決勝1位:S.ブエミ、K.ナカジマ、F.アロンソ
  • 優勝タイム:24:00:52.247(平均速度220.1km/h)
  • 周回数:388laps
  • 走行距離:5286.36km
  • ベストラップ1位:S.ブエミ 3:17.658(平均速度248.2km/h)
  • 最高速度3位:S.ブエミ 342.3km/h(フリープラクティス)

その他様々なFIA発行の公式結果のリンクはこちら

ル・マン24hベスト記録

  • 最速ラップ:2017年K.コバヤシ3:14.791(平均速度251.8km/h)
  • 最多周回:2010年アウディR15(397laps、5410.71 km、平均速度225.4km/h)

ル・マン24hのツイッター動画

見どころを超凝縮にて

スタート

フィニッシュ

一貴と抱き合うアロンソ、ブエミ

皆さん散々見ているだろうから、こんなもんでいいですよね・・。

ル・マン制覇日本人は3人目

中嶋一貴は日本人としてルマン制覇は3人目となった!先輩には関谷正徳、荒聖治がいる。

今回、8号車TOYOTA TS050のリーダーは間違いなく彼で、予選ではベストラップを記録している。F1チャンピオンのアロンソ、FEチャンピオンのブエミを率いての活躍と今回のル・マンではとにかく落ち着いていた様子が伺えた。

「ホッとした。」との優勝後の一言からも、今まで数々の不運を一身に背負い奮闘した彼の姿には、こう込み上げてくるものを感じた。

彼に対する評価は私の中では急上昇中、今ならF1でだったそこそこの成績を残せそうな気がする。

 

うちの嫁に言わせれば

「あぁ~あの出川声の人、勝ったんだぁ。」

出川ってさ・・まぁ声似てるけど、ルマンは充電させて下さい耐久レースじゃないのよ(笑)

 

 

って嫁の出川声ネタで終わらせる訳にいかんわな!

あらゆるトラブルを想定

今回圧巻だったのは、可夢偉がピットインミスしてスローダウンしたところ。ピット入らなければいけないところで通過してしまって、エネルギーや燃料がピンチになるが、それを想定していた事。

1周約13km、残りのエネルギー総量で、どう戻ってくるのかっていう練習をしていて無事にピットへ帰還している。

その他あらゆる部分で不測の事態に対するシミュレーションを行っていた事、直接的なトラブルにしろ7号車のデフのセンサーが壊れたぐらいなものだった事が圧勝に繋がっている。

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アロンソの起用は話題作りではない

今年のTOYOTAは現役F1ドライバーのフェルナンド・アロンソを起用しているが、これは単なる話題作りだと当初私は思っていた。

初戦で速さのあった7号車に勝負させずにチームオーダーを発令!アロンソに優勝をもたらしている。そんな体勢に可夢偉は不満を表したと言われているが・・。

 

今回のル・マンでの謙虚で紳士なアロンソを見て思い直した。

ポルシェ不在となり敵は自分自身となったTOYOTAには何か重要な姿勢変化が必要だった、それを担うのがアロンソの役目だと。彼がいる事により、マンネリ化しているドライバー達に刺激や新たな学習を与える事、それにより適度な緊張感を生み出し、最高の状態とミスを少なくする状態を作り出していると思う。

会社で新人を入れる理由にピタッと当てはまる。新しい息吹、新しい感性、そして経験を教える事での確認など得られるものが非常に多い。

ましてやどんなマシンでも乗りこなすと言われるアロンソに教えるなんて事は、今までに絶対にない事だからね。

 

TOYOTAのモリゾーさんはよく考えてるわ。こんなにもレースに対して本気な社長をもつ、今のTOYOTAはちょっと恐ろしいと感じる。

HONDAよ、うかうかしてられないよ!