予選ではハミルトンがQ1脱落という波乱の中、ボッタスが久々にポールポジションを獲得しています。後ろにはフェラーリ2台が控えています。ベッテルのロングランペースが良いのでボッタスとは僅差の争いになりそうです。
グリッドダウンペナルティはストロール5、エリクソン5、ガスリー15、ハートレー25、リカルド10となっています。
スタート順とタイヤ
ブラジルGP決勝レポート
天気は晴天、気温27℃、路面温度60℃の中71周の戦いとなります。
スタートではベッテルが1コーナーを制しました。後ろではリカルドとバンドーンとマグヌッセンが接触、オコンとグロージャンが接触してSCとなりました。3台がリタイアとなってしまいました。
タイヤを痛めたドライバーなどはピットに入りタイヤ交換などを済ませています。
SC中3周終了時点の順位
5周目から再スタートし、アロンソはマッサに抜かれてしまいました。
8周目ハミルトンは11位まで上がっています。
9周目ハミルトンはガスリーをパスし10位
11周目リカルドも次々とパスして12位、ベッテルとボッタスの差は1.6秒
20周目ハミルトンはアロンソをパスして6位、リカルドはぺレスの後ろ9位まで上がっています。
21周目ハミルトンはマッサを抜いて5位
21周終了時点の順位
25周目ソフトのハミルトンがファーステスト、タイムでSSを逆転しています。
28周目ボッタスがSへ、マッサがSへ
29周目ベッテルがSへ、フェルスタッペンがSへ、アロンソはSへ、リカルドはやっとぺレスをパスしています。
30周目ライコネンはSへ
33周目リカルドは後ろに迫ってきたフェルスタッペンに道を譲りました。
SSスタート勢のピットが終わった37周終了時点の順位
39周目ヒュルケンベルクがガスリーをパス
42周目ハートレーがリタイア
43周目サインツがガスリーをパス
44周目ハミルトンはピットインSSへ5位で復帰、リカルドはSSへ8位で復帰
47周目リカルドはマッサをパスし6位
48周目ガスリーはストロールをパスしました。
58周目ハミルトンはフェルスタッペンをパスして4位
アロンソはマッサの1秒以内に迫りましたが、ストレートで全くもって追いつけません。
トップ8が60周終了時点の順位
63周目フェルスタッペンはピットインSSへ
66周目ハミルトンがライコネンの後ろ1秒以内に迫ってきました。マッサ、アロンソ、ぺレスは各車1秒以内の戦いを展開します。
71周が終了、ベッテルがさしぶりの優勝を飾りました。ライコネンはハミルトンを何とか抑え3位。
ブラジルGP決勝結果
まとめ

ベッテルがスタートでボッタスを抜いて主導権を握ると、ギャップを上手くコントロールしながらレースを進めて完璧な優勝でした。
最後尾ハミルトンは追い上げまくって最後はライコネンを抜けずに4位止まりですが、速かったなぁちょっと退屈になりそうなレースをリカルド共に先行者を抜きまくって盛り上げてくれました。
終盤のマッサ、アロンソ、ぺレスのバトルも良かったです。マッサの地元引退レースでフェアなバトルが展開されてなによりでした。
アロンソはダウンフォースを付けすぎたセッティングでストレートが伸びずどうしようも無かったけどその分タイヤの摩耗は安定してペースは良かったです。
来季のトロロッソ・ホンダにはこのあたりのセッティングは上手くやってほしいですね。

表彰台にはスペシャルゲストしてバリチェロとそしてマッサが登場しましたが、去年ほどの感動がなかったなぁ。
これで残すところ2週間後の最終戦アブダビのみとなった2017年のF1です。
はじめまして、いつもメカ考察やサーキット毎のデータ楽しく拝見しています
今期最終型となったホンダのスペック3.8、自分には今回のレース後にアロンソが言っていた程ルノーとのパワー差は無いように見えましたがどうなのでしょう?
ロングストレートのあるセクター1.3でもルノー勢と比べても遜色無いタイムが出ていましたし….
マクラーレンはどのサーキットでも他チームよりかなりダウンフォースは付けていますし
ダウンフォースが重ければ中低速コーナーで速いのはある程度分かりますが、そのせいでトップスピードが犠牲になっているのは事実です
このセッティング方針のままだと来季ルノーを積んでも結局ストレートが遅いと言い続ける気がしてなりません
マクラーレンのシャシーが良いと言う主張も、ホンダを犠牲にしてまで着けている重いダウンフォースでコーナーでそれなりに速いと言う事だと素人目には思えてしまいます
初書き込みで色々乱文失礼致しました
更新等頑張って下さい!
コメントありがとうございます。
今後とも宜しくお願いします。
ドラッグとダウンフォースの問題がはっきりするのは来季でしょうね。
このマクラーレンの問題が解析できる来季が楽しみです。
マクラーレンのシャーシセッティングでトップスピードを殺しているのがバレバレになってしまいましたね。
ダウンフォース削ると20kアップでトップチームと同等のレベル。
しかし、車体のメカニカルグリップとダウンフォースが足りないのでドラッグ増えてもウイング立てざるをえない。
ますます来期が楽しみです
アロンソは去年もパフォーマンス不足は勿論やたらと問題多発させていた
マクラーレンのシャシーの肩を持つ発言を繰り返していましたからね。
バトンは冷静で結構シャシーにも文句を言っていたんだけれど・・・・
腕は間違いなくトップクラスだけどそれ以外の部分は
少し不甲斐無い所が多いように感じます。
まあ来年マクラーレンが大幅な進化を見せる事が出来ればご満悦だろうけど
上手くいかなければホンダに向けていた牙を来年どこに向けるのか楽しみではあります。
来季のマクラーレンルノーの言い訳その1
ルノーとの提携発表が遅れたため、マシン開発が不十分だ。我々がレッドブルに追いつくのは2019年の開幕まで待たなければならない。
5月ぐらいには発言してそうw
言ってそうですね(笑)
まあシャシーとpuのアジャストはかなり大変でしょうから一年くらいは言い訳出来ると思います。
それはトロロッソも同じですがホンダPUの方がコンパクトな上トロロッソはPU変更には一日の長があるので…どうなりますかね
1コメンテーター
「来季RedBullシャシーと比較される“McLARENが心配”」
マクラーレンのダウンフォースセッティングは、ラップタイム短縮のためにはコーナリング重視が良い傾向、しかし、その反動か⁉︎ストレート軽視となりトップスピードがマイナス約20Km/hの影響が記録されている。との事。なお、ファイナルでは、スピードトラップの計測記録は、マッサ323.1km/hに対してアロンソ325.3km/hとアロンソの方が速かった。との事。
(参照:F1 NEWS系×2記事より)
今季’17はすでに最終戦間近であるが、来季’18は同パワーユニット搭載Red Bullと言い訳禁句なリアリティ比較となる。
来季ファンの期待する好レース展開に備えて頑張ってほしい!
そして、「来季どんな様子か見てみよう!」
マッサとストロールのダウンフォースセッティングが、今回は大きく異なっていましたね。最後の母国GPだったのでマッサの好きに出来たのでしょうか?良いレースだったと思います。MCLよりもウイング立っている様に見えました、流石のメルセデスエンジンでもストレートスピードは伸びませんでした。MCLとウィリアムズ、昔と全く違うチームになってしまった気がして残念に思います。最近では、STRばかり気になってしまいますが、STRのシャシー開発能力はどうなんでしょうか?
トロロッソはいいマシンを今年開幕に用意できませんでした。
新規定空力は研究開発にかかる時間が増加していますので予算の関係上厳しいのでしょう。
来季は2年目という事で期待していいと思います。そしてシーズン中の開発もホンダのおかげで予算が増えますので、少しは期待していいかな。