夏休み中にオーナーが変わり参戦権譲渡が完了せず、ベルギーGP出走が危ぶまれたフォースインディアでしたが新チームとしての登録で出走した。
危機的状況を乗り越えたチームは、ウェットコンディションの予選でフロントローを独占!決勝でも1,2フィニッシュして新生「レーシング・ポイント・フォース・インディア・F1チーム」は最高のスタートをきった。
スパと言えばフォースインディアって言うぐらい相性のいいサーキット、持ち前のロードラッグシャシーにメルセデスパワーでいかんなくその強さを発揮!ぺレス、オコンはそんなマシンを安全にそして速く走らせフィニッシュラインへと導いてみせた。
F1ミッドフィールド選手権ポイントランキング
順 | ドライバー | 計 | AUS | BRN | CHN | AZE | ESP | MON | CAN | FRA | AUT | GBR | GER | HUN | BEL |
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1 | ヒュルケンベルグ | 169 | 18 | 15 | 25 | 15 | 25 | 15 | 25 | 25 | 6 | ||||
2 | マグヌッセン | 159 | 18 | 12 | 1 | 25 | 6 | 6 | 25 | 18 | 12 | 6 | 18 | 12 | |
3 | サインツ | 140 | 12 | 4 | 15 | 18 | 18 | 12 | 18 | 18 | 2 | 1 | 4 | 12 | 6 |
4 | オコン | 131 | 8 | 6 | 10 | 25 | 15 | 15 | 18 | 12 | 4 | 18 | |||
5 | ペレス | 131 | 10 | 8 | 25 | 12 | 8 | 4 | 12 | 10 | 15 | 2 | 25 | ||
6 | アロンソ | 123 | 25 | 12 | 18 | 12 | 15 | 1 | 10 | 15 | 15 | ||||
7 | ガスリー | 99 | 25 | 2 | 18 | 10 | 4 | 4 | 1 | 25 | 10 | ||||
8 | グロージャン | 90 | 1 | 1 | 2 | 8 | 10 | 25 | 18 | 10 | 15 | ||||
9 | ルクレール | 65 | 6 | 2 | 15 | 10 | 12 | 12 | 8 | ||||||
10 | バンドーン | 63 | 15 | 10 | 6 | 8 | 1 | 4 | 1 | 8 | 8 | 2 | |||
11 | エリクソン | 60 | 8 | 1 | 4 | 4 | 10 | 2 | 6 | 6 | 10 | 1 | 8 | ||
12 | ストロール | 35 | 4 | 4 | 10 | 8 | 1 | 6 | 2 | ||||||
13 | ハートレー | 35 | 2 | 6 | 6 | 4 | 8 | 8 | 1 | ||||||
14 | シロトキン | 13 | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 | 4 |
ベルギーGPまとめ
ターン1で起きたヒュルケンベルグのアロンソへの追突でルクレールは巻き込まれ、いきなり3台がリタイア。1周目のケメルストレートでインにつけていたオコンはトップ6選手権ドライバーに邪魔されて早めのブレーキング、この間にレコードラインからぺレスがトップに立つ。
ぺレス、オコンの2台はこの後、何事も無くレースを走り切った。後ろのハースも似たような状況でグロージャン、マグヌッセンの2台が一定間隔で追走してフィッシュしている。
レース全体としては非常に動きが無く淡々としたレース展開だったと言える。
序盤4位以下のマグヌッセン、ガスリー、エリクソンはDRSバトルを展開している。10周目にはマグヌッセンに離されDRSを失ったガスリーだけどトップスピードで20km/hある後ろのエリクソンを抑えきる。12周目には1秒以上の差をつけてDRS圏外へ逃げるとピットインまでに2秒差までなんとか広げる。
この時ガスリーがエリクソンより速かったポイントはセクター1だった、ホンダはエネルギーデプロイを決勝に向けて、もっとも全開区間の長いターン1からケメルストレートエンドに集中させていたようだ、カスタマーフェラーリPUのザウバーにつけ入る隙を与えなかった。
ピットアウトしたエリクソンはロングスティントしていたハートレーの鼻先に出るがあっさりハートレーに抜かれている。
ホンダ広報特別編集のツイート動画⇩
Next time @SauberF1Team 👊🏻#BelgianGP 🇧🇪 #F1
— Honda Racing F1 (@HondaRacingF1) 2018年8月26日
↑これ作ったのF1だと思っていたらホンダだった。今まで散々コケにしやがってコノヤローって感じかな(笑)
このバトルのおかげでガスリーは逃げに成功して5位を確実なものにできた。
その後方ではウィリアムズ2台に封じ込まれていたサインツが、22周終了時点の早めのSS交換でアンダーカットを成功させてストロールの前へ、32周目にはケメルストレートエンドでシロトキンをパスして7位まで上げる。
ポジションチェンジはここで終了。ハートレーはチームプレイで自分のレースが無くなりなんとか10位フィニッシュした。
今後のミッドフィールド選手権
チャンピオン争いはまだまだわからないよ!けど6位アロンソはマシン的にもうどうしようもないだろう。
1位のヒュルケンベルグは10グリッド降格ペナルティのためイタリアでは下位に沈む。マグヌッセンがランキングトップにくる日も近いかもしれません。
ホンダはスペック2を熟成して競争力を増している、いつまでも最低エンジンなんて言わせておかないぜ!と結果やSNSで攻勢にでてきていいね。ガスリーのランキングアップにも期待がかかる。
トップ6選手権の方は、もはやトップ2選手権になっているし、ミッドフィールドって言ってたのにいつの間にかBチームに変わったし、どうなってんのよ?w
さぁさぁ面白くなってまいりました。誰が勝ち残るのでしょうか?
神のみぞ知る「ミッドフィールド選手権」から目を離さないようにして下さい。
ガスリーがアロンソを逆転してくれることを期待します。
頑張れHONDA‼️
ミッドフィールド選手権、おもしろくなってきました。
それと関連して『ホンダのスペック3』投入はいつなんでしょうか?
ガスリーのコメントの中で『あと何度かアップグレード』と訳されていたので、スペック4までは投入されるということでしょうね。楽しみです。
今年のホンダは信頼性と熟成第一でやっているようで、他のマニュファクチャラーに比べると新スペックの導入が後手に廻っているように思っていましたが、開幕当初と比べるとだんだんその成果が出てきているようです。よく考えれば、今あるものを上手く効率よく使うというのは日本人の得意技ですもんね。
個人的には戦略的にロシアでスペック3投入の可能性が高いと予想しています。さあどうなりますやら。
日本人ジャーナリスト情報だとアメリカGPとなっているようです。
時間をかけているという事はそれなりの伸びしろに期待したいですが、なんとも言えませんね。
今年中に昨年のメルセデス並みのパワーを発生できていれば来年への望みがつながります。
現状のパッケージングスペースでは足りないとの判断が下されていれば、今年のパワーアップは不可能です。
フェラーリの優位性はターボチャージャーにある、すべて後部にあるこのパーツのサイズ変更は容易です。
しかしセパレート式のホンダやメルセデスはすべての設計を変えなければ変更できないのです。
繋ぐシャフトの強度など、見直しがどうしても多くなるセパレート式は、現状では正解とは言えないレイアウトです。
以前私が指摘したタービンとMGU-Hの回転数ですが、改めてレギュレーションを確認したら同一では無くていいと記されています。
クランクとMGU-Kが速度比が固定されたと表現されていて、タービンとMGU-Hも速度比が固定されたとなっています。
そんなことを考えていたら、フェラーリやルノーは簡単にMGU-Hとタービン&コンプレッサーの回転減速比を変更できます。
メルセデスやホンダはどうでしょう?Vバンクど真ん中です。減速比変更できるかな?
回転比率を変更する事でどのような利点が生まれるのか?検討もつきませんが違いを生むポイントの一つです。
まぁまぁこれも想像ですけどね。