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アゼルバイジャンGPのバクー市街地サーキットは至る所に落とし穴がある。

トラフィック、ブレーキングゾーン直進イエロー、クラッシュによるダブルイエローや赤旗。

 

アタックラップでそれらに邪魔されない事と、ストレートでトウを得られるかどうかで番狂わせが起きるでしょう。

波乱必死の予選がスタートします。

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アゼルバイジャンGP予選レポート

天候は晴れ、気温25℃、路面温度37℃で予選はスタートしました。

Q1

開始が15分遅れた為、各車並んでゲートオープンを待っていました。

路面温度が低い時間帯の為、タイヤの温めが心配です。

レッドブル2台が直ぐに1,2タイムを記録、フェラーリが続いています。

 

フェルスタッペン42.7、ペレス42.7、ルクレール42.8、サインツ42.9、ベッテル43.2、ジョウ43.7となっているトップ6です。

ストロールが一度バリアに少し突っ込み、そのあとアタックに入りましたがクラッシュして赤旗です。

 

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残り2:30で再開、路面温度は34℃になっています。

16台がコースイン、メルセデス2台、アルファタウリ2台が良い感じでアタックに入るがその後ろのアロンソが遅い。

 

アロンソはわざとペースを遅く走ってるのか??アルボン以下は詰まっている感じ。

そんな中でもボッタスはタイムアップし15位でQ1クリアしています。

Q2

レッドブル2台が先頭に並んでコースインしていきました。

 

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1回目のアタック、サインツ42.0、ルクレール42.1、フェルスタッペン42.2、ペレス42.2、ガスリー43.1、ラッセル43.2となったトップ6です。

ベッテルがバリアに少し突っ込みました。

アストンは2台揃って何をしてるのか・・・。

 

ペレスが41.9秒台を出してトップタイム更新。

ガスリーが43.1で5番手に飛び込んだ、角田はマクラーレン2台の最後のアタックが上手くいかず助かった、10番手でQ2クリアしました。

Q3

1回目のアタック、サインツ41.8、ルクレール41.8、ペレス41.9、フェルスタッペン41.9、ガスリー42.8となったトップ5です。

タイヤの温まりが悪く、スライドが多く発生しています。

開始15分遅延、赤旗によって気温や路面温度が下がっている。

 

最終アタック、サインツが先頭でコースイン、角田、ガスリー、ルクレールと続いていく。

フェルスタッペンは集団の一番後ろについてしまう、ペレスは完全に単独でアタックに入っていきました

 

サインツは大きくスライドしてアタック失敗。

ルクレールがセクター1から速い、追うレッドブル2台はセクター2で大きく離される。

ルクレールはガスリーのトウを少しもらいセクター3で最高速が少し伸び41.359のトップタイム。

 

フェルスタッペンは0.347差、最後の最後でペレスは0.282差で2番手となった。

アゼルバイジャンGP予選結果

No. ドライバー チーム Q1 Q2 Q3 Gap
1 16 C.ルクレール フェラーリ 1:42.865 1:42.046 1:41.359
2 11 S.ペレス レッドブル 1:42.733 1:41.955 1:41.641 0.282
3 1 M.フェルスタッペン レッドブル 1:42.722 1:42.227 1:41.706 0.347
4 55 C.サインツ フェラーリ 1:42.957 1:42.088 1:41.814 0.455
5 63 G.ラッセル メルセデスAMG 1:43.754 1:43.281 1:42.712 1.353
6 10 P.ガスリー アルファタウリ 1:43.268 1:43.129 1:42.845 1.486
7 44 L.ハミルトン メルセデスAMG 1:43.939 1:43.182 1:42.924 1.565
8 22 Y.角田 アルファタウリ 1:43.595 1:43.376 1:43.056 1.697
9 5 S.ベッテル アストンマーチン 1:43.279 1:43.268 1:43.091 1.732
10 14 F.アロンソ アルピーヌ 1:44.083 1:43.360 1:43.173 1.814
11 4 L.ノリス マクラーレン 1:44.237 1:43.398
12 3 D.リカルド マクラーレン 1:44.437 1:43.574
13 31 E.オコン アルピーヌ 1:43.903 1:43.585
14 24 G.ジョウ アルファロメオ 1:43.777 1:43.790
15 77 V.ボッタス アルファロメオ 1:44.478 1:44.444
16 20 K.マグヌッセン ハース 1:44.643
17 23 A.アルボン ウィリアムズ 1:44.719
18 6 N.ラティフィ ウィリアムズ 1:45.367
19 18 L.ストロール アストンマーチン 1:45.371
20 47 M.シューマッハ ハース 1:45.775

まとめ

セクター2がダントツに速く、ローダウンフォースリアウィングが機能してストレートも伸びたフェラーリは速かった。

ガスリーの後方3秒ぐらいで、若干トウを得たルクレールがポールポジションです。

 

 

 

レッドブル2台がルクレールと同じようなトウを得ても届かないタイム差でした。

バクーは昨年レッドブルが示したように、セクター2の速さ=グリップレベルがポイントです。

 

レースペースでもその差を維持できればルクレールの優勝は確定的なのですが、今年のタイヤはコーナーで頑張ればデグラが激しくなります。

そしてセーフティーカー必至の何が起こるかわからない市街地戦は、ポールポジションの意味があまりありません。

最後の最後までわからない、それがアゼルバイジャンGPでしょう。

 

 

アルファタウリ2台が金曜日からの好調を維持、2台揃ってQ3進出となったのは速さの証明です。

このチームの課題はレースでタイヤがもつのかどうかと言うところ。

 

 

酷いポーパシングに苦しむメルセデスはこのポジションがやっとです。

レースペースでも関係なく最終ストレートはポーパシングが起きます。

そんなメルセデス対アルファタウリは注目ポイントとなります。

 

 

ロングストレート用ウィングは、フロアやマシンの素がもっているダウンフォースが浮き彫りになります。

ウィングに頼らないダウンフォースやメカニカルグリップの差が表れた結果です。

2強の効率の良い空力がよくわかった予選となりました。

 

 

5位以下はレースペースでもラップ1秒遅い、20周もすればトップ4はフリーストップ状態になります。

レッドブルがピット戦略で掻き回す?フェラーリ&ルクレールは対応できるのか?

 

ティフォシの心配はマシンの速さよりも、現場対応です。