アゼルバイジャンGPでは約2kmにも及ぶ全開区間に対応するために様々なローダウンフォースウィングが登場しています。F1i.comにて比較画像があったので引用していきます。
リアウィング比較
ルノーは昨年あたりからメルセデスが採用している湾曲型のリアウィングを使っています。フェラーリもカナダから湾曲型を投入していますがレッドブルは通常の小型版を採用。
空力の奇才ニューウェイがいるのに普通な形状なレッドブルを見ると湾曲型の優位性はそれほど大きいものではないようです。
先駆者のメルセデスはひときわ小さく見えます。あの程度でいいのはロングホイールベースのフロアでのダウンフォース発生が大きいからでしょうね。
トロロッソは違いがわかりませんが・・・。車体全体の抵抗が多いトロロッソはストレートがちょっと長いと苦戦してしまう傾向が強いですね。
フロントウィング比較
フロントウィングは全般的に一番上のフラップを小さくしたり、大胆にカットしていたりと比較的に小変更ですんでいますね。
メルセデスが非常にわかりやすく一番上のフラップだけの変更のように見受けられます。
このフロントウィングの自由化はいつまで続くのか?フロントウィング依存型マシンをやめなければ前走者に近づくのは困難なのになぁ。2020年の規定で変わる事に期待している私です。
フェラーリのエンジンカバー・フラップ
このフラップはエンジンカバーを流れてくる熱い空気がでてくる上に低圧ゾーンを作り出す。効果はその熱い空気をより早く吸い出す事で可能になると解説されています。
ルノーのアップデート
ノーズ下の空力処理が面白いですね、筒状の空気の通り道をあらたに設けています。空気の流れの誘導を増加させフロア下に導く空気の流れを一定にするのが狙いですね。
バージボード下のフロアパーツですが、このようなスリットをいれているのはルノーぐらいしか見受けられません。効果のほどは??って事らしいです。
今年の空力開発はとても活発です、細かく変更があるので気づかない事が多いですけどw