2015年F1の第3戦中国GPの上海サーキットはGP中もっとも長い1170mのストレートがある。ここではDRS作動領域でオーバーテイクを防ぐのはほぼ無理だろう。
エンジンパワーの差とダウンフォースドラッグの違いが明確になるストレートと言って間違いはないと思います。
エンジンパワーの差がラップタイムに影響するサーキット
上海サーキットはF1GP中でもっとも長いストレートともうひとつ長めのストレートがある。サーキットの構成的には前回のマレーシアGPのセパンサーキットによく似ている。
ストレートタイムを気にしすぎて低ドラッグローダウンフォースにしすぎると、コーナーセクションでタイムが出せずにいいラップタイムにはならないしタイヤに対する負担が大きくなってしまう。
ある程度ダウンフォースをつけれて、ストレートも速いマシンが圧倒的に有利となる。
メルセデスエンジンユーザーが圧倒的に有利になるのは必然だと思われます。
フェラーリがどこまでメルセデスに挑めるか否か
マレーシアGPでのフェラーリの強さのポイントは高温の中タイヤにやさしいマシンだった事で、現状のピレリタイヤに一番マッチしているマシンを持っているのがフェラーリでしょう。
中国GPは例年低温になる可能性が高いので、低温の中フェラーリがピレリタイヤをどこまで使いきれるかどうかがメルセデスに対抗できるポイントになるでしょう。
決勝日の天気予報は雨なのでドライバー同士の戦いになるレインバトルも面白いですね。
ルノー、ホンダはどこまで改善できているか?
マレーシアGPでの最高速度ではルノーはホンダよりは上でしたが、フェラーリやメルセデスには大きく溝を開けられていた。中国GPではパワー不足がもろに影響しそうなだけに何処まで改善できているかに注目したい。
ホンダはあの悲惨なオーストラリアGPから2週間後のマレーシアGPで驚きのパフォーマンス改善があった。今回の2週間での改善がどの程度なものか非常に楽しみな部分です。