2017年F1第3戦となったバーレーングランプリでのマクラーレンホンダとトップの差を明確にします。この記事企画自体ホンダ復帰の2015年から行っていて段々とトップギャップが縮まっていくのを期待していた訳ですが今年は逆に広がっています。もう企画倒れしそうです。
バーレーンGP予選タイム差+3.285秒
1 バルテリ ボッタス Mercedes 1’28.769
15 フェルナンド アロンソ McLaren 1’32.054
Q2のアタック途中でトラブルによりタイムアップできなかったアロンソですが、ベストタイムより0.5秒速かったようです。そのことを加味しても2.785秒差ですけど絶望的数値ですね。
参戦初年度に戻ったようなタイム差になっています。
バーレーンGP決勝タイム差リタイアで無し
バンドーンはピットからスタートすらできず、アロンソはなんとか入賞を目論んで必死に走っていましたが、終盤54周目でピットへ戻ってリタイアしています。エンジントラブルではなく、アロンソがただ単に走るのをあきらめたと言うような話もでていますが真相は藪の中です。
ラップタイム分析
Lap | ベッテル | ハミルトン | アロンソ | 対ベッテル差 | 対ハミルトン差 |
---|---|---|---|---|---|
35 | 1:34.004 | 1:35.143 | 1:37.548 | 03.544 | 02.405 |
36 | 1:33.826 | 1:35.288 | 1:40.935 | inlap | inlap |
37 | 1:34.291 | 1:35.405 | 1:56.444 | outlap | outlap |
38 | 1:34.293 | 1:35.286 | 1:35.839 | 01.546 | 00.553 |
39 | 1:34.590 | 1:35.524 | 1:35.917 | 01.327 | 00.393 |
40 | 1:34.505 | 1:35.559 | 1:36.746 | 02.241 | 01.187 |
41 | 1:34.631 | 1:38.084 | 1:36.252 | 01.621 | inlap |
42 | 1:34.533 | 2:00.345 | 1:36.071 | 01.538 | outlap |
43 | 1:34.365 | 1:32.962 | 1:36.042 | 01.677 | 03.080 |
44 | 1:34.362 | 1:32.887 | 1:35.966 | 01.604 | 03.079 |
45 | 1:34.070 | 1:32.922 | 1:35.829 | 01.759 | 02.907 |
46 | 1:34.096 | 1:32.798 | 1:35.626 | 01.530 | 02.828 |
47 | 1:34.266 | 1:33.592 | 1:35.595 | 01.329 | 02.003 |
48 | 1:34.500 | 1:33.532 | 1:35.703 | 01.203 | 02.171 |
49 | 1:34.876 | 1:33.037 | 1:36.041 | 01.165 | 03.004 |
50 | 1:34.177 | 1:33.348 | 1:35.716 | 01.539 | 02.368 |
51 | 1:33.984 | 1:33.332 | 1:36.091 | 02.107 | 02.759 |
52 | 1:34.085 | 1:33.375 | 1:37.329 | 03.244 | 03.954 |
53 | 1:35.159 | 1:33.859 | 1:37.845 | 02.686 | 03.986 |
終盤のラップタイム比較になりますが、ベッテルとは1.5~2秒差ぐらいで推移していますが、ベッテルを本気で追っていたハミルトンとの差が今回は本当のギャップとなりますね。
軽く約2~3秒差つけられています。予選での予測タイム差2.8秒でしたが、決勝ファーステストタイム差も同じく2.8秒となっています。
マクラーレンホンダのトップとの差は現在明確にラップあたり2.8秒と言えると思います。
昨年の終盤では2秒差ぐらいでしたから、実質パワーアップを果たせていないホンダエンジンではこれが限界ですよね。
2017年のF1はまだ3戦目ですがすでにPUパーツが2基、3基と増えている現状、チャンピオンシップを争う体制では無くなってしまっています。
バーレーンテスト初日でトラブル発生
4月18日、19日とバーレーンで行われるテストでは、初日の今日午前中でまたも水漏れ発生のためPU交換しています。
午後にはやっと走り出し始めました。丁度今この記事を書いてるところ(4月19日0:30)での周回数は17周となっています。
エリクソンなんかはすでに100周こえてますけどね。
開幕前テストだけでは飽き足らずインシーズンテストでも動かないホンダパワーユニットは本気でやばいですね。
マクラーレンホンダ提携解消か?
マクラーレンがシーズン中にメルセデスエンジンへスイッチなんて噂や、マクラーレングループの大株主達が怒りまくっているという話もありますし、いよいよ潮時なのかと私も本気で思い始めました。
まさかが起こるのがF1の世界ですからね。
マクラーレンはメルセデスが首を縦に振れば、まじで換えそうな勢いを感じます。シーズン中にもかかわらずマシンを合わせてしまうかもしれない。
ホンダは日本代表の自覚もつべきだ
ホンダには自動車企業としてではなく日本の代表だという事を自覚してもらいたい。仮にも世界選手権でのこの体たらくは本気で萎えます。昨年まではトークンのせいで遅かったと信じてたファンが泣いています。
このまま恥をさらしたまま撤退するわけにもいかないでしょう、若いやつを育てる?ノウハウを構築する?そんなのはどうでもいいんです。どんな型であれホンダが勝てばいいんです。ファンはそれを望んでいるんです。
高い年棒積んでどうぞメルセデスやフェラーリから引き抜きでもなんでして下さい。それでもホンダというブランドで勝てばホンダの功績なんですから。
フェラーリを見てくださいメルセデスからエンジニアを引き抜き、マーレに燃焼技術を構築してもらい勝っている。それでもフェラーリが勝った事はフェラーリの功績なんですから。
これ以上日本の恥さらしだけは勘弁願いたい、親日家アロンソですらもう勘弁ならなぇって目が本気ですよ。
今後この「マクラーレンホンダとトップギャップ」の企画記事は当分の間3戦ぐらいまとめて行きたいと思っております。
辛抱強い(?)管理人さんもついに怒りましたね! ご承知のように、かつてホンダはNR500(4サイクル2輪WGPレーサー)で第2期の出場をしましたが、ラップタイム3秒差でやっと予選通過という状況が3シーズン続き、立て直しに数レース欠場したことがありました。当時は本田宗一郎さんが勇退後とはいえホンダのマインドは変わることはなく、4シーズン目に急遽NS500(2サイクル)がとって代わりトップグループに、そして翌シーズンはチャンピオンを獲得しています。マクラーレン・ホンダが勝つためには、ギャップ3秒+シーズン毎のグレードアップ相当2秒の「5秒早いマシン」を仕立てなければなりません。シミュレーションで構想確認は可能のはずですが、所詮サクラの素人集団では不可能命題とあきらめざるを得ませんね。
「体験無くしてヒラメキ無し」でありプロ相手には、やはりプロ集団でと愚行します。その環境で修行するからこそ人も育つというトヨタウエイをホンダは学ぶべきでしょう。特にチーフエンジニアの存在はマストです。長いコメントになり恐縮です。
ブログ管理するものとして公平な立場を貫き通せず申し訳ありません。
とりあえず溜まったものを吐き出させていただきました。
皆さんもホンダに対して言いたいことがあるならどんどんコメントしてください。
余程酷い内容じゃない限り承認します。
まずはこう吐き出して冷静になってみましょう。
もう一言、F1参戦時は華々しく惨憺たる状況ではダンマリのホンダ。管理人がおっしゃるように日本の代表でもあり、せめて「こんなはずではなかった、暫時撤退、そしてやりなおします」とでもコメントする経営者が居てもよいと思います。こんな状況をインディにすり替えるやり方はいけません。サクラ部隊も素人集団ではあるものの失敗体験のままでは人生観真っ暗に違いありません。「POWER OF DREAM」を掛け声で終わらせてはいけません。ところで社長自らWECのハンドルを握る勢いであるトヨタをベンチマークすると何か知恵が出るかも。頑張れホンダ!
度々のコメントありがとうございます。
トヨタの今の現状でならF1で結果が残せるかもしれませんね。絶対に出ないでしょうけど。
F1参戦時のあの体制は良いとは言えませんでしたし、企業体質で責任切りみたいな事してましたよね。
ホンダも責任切りするような事はないと思いますが、これやりだすと継続開発ができなくなってF1ではいい事はないです。
今後のなりふり構わぬ開発への意欲があれば結果はついてくるはずです。
こんにちは。
PUをフルモデルチェンジしてこれからなんだから
毎戦続けてほしいな。
前のPUじゃ構成的に未来は無かったわけだし
生みの苦しみから続けるのは意味があると思うな。
コメントありがとうございます。
わかりました。いつもポジティブな意見を頂き感謝です。
来週のロシアはきついですよ。PUの差がかなり出ますから。ほんと早く新PUがほしいところですね。
こんにちは
今年はかなり期待してたんですが、残念です
ただ、ホンダは全然諦めて無いと思います
すぐには無理でしょうが、いずれはトップ争いをしてくれると思います。
それまで応援していこうと思います。