予選はフェラーリのルクレールがポールポジション、クラッシュして赤旗終了を作り出したことで、フェルスタッペンのタイムアップを阻止したともとれる結果だった。
故意的な要素は無く、単純にファーストアタックをミスしたフェルスタッペンの完敗、マシンのドライバビリティが大きく作用するモナコ、レースは果たしてどうなっていくのか?
セーフティカー、ピットストップなどの要素でしかポジションチェンジは難しい、チャンスを待つ忍耐力と瞬間的な判断力が勝負を決する。
フェラーリはギアボックスが大丈夫と判断していたが、レコノサンスラップで走ったルクレールはダメだと判断、無常にもピットレーンクローズとなりリタイアを選択した。
スタート順とタイヤ
ピットインロスタイムは、約20秒です。
モナコGP決勝レポート
天候は晴れ、気温21℃、路面温度42℃でスタートしました。
スタートでは、フェルスタッペンがイン側に寄せて、ボッタスをブロックしトップを守っています。
ペレスが8位、アロンソが14位へポジションをアップしています。
Lap5終了時点
フェルスタッペン速すぎ、ボッタスも頑張ってついていっている。
Lap10:速いペースでレースは進んでいます。
レッドブルとしては早めに間隔を空けて、ピットストップウィンドウとスペースを開く作戦のようです。
ボッタスは20周を過ぎて大きくペースダウン、フェルスタッペンの乱流に付き合いすぎて早々にリアタイヤがダメになった。
Lap30:ハミルトンが動いた! ハードへ8位で戻りました。
Lap31:ボッタスは右フロントが外れない・・・リタイアしました。
ノリスはハードへ、ガスリーはハードへ、ガスリーはハミルトンのアンダーカットを阻止しました。
LAP 31/78
Drama in the pit lane!
Mercedes cannot get the nut off the front right tyre… Bottas is OUT!#MonacoGP 🇲🇨 #F1 pic.twitter.com/U1nQfz1eIK
— Formula 1 (@F1) May 23, 2021
Lap32:ベッテルはハードへ、一気に2台パスするオーバーカット成功、5位です。
Lap33:サインツはハードへ3位
Lap34:フェルスタッペンはハードへ2位、ペレスがトップ。
Lap35:ペレスはハードへ4位、ベッテルをオーバーカットする事に成功しました。
Lap37終了時点
Lap40:ミックはハードへ18位
Lap47:アロンソはソフトへ13位
フェルスタッペンとサインツは、3秒差を保っています。
Lap50:サインツが徐々にペースアップして近づくが、すかさずフェルスタッペンがペースを上げる。無理せずにレースをコントロールしているフェルスタッペンです。
Lap58終了時点
Lap59:ストロールはソフトへ8位
ノリスのペースが上がらず、ペレスが追いつきました。
Lap66:角田はソフトへ16位
Lap68:ハミルトンはソフトへ、7位で戻っています。
Lap71:70周目に12.9秒台のファーステストをハミルトンがマーク。
Lap78終了:フェルスタッペンが余裕のトップチェッカーを受けました。
モナコGP決勝結果
まとめ
波乱の幕開け!ポールのルクレールが、レコノサンスラップを走ったところドライブシャフトに問題が発生し、スタートせずにリタイアになりました。
フェルスタッペンは、イン側に寄せボッタスを抑え込んだスタートでトップをキープしてターン1を立ち上がる。
レースをコントロールする権利を得ると、完璧なレース運びで、見事に優勝!
ボッタスのトラブルもあり戦略が簡単になった。
He’ll never forget this day#MonacoGP 🇲🇨 @Max33Verstappen pic.twitter.com/eJJpEBpqUC
— Formula 1 (@F1) May 23, 2021
序盤のフェルスタッペンとボッタスの速さは凄かった。速い、速すぎるペース、ボッタスはまんまとフェルスタッペンの乱流を受けリアタイヤがダメになり勝負あり。
何よりハイペースで、各マシンの間隔を広げ、ピットストップウィンドウを広げる、尚且つ後方のマシンの団子状態を無くしミスをさせない状態へ、SCやVSCを出さないように仕向けた、そんな印象を受けた。
レースで誰もクラッシュしない、絡まない、実に淡々としたレースだったモナコ、こんなモナコは久しぶりです。
ハミルトンは早く動きすぎたか?
メルセデスにしては久しぶりにやってしまった感が否めない。ハードでアンダーカットは難しい、ベッテルがまんまとオーバーカットを決めて5位までジャンプアップしている。
ペレスも同様にオーバーカット戦略を決めて4位まで上げた。
These two 🤗#MonacoGP 🇲🇨 #F1 pic.twitter.com/8kvxBmfome
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サインツ、ノリスの仲良しコンビも嬉しい表彰台を獲得。
5位ベッテルは、復活の兆しを見せる良いレースをしました。ストロールも8位で、アストンマーチンはダブル入賞、マシンが良い方向へ向かっているみたいです。
ガスリーは、メンタルの師匠であるハミルトンを完璧に抑え込んだ見事なレースを見せてくれた。最近の結果力はすさまじいものがある。
角田は、作戦としてはハードスタートでいいペースだったと思うが、ペースの悪いマシンに阻まれてポジションアップ出来なかった。
これでチャンピオンシップはリセット!
フェルスタッペンとレッドブル・ホンダがランキングトップになっています。
嬉しいポディウムになりました!
ペレスもあと一歩というところでしたが予選順位を考えると上出来です!
ガスリーも何度もハミルトンを抑えて素晴らしかった
今後リンボーウィング問題が大きくなりそうです笑
ボッタスのピットストップといい、メルセデスが久々にやってしまいましたね。
ルクレールもスタート出来ない中、レッドブルはしっかりやるべきことをやって最大限のポイント獲得。
しっかり勝ちきったフェルスタッペンも、得意のタイヤマネジメントを生かしてオーバーカットしたペレスも見事でした。
フェラーリのヘマ、ルイスのブチギレ、メルセデスのピット・・・。
抜けないモナコでも見どころたっぷりでした。
フェルスタッペンがスタートのクラッチミート時に「ガツン」と動いた瞬間、やらかしたと思ったのは僕だけでしょうか?
まあ実際失敗の部類に入るでしょうが、上手いことボッタスのラインを潰して1コーナーに進入できて一安心でしたが・・・。
DAZNの中継の最後に、コンストラクターズのランキングがでたのですが、ホーナーさんの顔写真をはじめて見て、オォっと思いました。それにしてもJINさんアップ早すぎ!
2019年のモナコの時のホンダ山本さんのコメントで、モナコで勝つとenergy station のプールに飛び込む習わしとか。さー誰が飛び込むのかな(笑)
https://formula1-data.com/article/energy-station-monaco-version/energy-station-monaco-version-01
結果はフェルスタッペン&レッドブルの圧勝、メルセデス惨敗なのですが、この結果に寄与したのはルクレール&フェラーリかもしれませんね。
ルクレールがクラッシュしなければ、ポールはフェルスタッペンだったかもしれませんが、ルクレールorサインツだった可能性もあります。
そうなっていれば、スタートでボッタスを抑え込んだようには行かなかったかもしれません。
レースペースもフェラーリは悪くなかったですし、ルクレールがいたらいつものメルセデスのように怖い存在だったでしょうね。
マックスとホンダを応援する身としては最高のリザルトでした。特にルクレールの珍しいDNSが大きかったですね。レース前は、一昨年の日本GPを思い出してイヤな予感しかなかったです。ひとつ気になったのは、マックスがスタートグリッド(黄色ライン)で少し出てましたよね。確か、前戦でガスリーがペナを食らってたと思うのですが、問題なくてヨカッタです。
黄色線は大丈夫なはずです。
その先の白線を超えてはダメだったと思います。
フェルスタッペンはグリッドについた時点で、マシンを少しイン側向き(右向き)に停めてますね。
スタートでボッタスをブロックする前提の向きにマシンを停めたのだと思われます。
初コメです。
タッペン、ホンダおめでとう!
マクラーレン、トロ・ロッソの時代を振り返ると感慨深く、あの時パワーユニットのせいにしたやつらを見返したようでスカッとしました!
マックス、モナコ初優勝おめでとう!
ボッタスがまさかのリタイアで、その後は悠々とペースをコントロール、完勝でした。
ガスリーはハミルトンをずっと抑えて、ナイスドライビング。
ペレスは中盤、ファーステスト連発してましたが、抜けないモナコ、ノリスを攻略できず。
同じく予選が足を引っ張った角田も、最終スティントのソフトにかけたが不発。
久々にベッテルの良い走りが見れたのは嬉しかったです。
ボッタスは本当に不運というか…見てて痛々しいくらいです。
ボッタス自身がやらかしたレースなんて殆どないのに、マシンかタイヤかピットかのいずれかで台無しになる。
さすがに堪えるでしょうね。
不運は毎回ボッタスですもんね。
ナットの角、なめちゃったみたいですね
ボッタスのリタイヤトラブル
ナット(雌ネジ)と車体側アクスル軸(雄ネジ)が完全固着して外れなくなったのか、少しだけ緩んでナットが回転しなくなったのか?もっと細かい詳細が分からないので想像でしか出来ないのですが、初めから異物が挟まって噛み込んでしまったのではと思いました。
1992年モナコGP、ウィリアムズルノーのマンセルがリヤタイヤ交換した時には、ホイールとセンターハブに異物が挟まっていた(タイヤウヲーマーの布が千切れて?)からと言われていたので似た様な現象なのか?
メルセデスだけでなく、他チームでも起こりうるトラブルかと思いました。
ナットの強度不足で、表側のギザギザがガンで削られたました。
角田選手についてはスティント終盤にソフトのアロンソを追い回してたあたり、タイヤマネジメントについては文句のつけようがないですねぇ。課題は予選ですねぇ。やはり。
Q2に行けてたらストロールあたりの集団の順位もありえてたかなと。
一時的とは言えフェルスタッペン、レッドブルホンダ共にランキングトップに立てたのは2019年発足以来、初めてではないですか?
セカンドのペレスの4位も良かった(欲を言えばマックスとW表彰台)対してメルセデスは、ボッタスが安定しないですね。
予選でハミルトンを上回っただけでなく3番手(実質2番手)スタートにも関わらず決勝リタイヤノーポイント。
ハミルトンは、今回何も出来なかった。入賞とファステストラップポイント獲得が精一杯。
ドライバーとコンストラクター、両タイトル争い面白くなってきました。
絶対に落とせないモナコ、マックスは勝てて良かった。
マシン特性的には、もっと圧倒しなければならないが、出来なかったのが気掛かり。
リアタイヤに厳しいマシンになってるみたいだし、真っ向勝負でメルセデスに勝つ必要がある。
結果としてはかなり良いのですがもっと圧倒していないと対メルセデスで有利にはなれないですよね
ペレスが徐々に良くなってるのはなんとなく感じます
予選で上位に来れることを願います
V6ターボ時代でレッドブルが両方のチャンピオンシップをリードするのは初めてですよ
ボッタスは持ってないですねえ
彼のミスではないから尚更可哀想
ラストイヤーにHONDAエンジンがモナコを制覇!
たっぺん君&ホンダおめでとー!
放送最後に出る「コンストラクターズチャンピオンシップ」
順位表の一位がレットブルになったので、左側の写真がはじめて
くりすちゃんホーナー君の決めポーズになりました!www
とと君は見飽きましたよ 新鮮だぁわ~い!!
それにしても、インタビューの時と
表彰式の時、かるろす君とらんど君のラブラブいちゃいちゃが
も~ 萌え萌えでした~www
インタビュー時のサインツ&ノリスには思わず
「お前らイチャイチャすんな!www」とツッコんでしまいましたね(心の中でw)
それにしてもノリス君はホントに嬉しそうで…いや微笑ましい結果でした。
(ルクレールの事は置いといて)
よかったら、ペレスのオーバーカット戦略を解説していただけたらと思います。抜けないモナコで5台抜きはマジックだと思いました。あんなに上手くいくならみんなやってておかしくないのに、そんなことはない。となると、戦略を成功させる条件があるのでしょうか。
今回アンダーカットが機能せずオーバーカットが成功したのは、大きく分けて以下の3点でだと思います。
①アンダーカット狙いで先にタイヤ交換しても、熱入れに時間がかかりすぎて逆に大きくタイムを落としてGapが開いてしまった。
②モナコはデグラ(タイヤ劣化によるタイム落ち)が少ないので、目の前の車が先にタイヤ交換でいなくなった事で「本来のペース+根性」で次の1周をプッシュして逆転のマージンを稼いでピットイン(->オーバーカット)。
③通常のコースはせっかくオーバーカットしてもOutLapで抜き返されるが、「ここはモンテカルロ!」多少のタイム差では抜けない、その結果ベッテルとペレスがオーバーカット成功。
※タイヤのマネージメント(最後のPushの為に温存)も必要ですね
※路面温度が低めでソフトが意外と引っ張れたのも要因かな
フジテレビNEXTの豪華解説人も、これだけ熱入れに苦労するとは予想していなかった様で、チーム側も普通にアンダーカットが成功すると考えていたのだと思います。
ああ…ホンダの完勝…最高の週末です!ただ、メルセデスにはお気の毒なウィークエンドと化してしまいましたが。ついでにルクレールも。セナ逆転大勝利の1992年以来のホンダモナコ制覇ですか、当時を思い出しました。フジテレビの三宅アナも実況に熱が入って…表彰台でマンセルがセナにシャンパンをかけまくって…ラストは路上に倒れこんだ姿を。懐かしいな…。もうあのようなレースは観られないのでしょうか?再び拝見したいのは僕だけ?
私も加えさせて下さい。
続いて1993年モナコも圧倒的優位のウィリアムズルノーFW15Cで、
ポールポジション獲得したプロストがスタートも無事成功したはずが
フライングのペナルティを受けてピットへと。
これがプロストを奈落の底へと突き落とす?
エンジンストールしたことでアクティブサスペンションの作動が停止して車高が下がる→メカニックがスターターでエンジン再始動→アクティブサスペンションが作動して車高が上がる→再びプロストがエンスト→メカニックが再びエンジン再始動させて、やっとスタート出来たが、すでにセナがトップ。
1984年、1985年、1986年、1988年の4回モナコ優勝したプロストにとっては最悪の1993年モナコ。
ルクレールはフランス人では無いですが、モナコはフランス語圏。
関係無いか?失礼
だけどプロストは1993年のベストレースはモナコだったとか何処かで言っていた記憶があります。あんなレースでも…。
あんな熱い実況できる人材は、今はどこにもいないですからね。
インディにはいそうですけど。
最近だとフジは実況してないみたいなもんですし、実況だけならDAZNの方が良いですね。
ただ解説がちょっとねぇ。F1は難しい。
密かにsky sport f1の同時通訳にしてくれと思ってます笑
コメンテーターが豪華ですし、何より情報が早いし多い
これに日本の一部解説陣がいれば大満足です
フェルスタッペンやりましたね
この調子で残りのレースも行って欲しいです
メルセデスの不調の原因は何でしょうか?
色々な要因が重なっているでしょうが、
1番の要因は、タイヤをうまく使えなかった事でしょうか
メルセデスは、ロングホイールベースとローレーキで狭く曲がりくねったモナコは元々得意じゃないんです。
2019年はレッドブルとフェラーリが不甲斐なかっただけ。
フロント寄りのダウンフォースバランスじゃないと速く走れない、それがモナコです。
+あのガチガチロールロックフロントサスペンション、ダウンフォースとのバランスが難しい。
どんなに優れていてもオールラウンド的なF1マシンは無いですね。
それでも今回のメルセデス予選、ボッタスの3番手とハミルトンの7番手に極端な差がありましたね。
ボッタスの方はセットアップ決まってハミルトンの方は決まらなかったと言う事なんでしょうか?
いくらハミルトンでも7番手スタートから上位入賞目指すのは無理と考えているでしょう(それどころか1つもポジションアップ出来なかった)
不幸中の幸いでボッタスに起きたトラブルがハミルトンに起きなかったのが唯一の救いかなぁ(ハミルトンのリタイヤノーポイント回避)
メルセデスチームとしてハミルトンよりもボッタスのリタイヤの方がダメージ大きかったと思うのですが?
簡単に言えば、突っ込み重視のドライビングと言うか、減速の一部をターンイン時に行うと言うか、そういう感じのスタイルのドライバーが上位に多い。
シミュレーションゲーム世代に多いらしいですよ。
モナコならマックスが後続をコントロールしてペレスをピット後再び1位に戻してどこかで入れ替えればローリスクで1,2最悪でも1,3を望めたのではないでしょうか?
ペレスが使い果たしたSで20秒を築けない、もしくは謎の無線不調でそのまま栄光の1位フィニッシュというリスクが怖くはありますがw
やってやれない事はないでしょうけど、実際問題そこまで余裕無いですよ。
二兎を追う者は一兎をも得ず
ペレスが4位まで上がっただけで、万々歳です。