予選はハミルトンが100回目のポールポジションを獲得して、優勝するための最高のポジションを手に入れた。
対するフェルスタッペンは、0.036秒差で2番手、トータルの速さにほとんど違いは無いが、高速コーナーに強いメルセデス、低速コーナーに強いレッドブルの図式となっています。
リアタイヤへの負荷は若干レッドブルの方が有利、微妙な差をどのような戦略で勝負していくのか?3番手にいるボッタスがキーポイントとなるでしょう。
スタート順とタイヤ
ピットインロスタイムは約22秒です。
スペインGP決勝レポート
天候は曇り、気温21℃、路面温度31℃でスタートしました。
スタートでは、フェルスタッペンがターン2を立ち上がってトップを奪取!ルクレールが3位へ、ペレスは6位へ
ルクレールが3位以下を抑えて、早くもマッチレースの展開へ。
Lap2終了時点
Lap5:角田はミックをパスして16位
Lap8:角田はターン10,11でシャットダウンして停止、リタイアになってしまいました。コース上のためSCです。
ラッセル、ラティフィ、ジョビナッツィはこの間にミディアムへ、ジョビナッツィはタイヤ交換に手間取り35秒もストップです。
気温が大幅に下がり、タイヤの強度が上がったことで、レースは1ストップになるようです。
Lap11:レース再開、ストロールはアロンソをパスして10位
ガスリーは、スタートグリッド線を越えて停止していたため+5秒のペナルティとなってしまいました。
Lap19:ガスリーはペナルティを消化してミディアムへ19位
Lap19終了時点
ハミルトンは右リアにブリスターが発生している? 角田のトラブルは燃圧だと言う事です。
Lap22:アロンソはミディアムへ17位、ベッテルはミディアムへ19位
Lap24 :ボッタスはミディアムへ6位
Lap25:フェルスタッペンはバックマーカーが現れたところでピットへ入りました、ミディアムへ5位
Lap26:ペレスはフェルスタッペンを先に行かせた、前のリカルドがピットへ、クリーンエアーを手にしたフェルスタッペンは楽々とギャップを19秒に縮めました。
Lap28:ペレスはミディアムへ8位
Lap29:ハミルトンはミディアムへ2位、ルクレールはミディアムへ4位
Lap30:ガスリーはジョビナッツィをパスして15位
Lap30終了時点
Lap31:ガスリーはラッセルをパスして14位
フェルスタッペンの前にはマゼピンが現れペースダウン、一気にハミルトンが詰めてきました。
Lap38:DRSを使えるハミルトンですが、フェルスタッペンに並ぶことは出来ません。何周もの間これを繰り返しています。
Lap39:ライコネンはソフトへ17位
Lap43:ハミルトンはミディアム(6 old)へ3位、さぁ!抜けないとわかったメルセデスは動いてきました。
Lap46:ペレスはリカルドをパスして5位
Lap47:リカルドはソフトへ8位、サインツはソフトへ9位
Lap52:ボッタスはハミルトンを先に行かせました。フェルスタッペンとの差は11秒です。
Lap54:ボッタスはソフトへ4位、ルクレールの後方5秒となっています。
Lap55終了時点
中団はソフトに替えたリカルドとサインツが好ペースでポジションアップ、2ストップ勢が1ストップ勢をカモにしている!
Lap57:ボッタスはルクレールをパスして3位
Lap58:ペレスはソフトへ5位
Lap59:ルクレールはソフトへ4位、ハミルトンはフェルスタッペンに追いついています。
Lap60:ハミルトンはフェルスタッペンをパスして1位、あっさりと前へ行かれました;;
Lap61:フェルスタッペンはソフトへ2位
ガスリーは10位上がって入賞圏内へ、フェルスタッペンはファーステストを更新。
66周終了:ハミルトンがトップでチェッカーを受けました。
スペインGP決勝結果
まとめ
スタートで先行したフェルスタッペンだったが、ミディアムタイヤのデグラが意外と大きく、2ストップ目を早めに動いたハミルトンがコース上でトップを取り返し、見事に優勝!
レース中にタイヤの状況を見極めて、ピレリの指標に惑わされず、勇敢に先に動いたメルセデスのストラテジーが光った。
それを苦も無く実行するハミルトンには頭が上がりません。
The winning move! #SpanishGP 🇪🇸 #F1 pic.twitter.com/kKTnx5apaf
— Formula 1 (@F1) May 9, 2021
今年も強すぎるハミルトン&メルセデス、プラクティスの30分短縮が影響してタイヤのデグラデショーンを見極められない状況が、メルセデスの強さをより一層際立たせている。
2セットのミディアムを持っていたことで、戦略の幅が広がっていた。
レッドブルには合っていないC2ミディアムタイヤ、果敢にロングラン作戦を遂行しようとしたレッドブルとフェルスタッペン、負けたがここで得るものはあっただろう。
チームとしてやるべきことは見えてきたと思う。
前半から中盤戦まで、全車ロングラン作戦で全く動きが無いレースだったが、2ストップを選んだドライバーがペースアップして苦も無くオーバーテイクしていく、最終的には見ごたえあるレースになった。
そんな中、後方で苦しんでいたガスリーがポジションアップして10位入賞!
マシン的にはちょっと良さが無くなってしまったバルセロナだったけど、辛い状況の中、耐え抜いて結果を出す、流石です。
ペレスはグリッドが悪いところからスタートでポジションアップ、1ストップ目までは良い位置にいて、ハミルトンのピットストップを牽制出来ていたと思う。
角田は残念なトラブルでリタイア、無線での言動に各メディアが反応して、コース外での影響が大きかった、走りで挽回したいところでこのトラブルは痛かっただろう。
次戦モナコでは絶対に勝たなくてはならないフェルスタッペン、チャンピオンシップのプレッシャーが早くも圧し掛かっている。
お疲れ様です 解説ありがとうございます
ピレリのピーキーなタイヤを週末を通じてうまく使いこなすハミルトンが
時にセナのように 時にプロストのように走られるとちょっと太刀打ちできないですね
ハミルトンのドライブがあれば ストラテジストはいろんな戦略出てくるし
相乗効果が半端ないΣ(・□・;)
マックスはまたもや1ストップ戦略で負けましたね
手持ちタイヤはソフトしかなかったとの事ですがルイスがタイヤ交換した翌周に交換しても良かったんじゃないかなと思いました。残り23周。新品ソフトだからスタートタイヤより少ない周回だから行けますね。
交換してしまうとボッタスの後になりますが、それはルイスも同じ事なので
近くに居ればボッタスがルイスだけ先行させるのが難しくなってどうなるか分かりませんね。この場合ファステストは取れないかもですがタイヤライフとしては勝負出来たんじゃないかなと思いました。
新品ソフトでロングラン。当然考えてたと思いますが、キッチリとライフの確認をFPでしてないせいで躊躇ったのだと思います。シリーズ王者を狙うために2位死守は最低条件ですし。そもそもFPの周回がRBは少ないですよ。開始と同時にガンガン走るメルセデスを見習うべきですね。
2019ハンガリーと同じような展開でしたね。あのまま抜かれるのを待っているだけなら今回はチャレンジしてほしかったですね。残り15周くらいでソフトに変えてみてほしかった。
ポッタスくらいは抜けるでしょうし、どうせ2位なんだから。ソフトに変えた最後の5周くらいで9秒もつめてるだけにね。結局やらないのはハミルトンには出来てもマックスには出来ないとレッドブル陣営も認めちゃってるって事なのかな。ドライバーも向こうが上だって。そんな感じですよね。
手持ちタイヤの残で、勝負あった感がありました。
赤牛は、ワンストップにキメ打ちし過ぎた感じですね。
他の方も仰っておられるように、ハミルトンの2ストップ目の翌周にピットストップすべきではなかったか?
ボッタスの後ろで戻るとは言え、新品ソフトであれば攻略出来ると思います。
やはり、ペレスが2列目からのスタートが出来ないとって気もします。
それはそれとして、面白いレースでした。
角田の停止SCが、第1スティントのピットストップタイミングを狂わせ。
ソフトのライフを伸ばし、1ストップで行けると思わせた、そんな側面もあるかな。
僕も2019年のハンガリーを思い出しました。
最近よく見るトップ2人が後続を引き離していく展開。
ボッタスはルクレールに抑えられ、ペレスはリカルドに抑えられ、早々に一騎討ちの展開に。
抜けないからこその2ストップなんですが、やはり先行していると保守的になってしまうのか。
結果は残念でしたが、今年は接戦続きで本当に面白いです。
レッドブルとメルセデス(というよりハミルトン)との戦いはFPから始まってますね
タイヤ選択で負けたのは今季2回目
他の方もおっしゃってるようにレッドブルはFPでの周回が少ないし遅い
赤旗やトラブルの事を考えずに楽観的に考えてる
メルセデスのようにもしこうなったらどうするといった考え方をしてない様に思います
ハミルトン2回目の翌周に交換してもソフトで20周くらい走る上にミディアムのハミルトンとの差が2秒程度なので63周あたりで抜かれてたと思います
一時3位に落ちるという攻めた事をするか、今回のようにFLは確実に取りにいくかなら今回の方が堅実でしょう
レッドブルにはハミルトンのタイヤの保ちをピレリの予想以上に考え、ペレスがいなくてもどうにか出来るような事を考えてほしいです
メルセデスのマシンはタイヤコンパウンドによる差が小さいのに対して、レッドブルのマシンは差が大きい。
タイヤを適切に機能させるウインドウの幅の差がそのままレース結果に直結していると思います。
レースペースで有利なサーキット以外だと常にメルセデス有利な感じがしてきました。
角田にとってのガスリーは、ボッタスにとってのハミルトン以上の大きな壁ですね。
現状で勝っているところが見当たらない感じです。
レッドブルは本当に二度目の昇格のチャンスを与えないつもりなのでしょうか。
今やサインツと同等かそれ以上のドライバーになっている気がしますが。
私達が分からないところで起こったチームメンバーとの問題が相当深刻なようなので昇格は厳しそうですね
ドライビングスタイルとかは今ならどうにかしそうではありますが、ボッタスほどの活躍が出来るかは疑問です
リカルドが離脱した時なぜレッドブルはサインツを昇格させなかったのか今でも不思議に思ってます
あの時は、サインツ側が希望して、先にレッドブルとの契約を切ったんです。
でリカルドと更新出来なくなって・・・
そうだったんですか…
正直リカルド離脱よりもサインツ離脱の方がレッドブルとして痛かったのではないでしょうか
リカルド離脱は近いうちに来るだろうと予想出来てたでしょうし
サインツがいればガスリーをもう一年トロロッソで走らせるという選択もできて、今のドライバー不足といった事は起こらなかったのではと思います
サインツ側からすれば、リカルドが更新ならトロロッソだったし、そういう扱いに対して不満だったはず。
どのチームもほしい堅実なドライバー、フェラーリにとっては最高に良い選択でしょう。
良いように扱われてましたからね
マクラーレンに移籍発表した時はサインツのキャリアが…と思いましたが、チームを良くし表彰台にのって今やフェラーリのドライバー
フェラーリも最近は良くなっていますし今後も彼活躍が楽しみです
昨年、一昨年のメルセデスが非常に強いとするなら、今年は普通に強いに変わっただけに思えます。
初戦はレッドブルの方が強いと思ったけど二戦目からは完全に逆転されている感じです。
このままだと今年もハミルトン確定だなと今回見終わった後に思った。
今回はどうゆう戦略でも結局は抜かれていたでしょう。
ハミルトンの二本目のミディアムでのラップ見てたら、最初のタイヤでも無理してなかっただけじゃないかな。
確実に無理なくトップにたてる選択をしただけでしょう。
ホンダもレッドブルもこれからはかなり頑張らないと勝てないかなと思うと微妙です。
昨年並に圧倒的に速い訳では無いところが救い。
差が微妙なだけに、駆け引きに長けるメルセデスが1枚も2枚も上手ですね。
レッドブルらしい、ガンガン行こうぜスタイルじゃないと掻き乱せないなぁ。
二台いれば勝てそうなレースが二回あったので、一台だけで戦略的に不利というのが痛いですね
さらにメルセデス二台ともミスが少ないので余計にキツくなっている
去年のアブダビのようなレースを出来れば良いのですが…
またライバルチームがもう一つあればピットウィンドウをカバーされてて、フェルスタッペンが助けられ勝てた可能性もある気がします
ボッタスがメルセデスを離脱するならレッドブルが獲得に動くか気になります
彼の献身が無ければメルセデスが勝てなかったレースはいくつもあります
ハミルトンの勝利は敬服するばかりなんですけど、あの状況で作戦勝ちかと言われるとなんだかなぁ。
状況的には2番手のハミルトンは失うものなくギャンブル作戦に切り替えましたけど、それでも追いついて仕掛けたのは60周目だったので、路面状況次第では解らなかったと思いますね。
ミディアム2本残しもセオリーならS→M→Sの2ストップの方が現実的な気もするので、レッドブルが下手にMで勝負に行く必要があったかと言うと疑問が残りますね。
それならトラックポジション重視で失っても2番手確定の方が希望がありましたね。
管理人様はどう思いますか?
取り敢えずモナコでは勝って厘差でペレス待ちって処でしょうか
戦略面でルイスに勝つにはRB-Hは2台で挑む必要を感じる
モナコこそトラックポジションが最重要なレース。RBは2台ともセカンド・ロー以上にいる事が絶対条件ですね。
結果論から逆算することにはなるか・・・
作成ばらすことになるけど、ソフト→ソフト→ミディアムと繋ぐ作成ならば、太刀打ちできた気がしないでも無い・・・
ただ、先にピットストップするとキツくなるだろうけど。。。
それは、私も考えました。
勇敢な作戦、結局は勇敢な作戦をしたハミルトンが勝っている。マックスならやれると思う。
おっと匿名で書き込んでしまった・・・
やはりそう考えますよね。
当日の気温/路面温度が下がらなく、熱いままだったら1ストップ作戦は考慮しなかったと思うので、運もメルセデスに味方しましたかね(笑)
ハミルトンの勝負強さと言うのか?さすがに7回世界王者で戦略の引き出しが豊かと言うのか?正直感服させられました。
昨年よりも優れたとは言えないマシンでも最良の結果を引き出せる。
それにボッタスのアシストを受けなくても単独で勝負に挑めるハミルトンの能力を見た気がしました。
連勝した事で8回目タイトル獲得に弾みが付いて来たのでは無いかと思ってしまうくらいハミルトン強いです。
マックスも2位でしたが、気持ちを切り替えてモナコに挑んで欲しいです。
まだまだ先が長いので何が起こるか分からない(可能性は低いですがハミルトンでもノーポイント取りこぼしが全く無いとも言えない?)
今シーズンもハミルトンの優勝数ノルマ11回と踏んでいます。
今シーズン4戦が消化して感じたのですが、
メルセデス、レッドブルホンダ共にNo.2セカンドのボッタス、ペレス本格的にハミルトン、フェルスタッペンのアシストが出来ていない様に思えました。
ボッタス、ペレスも予選では、ハミルトン、フェルスタッペンを上回った事はありましたが決勝では、いずれも下回っている。
ハミルトンとフェルスタッペンの直接対決と言う図式では嬉しいのですが、4つ巴によるメルセデス対レッドブルホンダのバトルシーンが見られるには、まだ時間掛かりそうな雰囲気です。
ペレスは徐々にRB16Bの特性を掴んでいるみたいですが、コースによってバラツキあって、どのサーキットでもセカンドロー以内にグリッド確保するまでに至らない。
ボッタスも同様で、ポールポジション取っても決勝の結果に反映されていない(ハミルトンよりもW12の扱いに手こずっているのでしょうか?)
モナコGPではフロントローをハミルトンとフェルスタッペン、セカンドローをペレスとボッタスでスタートと期待しています。