いつもと違い暑い夏に行われるスペインGP、気温と路面温度とタイヤの睨み合いとなっている。
追い抜きの難しいバルセロナ、トラックポジションが重要になる予選結果、タイヤを保たせるためのレースセッティングなど色々な思惑が絡み合う。
予選レポート
天候は晴れ、気温30℃、路面温度49℃で予選はスタートしました。
Q1
ウィリアムズ2台がコースイン、ラティフィ19.2秒台、ラッセル19.5秒台でワンアタック目はラティフィに軍配。
全車が1回目のアタックを終えて、2番手ペレス、3番手ストロールが入りレーシングポイントが好調です。2回目のアタックではほとんどのドライバーが、1度アタックしたC3でコースイン。
ライコネンが今年初のQ2進出しています。
Q2
C3とC2ではタイム差が0.7~1.0ぐらいあるためクリアにためにはC3ソフトでなければならない。全車ソフトでコースインしています。
ハミルトンが16秒フラットでトップ、フェルスタッペンは0.5秒遅れで3番手です。カットラインは17.3秒台となっており熾烈な2セット目の戦いになりそうです。
カットラインは17.1秒台に上昇し、ベッテルが11番手でQ2落ちとなりました。
Q3
レーシングポイント2台がピットレーンオープンを待ってまでコースインしています。2台のタイムは16.5秒台、ハミルトンが15.5秒台、ボッタスは15.6秒台、フェルスタッペンは16.2秒台で3番手です。他5台は中古タイヤアタックになっています。
2回目のアタック全車新品ソフトでコースイン。タイムを伸ばせない各車、アルボンがなんとか6番手に滑り込んだ。
スペインGP予選結果
順 | No. | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | Gap |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | L.ハミルトン | メルセデスAMG | 1:16.872 | 1:16.013 | 1:15.584 | |
2 | 77 | V.ボッタス | メルセデスAMG | 1:17.243 | 1:16.152 | 1:15.643 | 0.059 |
3 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1:17.213 | 1:16.518 | 1:16.292 | 0.708 |
4 | 11 | S.ペレス | レーシングポイント | 1:17.117 | 1:16.936 | 1:16.482 | 0.898 |
5 | 18 | L.ストロール | レーシングポイント | 1:17.316 | 1:16.666 | 1:16.589 | 1.005 |
6 | 23 | A.アルボン | レッドブル | 1:17.419 | 1:17.163 | 1:17.029 | 1.445 |
7 | 55 | C.サインツ | マクラーレン | 1:17.438 | 1:16.876 | 1:17.044 | 1.292 |
8 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1:17.577 | 1:17.166 | 1:17.084 | 1.500 |
9 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1:17.256 | 1:16.953 | 1:17.087 | 1.369 |
10 | 10 | P.ガスリー | アルファタウリ | 1:17.356 | 1:16.800 | 1:17.136 | 1.216 |
11 | 5 | S.ベッテル | フェラーリ | 1:17.573 | 1:17.168 | 1.584 | |
12 | 26 | D.クビアト | アルファタウリ | 1:17.676 | 1:17.192 | 1.608 | |
13 | 3 | D.リカルド | ルノー | 1:17.667 | 1:17.198 | 1.614 | |
14 | 7 | K.ライコネン | アルファロメオ | 1:17.797 | 1:17.386 | 1.802 | |
15 | 31 | E.オコン | ルノー | 1:17.765 | 1:17.567 | 1.983 | |
16 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1:17.908 | 2.324 | ||
17 | 8 | R.グロージャン | ハース | 1:18.089 | 2.505 | ||
18 | 63 | G.ラッセル | ウィリアムズ | 1:18.099 | 2.515 | ||
19 | 6 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 1:18.532 | 2.948 | ||
20 | 99 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:18.697 | 3.113 |
まとめ
順当にメルセデス2台が1,2タイム、ハミルトンが素晴らしいタイヤマネージメントでセクター3で差をつける。
A 5️⃣th pole at @Circuitcat_eng! 💪
Can @LewisHamilton covert it to a 5️⃣th win in Barcelona on Sunday? 🤔 #SpanishGP 🇪🇸 #F1 pic.twitter.com/4F80ot3x2J
— Formula 1 (@F1) August 15, 2020
レッドブルはフェルスタッペンが0.7秒差で3番手、今まで1秒落ちだったが今回は0.3秒縮めた。アルボンはここでも大きな差がありレーシングポイント2台に負けている。
バルセロナはダウンフォースマシンが有利って事でルノーはQ2敗退、マクラーレンとフェラーリとアルファタウリの絡み具合が面白い予選でした。
しかし、たまにあるQ3の2セット目が遅くなる現象は一体何なんだろう?感触が悪かったとドライバーが良く言うけど、ピレリのソフト方向のタイヤと路面温度が高いときに起こりやすい、新鮮なラバーがのりすぎて逆に滑るのか?
決勝はタイヤマネージメント合戦、速いC2をどうやって長く使うか?最速はC3→C2→C2らしいね、C1の出番は今回ないのか・・・。
シルバーストンより負担は全然少ないみたいだし、さーてどうなるか?メルセデスの牙城を崩すには、何かが起こる事に期待しなきゃならない。
アストンマーチンレッドブルプレスリリースより
アルボンOUT
アロンソIN
なーんんてね。ホンダファンには袋叩きに合いそうだけど、個人的には見たいですわ笑
まあ、ルノーに情報だだもれになるから無いでしょうけどね。
びっくりしたなぁ、一瞬へってなりましたよw
昨年の0.4秒の呪縛の方が、まだましってのがねぇ
RBRのドライバーなんだから応援しなきゃダメって言われるレベルじゃないし
確かクビアトは、まぁまぁ乗れてたよね・・・
アルボンは確かに決勝では上がってくるけど、求められているのはそうじゃなくて、フェルスタッペンへのアシストなんですよね。如何にメルセデスを困らすことができるか。メルセデスから如何にポイントを奪い取るか。それがアルボンの仕事。予選の順位、決勝のペースがフェルスタッペンから遅れすぎですもん。マークやリカルドぐらいの力がないとねえ。
レッドブルの息の掛かったドライバーでポンと乗って速そうな人は他にいないし、じゃあアロンソでと思いたくもなります。取り敢えずヒュンケンベルグをスパのFP1で乗せてみますか・・・・。
フェルスタッペンはスタートでメルセデス2台を抜けるのがベスト、アルボンはレーシングポイント2台を抜けるのがベスト。
そうなれば面白い。
期待を込めてだけど、そう簡単には行かないか(´д`|||)
ガスリーはQ2での渾身のアタックをQ3でも期待してましたが再現ならず。