開幕戦に向けてF1GPニュースが放送されたのですが、今年は川井さんのロングラン分析が無かった。
おいぃ~!一番期待していたところが無いなんて・・・。
という事で、今回も平均ラップタイムにしてくれるAMuSのシュミットさんに全面的に頼ります。
レースシミュレーション平均ラップタイム
ドライバー | チーム | Day | Stint 1 | stint 2 | Stint 3 |
---|---|---|---|---|---|
L.ハミルトン | メルセデスAMG | 2 | 1.22,218 (16) | 1.21,290 (17) | 1.20,315 (29) |
C.ルクレール | フェラーリ | 6 | 1.22,970 (20) | 1.21,914 (21) | 1.20,594 (20) |
M.フェルスタッペン | レッドブル | 3 | 1.22,821 (16) | 1.21,881 (10) | 1.21,214 (25) |
C.サインツ | マクラーレン | 6 | 1.23,940 (18) | 1.22,891 (21) | 1.21,376 (21) |
D.リカルド | ルノー | 3 | 1.23,940 (21) | 1.22,784 (17) | 1.21,391 (22) |
S.ペレス | レーシングポイント | 6 | 1.23,859 (15) | 1.23,196 (22) | 1.21,706 (23) |
R.グロージャン | ハース | 6 | 1.23,543 (22) | 1.22,415 (16) | 1.22,296 (8) |
S.ベッテル | フェラーリ | 5 | 1.24,090 (20) | 1.22,97 1(16) | 1.22,336 (24) |
E.オコン | ルノー | 4 | 1.24,507 (20) | 1.23,108 (20) | 1.22,081 (16) |
D.クビアト | アルファタウリ | 6 | 1.24,446 (19) | 1.23,390 (20) | 1.22,796 (21) |
G.ラッセル | ウィリアムズ | 6 | 1.24,519 (17) | 1.24,032 (17) | 1.22,614 (20) |
V.ボッタス | メルセデスAMG | 5 | 1.25,189 (20) | 1.24,159 (24) | 1.22,904 (16) |
A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 5 | 1.25,189 (20) | 1.24,158 (24) | 1.22,903 (16) |
レースシミュレーション分析
このバルセロナにおいては、各ドライバーが3スティントランを行なっています。そしてタイヤは硬めのC2のみを使う事が多く本当の速さを隠しています。
考慮しなければならないのがコンディション、Day2は気温や風の面で最高の状態でした。62周したハミルトンは全平均ラップタイムが1:21.073です。Day5は強風が吹き荒れる中で、60周のボッタスは全平均ラップタイム1:24.167となっています。
ハミルトンは通常PUモードだったのに対して、ボッタスは油圧問題から低出力モードになっており、かなりの差がついてしまっています。強風の影響は約1.3秒ほどあったとシュミットさんは言っています。
燃料搭載量はわからないが、フューエルエフェクトが平均的に0.3秒/10kgであるので、上記の表においてスティントごとに約1秒ラップタイムを短縮していれば、フルタンクから初めて途中燃料補給をしていないと仮定できます。
フェルスタッペンは2スティント目が短く、最後のタンクが軽くなる状態の速さを隠しています。
この13名においてはフルタンクから空タンクまで走ったドライバーは、ハミルトン、ルクレール、サインツ、リカルド、オコン、クビアト、ボッタス、ジョビナッツィあたりになるでしょう。
フェラーリはルクレールとベッテルの平均ラップタイム差が約1.3秒であり、ふたりのパワー・タイヤ・燃料状態が同一だったと判断できる内容です。ダウンフォースは昨年よりあるのは確かな事ですが、メルセデスからラップあたり0.6秒遅れている。
アルファタウリのクビアトのペースはちょっと心配になる数値・・大丈夫だろうか。
なんだかんだ言ってもテスト結果は、マシンの実力が大体わかってしまうのであった。
まとめ
F1GPニュース開幕直前SPにおいて気になる情報を抜粋
- フェラーリは中速の長いコーナーでアンダー
- フェラーリのタイヤの状態は良くない
- メルセデスは例年に比べてトラブルが多い
- ホンダは実質トラブル無し
- DASのトーゼロは転がり抵抗が減る(浜島)
もっとあったと思うけど、気になるポイントはこんなところでした。
トップ3チームは、今年もトップ3なのは間違いない。熾烈なベスト・オブ・ザレストはマクラーレン、ルノー、レーシングポイントの3つ巴となりそうなテスト結果です。ハースはタイヤが反応するようになったとドライバーは言っているが、本当なのか?
アルファロメオはダウンフォースが不足、タイヤの状況が良くない。ウィリアムズはやっとドライビングできる反応が予想できる車になったとの事です。
一発タイム、レースペース、マシンデザイン、パワーユニット、ドライバー、チーム力などを考えたら、今年はハミルトン対フェルスタッペンの一騎打ちで決まりでしょう。しかし一番の敵は新型コロナウィルスなのは言うまでもない。by Jin
オジさんの私は新型コロナと聞くとトヨタ車を連想してしまいますσ(^◇^;)
私は場合は、灯油ストーブメーカーのコロナです(*^-^*)
DASのトーゼロの転がり抵抗ですが、オートスポーツではネガティブキャンバーによる転がり抵抗を減らす為にトーアウトにしているので、トーゼロにすると転がり抵抗が増えるという説を唱えていますね。
オートスポーツでは、DASによってトーと車高が変わり、
・車高が上がってダウンフォースが減り最高速が伸びる
・前影投影面積が減り空気抵抗も減って最高速が伸びる
・転がり抵抗が増え、ストレートで冷えがちなフロントタイヤに熱が入る
DASでどのように車高を変えるのか、車高を変える仕組みが許されているのか分かりませんが、転がり抵抗については、浜島さん説だと冷えがちなフロントが益々冷える事になるので、説としてはオートスポーツ説の方が魅力的ですね。
タイヤの専門家の浜島さんが間違うとは思えませんし、技術系の本を何冊も上梓している世良耕太さんも間違うとも思えないので、どちらが真実かは分かりませんが。
ハミルトンのDAS操作みてると、ストレートに入ったら一回引く、ストレート後半で更に引く、ターンイン手前一気に戻す。
3動作してるんですよ。
トーアウト⇒トーゼロ(空気抵抗減らす)⇒トーイン(一気に摩擦係数増やす)⇒トーアウト
こんな感じだろうか?
レッドブル内部の人との会話をそのまま載せる海外サイトがあるのですが、メルボルン行きの経由地ドバイからの会話の要約が:
空港の混乱がすごい。土曜発のチームのイタリア人たちが無事たどり着けるかわからない
ポールは取れるコンディションはある。メルのDASがあるけどターン1で先頭を取ってタイヤを労われれば勝てるんじゃないかな
ニューウェイがDASを描いてる。メルより改良されたものを作りたがってる。リアタイヤやキャンバーなんかももいじれないか模索中。DASの問題はスペース、重い、後付けでバランス全体に関わってくるから難しい
禁止されたFRICサスを使えるヒントをDASから得たかも
ど素人なのでアクティブサス、FRICサスなどを調べながら想像してますが、キャンバーで前後の車高を変えるのかな?変わる?可動空力デバイになりそうだけどハンドル操作だから通るのか?
そんな面白いサイトがあるんですね^^
リアに関してはステアリング操作によるものでは無くなるのでレギュ違反だと思うけど。
ポルトガル語版ゴシップ翻訳サイト(autoracing)だけどメルセデスとレッドブル内部の人と繋がりがあるのでたまに面白い情報が出てくる。オランダ、スペインあたりでDASを実装したいと言ってるので本当であれば楽しみです。
情報の信憑性は自分では判断つかないけどここの詳しい人たちが見たらどう思うか投稿させていただきました。
教えて下さり、ありがとうございます。
記者とエンジニアの会話面白いわ^_^
コロナウイルス、ついにモータースポーツにも迫ってきましたね。
イタリアでは大規模な移動制限が課される予定ですし、バーレーンGPに至っては無観客で行われることが決定したとか。
せっかくメルセデスvsレッドブルの対決が観れるシーズンになると思ったのに、思わぬところで水を差されそうですね。
コロナウイルスの影響はF1にも・・・何という事でしょうか?日本でも野球、相撲、競馬、サッカー、みんな無観客試合ですからね。バーレーングランプリまでもが無観客とは・・・正直悲しいと言うか、わびしいと言うか、何て表現したら良いのでしょうか?分からないな~。