https://www.f1technical.net/      HONDA RA619H-spec3 [GER]
F1に夏休みがやってきた、12戦戦ってきたチームやファクトリーのエンジニアにとっては待ち望んだ長期休暇でしょう。しかしこれにはサプライヤーは関係ない話、ホンダはもちろんワークス勢のエンジン部門などはこの休みも働き続けるだろう。

現時点でホンダは3段階目のアップデートを投入、他は2段階目と言ったところ。ほぼトラブルフリーなメルセデス、レイアウト変更の影響か補器類のトラブルがあるフェラーリ、ルノーはICEとMGU-Kに根本的問題があった前半戦です。

意外と大きなトラブルを出していないホンダ、予選や決勝の重要な局面でトラブルを出さない信頼性を示している。

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R12ハンガリーGP後パワーユニット使用状況

No Car Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
44 Mercedes L.Hamilton 2 2 2 2 1 1
77 Mercedes V.Bottas 2 2 2 2 2 2
05 Ferrari S.Vettel 2 2 2 2 2 2
16 Ferrari C.Leclerc 2 2 2 2 2 2
33 RBR Honda M.Verstappen 3 3 3 2 2 2
10 RBR Honda P.Gasly 3 3 3 2 2 2
03 Renault D.Ricciardo 4 4 4 3 3 3
27 Renault N.Hulkenberg 5 4 4 3 2 3
08 Haas Ferrari R.Grosjean 2 2 2 2 2 2
20 Haas Ferrari K.Magnussen 2 2 2 2 2 3
55 McLaren Renault C.Sainz 4 4 4 3 3 3
04 McLaren Renault L.Norris 3 3 3 2 2 2
11 Racing Point Mercedes S.Perez 2 2 2 2 1 1
18 Racing Point Mercedes L.Stroll 3 3 3 2 1 1
07 Alfa Romeo Ferrari K.Raikkonen 3 3 3 2 2 2
99 Alfa Romeo Ferrari A.Giovinazzi 2 2 2 2 2 3
26 Toro Rosso Honda D.Kvyat 4 4 4 3 3 3
23 Toro Rosso Honda A.Albon 5 4 4 4 2 2
63 Williams Mercedes G.Russel 2 2 2 2 3 3
88 Williams Mercedes R.Kubica 2 2 2 2 1 1

※基数規定ICE(3),TC(3),MGU-H(3),MGU-K(2),ES(2),CE(2)

11戦目での各車交換理由

  • ルクレール:P1開始時にMGU-K,ES
  • ベッテル:P1開始時にES
  • グロージャン:P1開始時にMGU-K
  • マグヌッセン:P1開始時にMGU-K
  • ライコネン:P1開始時にMGU-K
  • ジョビナッツィ:P1開始時にMGU-K

フェラーリPU勢はルーティーンの投入ですね。

12戦目での各車交換理由

  • ボッタス:P3開始前にES,CE
  • ノリス:P3後にMGU-H
  • リカルド:予選後にICE,TC,MGU-H,MGU-K,ES.CE

リカルドは予選順位が悪かったためストック目的のスペックBです。

まとめ

パワーユニット関連に大きな動きは無かったここ2戦です。夏休み明けにパワーエフェクトが大きいスパ、モンツァの2連戦がある。ルーティーン投入なら残り9戦となったスパで規定基数到達の3基目を入れる事が理にかなっている。

ホンダはスパでは無くモンツァでペナルティ消化に伴う4基目にスペック4を投入すると言う噂がある。現時点から約1か月後であり、ベンチテストでマレレージチェックとマッピング作業の真っ最中であろう。

スペック3投入後マッピング不足で多少の不具合を露呈した事を考えると、スペック4で同じことを繰り返さないように頑張っているはず。レッドブルのマシンは完成の域に達しており、ホンダはそれに応えるパワーとドライバビリティを提供しなければなりません。

 

パワーサーキットで活躍するホンダを見るのはファンの夢でもある。

いきなりメルセデスの速さになる事は無いが、来年に向けてその片鱗を少しでも見せてくれる事に期待したいです。