2019年イギリスGP予選ではメルセデス2台とフェラーリのルクレールが僅差のタイムを記録した。レッドブルのフェルスタッペンも約0.18秒差で4位となっており。コンセプトの異なる3マシンが、この高速パワーサーキットで同等の速さを見せている事が非常に面白い。

どのマシン、どのドライバー、どのチームが速いのか?近年稀にみるシルバーストンサーキットでの接戦に期待です。

グリッド上でフェルスタッペンのリアウィング右エンドプレートに問題があり、慌ただしく交換していた。

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スタート順とタイヤ

ピットインロスタイムは約20秒です。

イギリスGP決勝レポート

天候は曇り、気温19℃、路面温度33℃でスタートしました。

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スタートではベッテルがガスリーをパス、ノリスが7位、アルボンは10位、ハースは同士討ちしてリアをパンク。

Lap2:グロージャンはHへ

Lap3:マグヌッセンはHへ、早くも周回遅れになっている。

トップのボッタスを攻め立てるハミルトン、凄いサイドバイサイドバトルを展開。

ルクレールが遅れ始める、フェルスタッペンは1秒以内に居るが並ぶ事すらできない。

Lap8終了後

マグヌッセンはリタイアしました。そのあとグロージャンもリタイアしました。

Lap11:ルクレールのタイヤは辛い、フェルスタッペンはコーナーでビタビタに煽る、体制崩したところにベッテルが攻める。

Lap12:ガスリーはベッテルをパス

Lap13:ガスリーはHへ10位、中団チームもどんどんピットインしています。追いきれない;;

Lap14:ルクレールはMへ、フェルスタッペンはMへ、ピットアウト後はフェルスタッペンが前でしたがルクレールがすぐにパスして順位変わらず。

Lap17:ボッタスはMへ

ルクレールとフェルスタッペンの白熱したバトルが続く。

Lap20:ジョビナッツィがコースアウトでSC

ハミルトン、ベッテル、フェルスタッペン、サインツ、リカルドはHへ、1周遅れてルクレールもHへ

ハミルトンがトップへ、気温20℃、路面35℃になっています。

Lap24:レース再開

Lap24終了時点

Lap27:フェルスタッペンがガスリーの前へ、メルセデス2台が異様なペースで逃げる、ベッテルはすでに7秒差

ベッテルにフェルスタッペンが、ガスリーにはルクレールが迫っている。

各所で高速バトルが展開中、魅入ってしまうわよ。

所々に雨粒が見えるがコースを濡らすほどではない。路面は30℃まで下がっている。

Lap36:ルクレールがガスリーをパスして5位

Lap38:フェルスタッペンはベッテルをターン15でパスしたが、ターン16でベッテルに追突される。フェルスタッペンは5位、ベッテルはピットインしてフロントウィング交換、17位の最後尾まで転落。

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何となくベッテルが完全に悪いようにも見えないんだよな。ターン15で4脱してたよねマックスは・・。

007の殺しのライセンスは逆効果だったようですw

好バトルの結果でしょう!ナイスファイト!しかし追突は追突ですので、10秒ペナなベッテルであった。

 

そしてサインツはリカルドに攻められまくりです。

Lap42終了時点

アルボン以下が団子だ~っと思っていたら⇩

ライコネンがアルボンをパスして8位、アルボンはMでロングスティントしておりかなりきつい状況。

クビアトはヒュルケンベルグをパスしてアルボンもパスして前へ、ヒュルケンベルグはなんか一気に後ろに下がったけど接触でもしたんだろうか?

 

とうとうボッタスは後ろのルクレールに20秒差つけてしまった。ピットインしても2位で戻れるね。

Lap46:ボッタスはSへ、ファーステストを記録しています。

Lap52:ヒュルケンベルグがアルボンをパス、やられた~;;

ハミルトンがファイナルラップでなんとファーステスト更新しました。え!ハードだよしかも32周使ってるのにさ・・。最後の最後に無慈悲なルイスにあっぱれです。

イギリスGP決勝結果

まとめ

SCで完全に流れがハミルトンへ、独走そして最後にファーステストラップまで記録!

ハミルトンのために動き出したレースだった、序盤からフルスピードでボッタスを追い詰め、パス出来ないと分かった時点で少し離れて様子を伺う。タイヤへのケアも素晴らしくSCまでピットストップを伸ばせていたことが大きく戦況を変えた。

SCのおかげでは無い、あらゆる状況への対応力、そしてそれを実行できるエンジニア陣、チームハミルトンに死角無しですねぇ。

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コースマーシャルが国旗を持ってきました。あらかじめ予定していたのか、さすが地元イギリス!

 

フェラーリとレッドブルの対照的なマシンの戦いも見ごたえがあった。ペースは若干劣るがストレートが速いフェラーリ、ペースは良いがストレートが伸びないレッドブル、大きなパワー差では無く、主にはドラックとストレートスピードのトレードオフによるもの。

こういう個性のある戦いがF1の魅力の一つです。ワンメイクじゃこうはならないんですよね。

 

フェルスタッペンは残念だったけど、ガスリーが自己ベストの4位を記録してとりあえずの仕事はしたね。やっと本来居るべきポジションに戻ってきた、もっとマシンを理解してチームメイトとの差を詰めていこう。

まずは自分に勝つことから始められる雰囲気になったような気がする。

 

放送には映らないけど、随所にバトルが発生していた。

「あー!F1の空力改革間違ってなかったんじゃないか!」

高速コーナー主体のシルバーストンで1秒以内を延々と走れる、テールトゥノーズ&サイドバイサイドバトルが増加しているし、何よりほとんどのドライバーが2ストップ戦略で最初からタイヤを使い切っていいとわかってる事が大きい。

 

大きなファクターはやっぱりタイヤ。

私は給油の復活によりピットストップを必然的に2回以上にして、タイヤをプッシュできる環境をと考えた事があったけど、レギュレーションを大きく変えないなら、2ストップ厳守にしてしかもタイヤはピレリ指定の3種類使わないとダメって事にしたらどうだろう?

バトルを増やそうとマシンを大きく変えれば、開発による差が予算差で決まってしまうしね。

 

ポジションを守る、タイヤを守る、マシンを守る、そんな感じで続いてきたF1だったけどレースはやっぱりバトルがなきゃいけない。コース上のバトル+タイムバトルが絡み合うと本当に面白いよね。

オーストリアからすっかりバトルに魅せられてる私なのであった。