F1メカ好きの皆さん、こんにちばんわ!

2019年型フェラーリ064パワーユニットの全貌が判明致しました。エンジン上部にあったインタークーラーは何処にいっていたのかと言うと、前方に移動しておりました。

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フェラーリ064PU

photo by @RaceEngReports

赤丸で囲った冷却機がインタークーラーです。サイズは2018年にエンジン上部乗っていたものとあまり変わり無いように見える。

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2018年のエンジン上部にあるインタークーラーを前に転がしたって感じですね、その分コンプレッサーからのパイピングが長くなったという事です。

ホンダやメルセデスのコンプレッサーのある位置にインタークーラーを搭載し、後ろにあるコンプレッサーからのパイピングは、プレナムチャンバーの間を通り上からインタークーラーに繋がっている太めのパイプ(ちょんまげみたいに見えるw)吸気用のエアフィルターを左右分割にしてスペースを確保している。

プレナムチャンバーへ送り込む直前に空気を冷やせるので、レスポンスなどの問題はあまり大きくならないのだろう。

インタークーラーレイアウト的にはメルセデスに近づいた事になる。

低重心化への苦心作SF90

フェラーリSF90のコンセプトは、とにかく低重心化を目指した車だという事、パワーユニットも同様に進化させた。サイドポンツーンにも無かったインタークーラー、この位置を見て感心しました。ここに搭載するには、モノコック後端の燃料タンク部分の形は相当苦労しているでしょう。

とても乗りやすい車だと言っていたドライバー、低重心によりロール量が減った事が大きな要因だと思います。

 

肥大化する一方だったインダクションポッドはスリムになり、後ろにあるリアウィング効率は良い。

マシンのベースとしては非常に良いと私は思います。問題は空力ですが、それについては今回は触れないでおきますね。

フェラーリPUのレイアウト全貌がわかった事で、ホンダが目指さねばならない部分が少し見えてきたように思います。