中国GPではリカルドがタービンブローしたり、ルノーが2台ともにMGU-Hを投入したりと色々な事がおこっています。ここで一度パワーユニットエレメントの使用状況を確認しておきます。
熱関連は3基、運動・バッテリー関連は2基となっている2018年は、後半ペナルティグリッドダウンの大量発生がほぼ決定したも同然です。
R3中国GP終了後パワーユニット使用状況
No | Car | Driver | ICE | TC | MGU-H | MGU-K | ES | CE |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
44 | Mercedes | L.ハミルトン | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
77 | Mercedes | V.ボッタス | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 |
05 | Ferrari | S.ベッテル | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 |
07 | Ferrari | K.ライコネン | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
03 | Red Bull | D.リカルド | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
33 | Red Bull | M.フェルスタッペン | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
11 | Force India | S.ペレス | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
31 | Force India | E.オコン | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
18 | Williams | L.ストロール | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
35 | Williams | S.シロトキン | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
27 | Renault | N.ヒュルケンベルグ | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 |
55 | Renault | C.サインツ Jr. | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 |
28 | Toro Rosso | B.ハートレー | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 |
10 | Toro Rosso | P.ガスリー | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 |
08 | Haas | R.グロージャン | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
20 | Haas | K.マグヌッセン | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 |
14 | McLaren | F.アロンソ | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
02 | McLaren | S.バンドーン | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
09 | Sauber | M.エリクソン | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
16 | Sauber | S.ルクレール | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
3戦までの各車交換理由
- ボッタス:オーストラリア予選のクラッシュにより大事をとってES,CEを交換
- ガスリー:オーストラリア決勝でのMGU-Hトラブルのため、バーレーンGP直前にICE,TC,MGU-Hを交換
- ハートレー:ガスリーのトラブルを受け大事とってバーレーンGP直前にTC,MGU-Hを交換
- ベッテル:バーレーンGP中にCEを交換(詳細不明)
- マグヌッセン:中国GP直前にES,CEを交換(詳細不明)
- リカルド:中国GP中にトラブルのためES,CEを交換、FP3でのタービンブローのためICE,TC,MGU-H,MGU-Kを交換。
- ヒュルケンベルグ:中国GPにて管理ミスで最新版ではなかったためMGU-Hを交換
- サインツ:中国GPにて管理ミスで最新版ではなかったためMGU-Hを交換
まとめ
ベッテルとマグヌッセンが2018年フェラーリPUのES,CEを2基目なのは何故かわかりませんが、これで規定いっぱい。リカルドは残念だけどペナルティダウン確定的。
何気にルノーPUのマクラーレンは2台ともトラブル無しで順調そのもの。
今年もメルセデスとフェラーリの特にカスタマーは、マイレージ通りの交換で終わるのだろう。
ホンダは計画しているアップデートにも左右されるけど、多少パワー重視の運用をしていかないと入賞は困難になるため。規程数クリアは絶対ありえない。
ルノーも計画において4基はおおよそ確定的な状況。
さぁ後半は「ペナ祭り!」開催決定です。
ルノーは何をしているんでしょうね。w
この交換したパーツって使い道あるんでしょうか?
http://www.topnews.jp/2018/04/20/news/f1/169623.html
https://f1-gate.com/honda/f1_42147.html
やっとペナルティーを恐れずパワーアップパーツを導入していく話がでてきましたね。
通常だとカナダGPだと思われるから、それより早くとなるとスペインGPが有力ですけど、まさかのアゼルバイジャンGPはあるのか・・・。w
ルノーやフェラーリのMGU-Hは交換しやすい場所にありますから金曜日用になるんでしょうね。
ホンダは今年中にルノーに追いつくでは無く追い越さなければならない。例え3戦しか持たないとしても、それをやるのは後半戦でしょうね。(出来ればですけど)
今は安定したもので車体性能を上げるために走れる事が重要だと思います。
もちろん、え?こんなに早く!にも期待したいところですね。
ホンダPUの進化のスピードを速めて、レッドブルの求めるスペックを目指すなら、やっぱり2年分はアップデートしてしてほしいなあと思います。若い二人にはストレスかもしれませんが。
アップデートできるだけの研究と開発が進んでいれば良いのですけどね。
現状のホンダは2016メルセデスにも劣るだろうし、彼らがこの2年かかった分を1年でやれるのか?
今年のホンダはアップデートしたものを、改善されたテストベンチにてきっちりセッティングしたものを投入するでしょう。その辺りは期待できますよ。
『Power Unitレイアウト ×4 マニュファクチャラー』再確認!
以下、画像で無く言語化で解り辛いです。
“4 PU共通点” (側面ビューより)
・フューエルタンク&バッテリー系のエナジーストア:I.C.Eより前。
・オイルタンク:I.C.E前方。(フューエルタンク&I.C.E間)
・MGU-H:中央Vバンク内。(前方系or後方系の違いあり)
・タービン:I.C.E後方。
そして、
・MGU-K:メルセ&ホンダ&ルノー下部側面(左)、フェラーリのみ後方。
・エアインテーク(ボックス):メルセ&ホンダ前方、フェラーリ&ルノー後方。
・TCコンプレッサー:メルセ&ホンダ前方、フェラーリ&ルノー後方。
参照:webイラストやフォト
『2017年時点、HONDA RA617H正常進化の印象点』
①顕著な“低重心化”+スリム化。(マシン挙動やヨーモーメントの軽減)
②AIR吸気インレットの大型化。
③MGU-Kやエキゾーストマニホールドのパイプ形状など輻射熱対策増。
④おそらく、各パーツ類軽量化もあるとの事。
(軽量化:慣性力低減&マシン低重心化&ヨーモーメント低減効果。フリクション軽減にも繋がる)
参照「F1速報 F1メカニズム最前線2018」「雑学F1メカニズム」
以上、初心者奮闘(・・;)訂正あればお手数ですがコメントして下さい。
フェラーリのMGU-Kも現在は他社と同位置になっています(おそらく16年から)
匿名様へ
「正解ありがとうございました」
フェラーリMGU-Kも同一でした。
訂正「フェラーリ:MGU-K正解位置」
他同様、MGU-K:I.C.Eの概ね下部側面(左)でした。
参照 https://www.formula1.com/en/latest/technical/2016/2/analysis—the-power-unit-layout-changes-could-boost-ferrari.html
内容に、いつも感心させられます。
ALOが好きで、彼に戦える車でレースをしたらどうなるのか見てみたいです。
フェラーリでのワールドチャンピオンを見たかったのですが、ALOのチーム選択はツイテマセンネ。(廻りのスタッフ含め先見の明がない?)
でも、マクラーレン3戦終わってもリタイアなしですね。
テストであれだけ止まっていたので、びっくりです。
・トロロッソにもシャシに合ったセッチングを探してもらい、いい戦いを見せてもらいたいです。
今年のF1は、かなり面白い!!
コメントありがとうございます。
ホンダファンにはALOの昨年の発言により、良く思っていない方も多いようですが。
私は仕方ないと思っています。むしろドライビングは大好きです。
トロロッソホンダとのポジション争いしたら熱いですね。