カナダGPでは昨年と同じく一番ソフト側のタイヤセットとなります。メルセデスの特にハミルトンがウルトラを使いこなすことができるのかが焦点になるでしょう。

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カナダGPのタイヤ選択

ピレリの指定タイヤはUS・SS・Sとなっています。

http://racingspot.pirelli.com/

マクラーレンのウルトラ寄りのタイヤ選択が際立っています。

2016年のタイヤ戦略

優勝したハミルトンは1ストップ、5秒差で2位だったベッテルは2ストップでした。

  1. ハミルトンUS6周old(24)⇒S(46)
  2. ベッテルUS5周old(11)⇒SS(26)⇒S(33)
  3. ボッタスUS5周old(23)⇒S(47)

ペースの差と特にパワー差によりオーバーテイクが可能なサーキットのため2ストップ戦略が主流で、1ストップはハミルトン、ボッタス、アロンソ、マグヌッセンの4人だけでした。

予選7位のボッタスが3位まで上がっている、ハミルトンもスタートで前に行かれたベッテルを逆転している事からも1ストップが最良の作戦だったと言える。

2016年タイヤの状況

USは20周、SSは25周、Sは40周ぐらいまでがタイム的においしい範囲内でした。

路面は公園用周回道路のために路面μが低く、タイヤにはあまり負担がかからないコースとなっています。

2017年のタイヤの状況は?

今年のUSやSSは昨年より1段階タイヤライフが上がっているので1ストップが主流になるのはほぼ間違いないでしょう。ピレリの5段階指標を確認してみます。

http://news.pirelli.com/
 ピレリ5段階指標メルボルン上海バーレーンソチバロセロナモナコモントリオール
ダウンフォースレベル4224452
路面グリップ1344411
路面の荒さ3352411
タイヤ横方向への負担2435411
タイヤ全体への負担1432412

ロングストレートがあるためウィングは軽めのセッティングとなり、サスペンション関連のメカニカルグリップが非常に重要となる。

タイヤ全体への負担が2というソチと同じ指標となっています。

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タイヤのデグラデーション

ここまでのGPで戦略的に似るのはメルボルンとソチとなるでしょうが、ダウンフォースの違いがあります。ロングストレートを意識した低め設定のため、コーナーでのタイヤの横滑りは多くなってしまうでしょう。

USは25周、SSは35周、Sは45周がタイム的においしいポイントだと思われます。

まとめ

タイヤ戦略はUS⇒SSなのかSなのかはっきりとしませんが1ストップ戦略が最良でしょう。

注目すべき点は、ハミルトンのUSタイヤへの対応がどうなるのかが最大の関心事になります。今回も作動温度を維持できないとなると、今後のチャンピオンシップにおいて劣勢になるのは間違いない。

フェラーリはタイヤには不安が無いと思われますが、PUのターボチャージャー関連に不安があるため、このパワーサーキットでトラブルが起きるとペナルティリスクがあるベッテルはつらい状況となる。

メルセデス対フェラーリには他のチームは付け入る事ができないカナダGPとなるでしょう。