いまさらな話題ですが、今年からWEC(世界耐久選手権)に参戦するニッサン。
そのマシン「NISSAN GT-R LM NISMO」はハイブリットなのは当然ですが駆動方式がFFなんです。
レースの世界でFFはありえない選択なんですよね、ブレーキング・加速・コーナリングのすべてにおいて前輪に負担がかかってしまう。
また、コーナー立ち上がりではアクセルを踏むとFFの特性上アンダーステアになるため、早くアクセルを踏みたいドライバーにとっては憂鬱なマシンになってしまうだろう。
前代未聞尽くめのニッサンのルマン参戦
フロントエンジンでフロントドライブでの挑戦、そしてもうひとつはエネルギー回生システムなんですが電気式では無く機械式フライホイールを選択したらしい。
これもまた聞いたことの無い技術ですね。この機械式エネルギー貯蔵システムは一般人の脳では理解不能ですので説明は控えます。(管理人自身ちょっと理解不足なため。)
とにかく存続のメーカーがやってない事をやろうというのがニッサンの考えみたいです。
このデザイン確かにロングノーズで間違いなく前にエンジン積んでますね。
そしてなんかこのイカツイ系の顔立ちが新鮮でいいですね。カッコいいとは思えませんけど、とにかく他に無いってのは伝わってきます。
最近のWEC車両はみな似たり寄ったりでニッサンは面白い
最近のWEC車両はどれもこれも同じデザイン路線なんで面白みがなかったんですよね。
そこにこのニッサンはインパクトありすぎでしたね。他メーカーの車両も見てみましょう。
アウディの「Audi R18e-tron quattro」
トヨタの「TOYOTA TS040 HYBRID」
ポルシェの「Porsche 919 Hybrid」
トヨタは完全にフォーミュラーカーにカバーかぶせただけみたいなマシンですね。アウディ、ポルシェは同じグループ会社なだけにデザインはほとんどかわらない気がします。
こうして他メーカーの車両を見るとニッサンのマシンはこうゴテッとした感じで重みを感じます。
レースの世界ではタブーとも言えるべきFFですがニッサンの本気見せてもらいましょう。
※案の定、大失敗で撤退です。