3月26日に開幕戦オーストラリアGP決勝が行われました。今年から趣向を変えて結果は一番最後にお知らせします。目次にて決勝結果をクリックして頂ければジャンプします。
スターティンググリッド
ストロールとリカルドはギヤボックスが壊れて交換ペナルティによって5グリッド降格になっています。リカルドはQ3でアタック出来ずに10位でしたがスタートは15位と最悪のスタート位置になっています。
pos | ドライバー | pos | ドライバー |
---|---|---|---|
1 | L. ハミルトン | 2 | S. ベッテル |
3 | V. ボッタス | 4 | K. ライコネン |
5 | M.フェルスタッペン | 6 | R.グロージャン |
7 | F. マッサ | 8 | C. サインツ |
9 | D. クビアト | 10 | S. ペレス |
11 | N. ヒュケンベルグ | 12 | F. アロンソ |
13 | E. オコン | 14 | M. エリクソン |
15 | D. リカルド | 16 | A. ジョビナッツィ |
17 | K. マグヌッセン | 18 | S. バンドーン |
19 | J.パーマー | 20 | L. ストロール |
オーストラリアGP決勝リポート
天候はドライで決勝は58周で争われます。
地元リカルドに更なる不運が襲う、スターティンググリッドに向かう途中にギアトラブルで停止。ピットに戻り復旧作業をしましたがスタートに間に合わず2周遅れでピットスタートしました。
フォーメーションラップがやりなおしになりました。リカルドの15位グリッドをマグヌッセンが間違って詰めてしまったみたいです。これで決勝は57周となりました。
全車ほぼ綺麗なスタートでした。TOP5はグリッド通りに並び6位にはマッサが上がってきました。1周目ではマグヌッセンがエリクソンに突っ込みコースアウト、完全にマグヌッセンのミスですねこれは。スタート位置のミスで動揺したのかなw
前半戦
逃げるハミルトン、追うベッテルでレースは進行していきます。スタートから二人の差は2秒以内を保っています。ボッタスとライコネンは前の二人についていけません。
バンドーンは9周目にパワーダウンを訴えています。10周目にピットインしソフトに交換、パワーユニットを再起動して再びレースに復帰しています。昨日から続いている電圧関連からくるフューエルフローエラーですね。再起動したら治るなんて古いパソコンかw
10周目ハミルトンがベッテルに約1.8秒差つけています。しかしベッテルからはハミルトンがまだ見える位置にいます。
15周目グロージャンが白煙を上げながらピットインしてリタイアになりました。
ベッテルがハミルトンの1秒以内に迫ってきました。ベッテルのペースがいいです。
17周目でハミルトンがピットインしソフトに交換しています。ウルトラがオーバーヒート気味でタイムが上がらなかったようです。フェルスタッペンの後ろに入ってしまいました。
中盤戦
ベッテルはウルトラでいいペースで周回を続けています。
ピットストップロスタイムは22.7秒という事でベッテルはなんとかハミルトンをオーバーカットしようとしています。ハミルトンはフェルスタッペンに捕まりペースが上げられません。
23周目ベッテルがピットインしソフトに交換、フェルスタッペンの前にでてハミルトンを逆転!見事にオーバーカット成功です。
メルセデスのトト・ヴェルフが机を殴って悔しがっています。
ハミルトン動くのが速すぎましたね。トラックポジションキープ好きなハミルトンにしては雑な作戦でした。
25周目ボッタスがピットへソフトに交換、フェルスタッペンはスーパーソフトへ交換しました。
26周目ライコネンがピットへソフトへ交換しています。上位陣は全員ソフトタイヤでゴールまで走り切る作戦です。
ハミルトンはソフトタイヤでのペースが上がらずにベッテルに一気に5秒離されています。
アロンソは16周目にウルトラからスーパーへ交換していつの間にか10位を走行しています。さすが職人アロンソ素晴らしい走りです。後ろのオコンをずっと抑えて走っています。
29周目リカルドが停止してしまいました。クラッシュの影響で何かしら問題があったようです。ファンのために2周遅れで走っていましたが、残念なグランプリとなりました。
ハミルトンはペースが上がらずにベッテルと差は8秒に逆に3位ボッタスに迫られています。
後半戦
43周目スーパーソフトで走っているフェルスタッペンがファーステストラップを連発しライコネンに迫っています。
44周目にストロールがピットインしてリタイアしました。前周でコースアウトしていてブレーキ関連がおかしいと訴えていたようです。とにかく落ち着かないストロールの初グランプリは終わりました。
50周目1位ベッテルから5位フェルスタッペンまでの差は15秒です。
52周目ペースが悪くなったアロンソをオコンとヒュルケンベルグがホームストレートで一気にパスしています。3台横並びのド派手なオーバーテイクショーになりました。
54周目アロンソはピットインしてリタイアとなりました。ペースが落ちたのはトラブルだったようです。残念アロンソよく頑張って走ってくれました。
56周目ベッテルとハミルトンの差は10秒になっています。
57周目ベッテルがトップでチェッカーフラッグを受けました。ハミルトン、ボッタス、ライコネン、フェルスタッペンが続いています。
オーストラリアGP決勝結果
順 | No | ドライバー | チーム | Laps | タイム差 | ピット |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 57 | 1:24’11.670 | 1 |
2 | 44 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 57 | 9.975 | 1 |
3 | 77 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 57 | 11.250 | 1 |
4 | 7 | キミ ライコネン | Ferrari | 57 | 22.393 | 1 |
5 | 33 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 57 | 28.827 | 1 |
6 | 19 | フェリペ マッサ | Williams | 57 | 1’23.386 | 1 |
7 | 11 | セルジオ ペレス | Force India | 56 | 1 lap | 1 |
8 | 55 | カルロス サインツ Jr. | Toro Rosso | 56 | 1 lap | 1 |
9 | 26 | ダニール クビアト | Toro Rosso | 56 | 1 lap | 2 |
10 | 31 | エステバン オコン | Force India | 56 | 1 lap | 1 |
11 | 27 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 56 | 1 lap | 2 |
12 | 36 | アントニオ ジョビナッツィ | Sauber | 55 | 2 laps | 1 |
13 | 2 | ストフェル バンドーン | McLaren | 55 | 2 laps | 1 |
14 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 50 | 2 | ||
20 | ケビン マグヌッセン | Haas | 46 | 2 | ||
18 | ランス ストロール | Williams | 40 | 3 | ||
3 | ダニエル リカルド | Red Bull | 25 | |||
9 | マーカス エリクソン | Sauber | 21 | |||
30 | ジョリオン パーマー | Renault | 15 | 1 | ||
8 | ロマン グロージャン | Haas | 13 | 1 |
まとめ
やった!ベッテル久々のフェラーリ優勝です。フェラーリとベッテルは大盛り上がり!!終始ニコニコなベッテルとフェラーリスタッフ達。ちょっと意気消沈気味なハミルトン、ボッタスという構図が印象的でした。
That winning feeling for @ScuderiaFerrari and Sebastian Vettel 👀 📻 🏆#AusGP #F1 pic.twitter.com/t2DKaVY8TK
— Formula 1 (@F1) 2017年3月26日
作戦負けしたメルセデスですが、ハミルトンはペースが上がらずにタイヤ交換を先にしてフェルスタッペンに引っかかったのが負けた主な原因ですが、それだけベッテルのペースが脅威で早く動かされたとも言えます。
ベッテルのペースは終始安定していてフェラーリが速かったのが事実です。
今年のチャンピオンシップがトップ争いをしたこの2人で動いていくのは間違いなさそうです。これは今年のF1は本気で面白くなりそうですね。
F1.comのオーストラリアGPハイライト動画です⇩
https://www.formula1.com/en/video/2017/3/Race_Highlights_-_Australia_2017.html