5月14日に行われたF1ストラテジーグループ会合には、F1の商業面のボス、バーニー・エクレストン、FIA会長ジャン・トッド、フェラーリ、メルセデス、マクラーレン、レッドブル、ウイリアムズ、フォース・インディアの代表という通常のメンバーに加え、エンジンマニュファクチャラーの代表も参加した。

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今年のエンジン基数制限の5基への増加はメルセデスカスタマーチームの反対にあい却下された。

そのほかに今後のF1についての改革案が大筋合意されたらしい。

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2016年からはタイヤ選択の自由化

ピレリが用意する4種類のタイヤについてチームで2種類を自由に選び使用する。

Pirelli-390x234

2017年からは給油の復活、タイヤのワイド化、エンジン回転数制限の引き上げ

1.2010年から禁止されていた給油が復活する、しかし燃料量は現行と同じ100kgにする。

Formula 1 Grand Prix, China, Friday Practice

2.タイヤのワイド化によるグリップの向上。

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1992年フェラーリF92A

3.エンジン回転数上限引き上げによりパワーと音量を増加させる。

ルノー2014エンジン

2017年の改革案の主だったものはこの3本柱になるでしょう。

 

タイヤについて

まずは2016年のタイヤの自由選択ですが、いつまでに決めるのかがまだ決定していません。グランプリウィークの2週間前とかになるんでしょうか?ピレリは以前輸送コストを下げるために船便を使用していると言っていました。

 

そのためには1ヶ月前に決定していなければならないらしい。これは無理な時間設定だと思います。チームのタイヤ選択の情報が漏れたりなどあとあと問題が起きそう。

できれば1週間前とかだとチーム側も助かるでしょう。

 

予選用に全戦スーパーソフトはまず決定ですよね。あとはコースに応じてソフトかミディアムを選べばOKじゃないでしょうか。

 

2017年からのタイヤのワイド化は私的には大賛成です。できれば1992年の水準まで戻してほしいね。

 

給油について

給油の復活ですが、軽いタンクで走ることでラップタイムは向上するでしょう。しかし使用燃料量が今までと同じでは結局ペースを気にして走ることになりそうな気がします。

 

スピードを追求するなら使用燃料量の増加は必要だと思うのですが、全チームやエンジンマニュファクチャラーが合意してるので大丈夫なのかな?

 

エンジン回転数増加について

エンジン回転数上限を上げてパワーアップとエンジン音を増加させると言うことですが、現状でも15000rpmの制限にも関わらず12000rpmまでしか使っていません。燃料流量が100kg/hとなっているため高回転化してもパワーは出ないためです。

 

高回転化パワーアップさせるなら燃料流量の緩和が必要になってくるでしょう。そのあたりの細かい規定の取り決めは今後もF1ストラテジーグループ会合にて話し合われて行くことになります。

 

ホンダはチャンピオンを狙う3年目(来年はさすがに無理でしょう。)が規定改定の年となるので、かなりのリソースを集中させ準備していかなければならなくなります。大丈夫かな・・・。