レッドブルのリカルドはバーレーンGPでエンジンブローして白煙をあげながら惰性でコントロールラインを通過して6位になった。そのブローした内燃エンジンはリカルドにとってすでに3基目だったらしい。
年間4基制限のF1エンジン規定
2015年から適用されたこのルールはエンジンの信頼性を向上させ頑丈なものを作ることによってコスト削減させるためにできたルールですが、去年から導入されたエンジン新規定に対応できないメーカーもあり年間5基に戻す話になっているらしい。
レッドブルのホーナーは全チームが同意していてストラテジーグループとF1コミッションの承認があって実現する事だと述べている。
このことからも5基規定は前向きに承認待ちの段階だと言うことでしょう。しかし5基になったところでリカルドのPU規定ペナルティ1番乗りは確定でしょうね。
ルノーの内燃エンジンの欠陥はピストン
ルノーエンジンがことごとく白煙を上げるのはPUのメイン部分でも有る内燃エンジン本体だと発表している。
ピストンの製造に不具合が見つかり早急に対処中だと言うことです。新製造ピストンは次のスペインGPには間に合う見込みで、バーレーンは欠陥部品とわかっていて走らせている。これは製造が間に合わないための措置です。
しかしルノーほどの経験豊富なエンジンメーカーが肝でも有るピストンの製造で間違いを起こすなんて余程焦っている証拠でしょう。
ルノーはCEOのカルロス・ゴーンがF1予算の増額にGOサインだし今後の開発に前向きに対応すると発表している。ルノーはむかしから少ない予算で最高のエンジンを作る集団でしたが、現行規定では苦戦し迷走してしまっている現状がある。
この現状を打破するためにゴーン氏自ら言及したとなってはこりゃ本気の本気ですね。今年は無理でも来年メルセデス、フェラーリ、ルノーの3メーカーが肩を並べることになりそうです。ホンダはどうだろうか並んでほしいな。