ロシアGPの行われるソチは、平坦で滑らかな路面、直角コーナー、長めの全開区間。ダウンフォースの違いはあるが、先のマリーナベイとレイアウト的な違いはさほどない、典型的なストップアンドゴーサーキットです。
加速力が問われるコースでありパワーユニットの使い方が勝敗をわけるでしょう。フロントダウンフォースを若干改善し、リアのダウンフォースが安定しだしたフェラーリはここでも強さを発揮しそうな予感がします。
ロシアGPのタイヤ選択
2018年のタイヤ戦略
ソチ・オートドローム
2019年ピレリのタイヤ指標
R | GP | STRESS | LATERAL | GRIP | ABRASION | DF | タイヤ | 1周(km) | Laps | 全開率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | AUS | 1 | 2 | 1 | 3 | 4 | C2|C3|C4 | 5.303 | 58 | 77 |
2 | BRN | 3 | 3 | 4 | 5 | 2 | C1|C2|C3 | 5.412 | 57 | 75 |
3 | CHN | 4 | 4 | 3 | 3 | 2 | C2|C3|C4 | 5.451 | 56 | 72 |
4 | AZE | 3 | 2 | 2 | 1 | 2 | C2|C3|C4 | 6.003 | 51 | 75 |
5 | ESP | 4 | 4 | 4 | 2 | 4 | C1|C2|C3 | 4.655 | 66 | 71 |
6 | MON | 1 | 1 | 1 | 1 | 5 | C3|C4|C5 | 3.337 | 78 | 58 |
7 | CAN | 2 | 1 | 1 | 1 | 2 | C3|C4|C5 | 4.361 | 70 | 76 |
8 | FRA | 4 | 4 | 4 | 2 | 3 | C2|C3|C4 | 5.842 | 53 | 71 |
9 | AUT | 2 | 3 | 2 | 1 | 3 | C2|C3|C4 | 4.326 | 71 | 65 |
10 | GBR | 5 | 5 | 4 | 3 | 4 | C1|C2|C3 | 5.891 | 52 | 70 |
11 | GER | 3 | 3 | 3 | 2 | 3 | C2|C3|C4 | 4.574 | 67 | 78 |
12 | HUN | 3 | 4 | 4 | 3 | 4 | C2|C3|C4 | 4.381 | 70 | 44 |
13 | BEL | 5 | 5 | 4 | 4 | 2 | C1|C2|C3 | 7.004 | 44 | 70 |
14 | ITA | 5 | 2 | 2 | 3 | 1 | C2|C3|C4 | 5.793 | 53 | 79 |
15 | SIN | 1 | 2 | 1 | 3 | 5 | C3|C4|C5 | 5.065 | 61 | 49 |
16 | RUS | 2 | 3 | 3 | 2 | 4 | C2|C3|C4 | 5.848 | 53 | 61 |
17 | JPN | 5 | 5 | 4 | 3 | 3 | C1|C2|C3 | 5.807 | 53 | 51 |
18 | MEX | 3 | 4 | 2 | 3 | 3 | C2|C3|C4 | 4.304 | 71 | 54 |
19 | USA | 3 | 2 | 2 | 2 | 4 | C2|C3|C4 | 5.515 | 56 | 59 |
20 | BRA | 3 | 4 | 3 | 3 | 4 | C1|C2|C3 | 4.309 | 71 | 68 |
21 | UAE | 2 | 3 | 2 | 2 | 3 | C3|C4|C5 | 5.554 | 55 | 63 |
STRESS:全体の負担度
LATERAL:横方向の負担度
GRIP:路面のグリップ
ABRASION:路面の粗さ
DF:ダウンフォース
まとめ
タイヤの負担は少ない、タイヤ選択から考えてもC2は使わない、路面的に使えないと言う方が正解なのかな。昨年のソフトは40周走れてしまっているし、同等なC3もそのぐらい走れてしまうのだろう。
トップ10はC4⇒C3の一択となりそうです。
Previsión #RussianGP. Posibilidad media/alta de lluvia para jueves y viernes que algunas previsiones alargan para la mañana de sábado. Domingo sin lluvia. Temperaturas max de 22/23C. Viento moderado. pic.twitter.com/aAR9xiGHPy
— Albert Fabrega (@AlbertFabrega) September 24, 2019
気になる天気は、金曜の午後から土曜の午前までは雨の確率が高く、予選と決勝は問題なさそうですね。金曜のプラクティスは無駄になる可能性が非常に高いです。
イニシャルセッティングがしっかり決まってないと大変な事になりそう、路面的には市街地のように変化が大きい訳ではないので、さすがに今回はレッドブルさん大丈夫だろう。
管理人様、ご無沙汰しておりますLightingです。
フェラーリとレッドブルはハードを1セットのみ残してきましたね。しかし、昨年の決勝データを見ると、一番硬いタイヤを完走したドライバーは必ず使っています。そう考えると、FPでロングランのデータが取れるように、どちらか一人は2セット持っておくドライバーが必要なのではないかと感じます。特に、フェラーリはモンツァでハードのデータを取っておいたことが優勝に繋がったことを考えると、これで良いのかと疑問に思うところが…。
それとも、ハードは使う機会が無いだろうと割り切っているのでしょうか?管理人様の意見をお聞かせください。
昨年の硬いタイヤであったイエローソフトは、
今年のC3みたいなものです。
このタイヤ今年は、モナコ、アゼルバイジャン、シンガポールなど市街地路面で大活躍。
中間ながらダウンフォースが安定した車だと、邪魔されず適正温度に保てれば速い。
ソチは荒くない路面なのでゴムの剥離が少なく摩耗も少ない。
C2ハードはラップ0.5〜0.8秒以上は遅いはず、レースで使うのは無いだろうと思います。
ホンダはロシアでスペック4を再投入。
クビアトは最後尾、他はICEのみ5グリッド降格だそうです。
ヨスの予言大当たり!
フェラーリがあそこまで上げてくると、対抗措置がPUを限界まで回すしかないと判断したのかな?
フェラーリが低調なら、追加せずにやりくりもあったかも?
残りのレース数考えると追加は必須だったんだと思います。
たとえ金曜は前スペックにしても、レース数が多くなればヤレてきますから。
(高回転型のホンダPUはヤレも早そうな・・個人的イメージw)
ただ戦略とはいえクビアトは母国ですからねぇ・・ちょっと同情する。
どうせ投入するならトロロッソはモンツァか日本GP後でもよかったんじゃないのかなぁ。
ホンダのPUは構造上、ICEはMGU-Hとセットでしか交換できないと勝手に思い込んでたんですがICE単独でも交換できたのですね。
少なくとも過去にホンダがICE単独での交換をした記憶が無いのですが。
確かに記憶にないですが、他メーカーはしています。
準備時間短縮のために、ICE+TC+MGU-H+MGU-Kはセットしておくのが理想です。
タービンとMGU-Hは基本的にスペック3の頃と変化がないのでしょう。
ICE(5)とICE(4)のセットを持ってきていて、土曜日には4基目に戻す可能性があります。
ホンダやメルセデスは(コンプレッサー+MGU-H+シャフト+タービン)と言う形なので、この組み合わせでTCだけ、MGU-Hだけは見た事が無い。
フェラーリやルノーは(MGU-H+コンプレッサー+タービン)となっていて、TCのみやMGU-Hのみは見た事があります。
TC=(コンプレッサー+タービン)
長いシャフトの精度を考えると一部のみ交換は、現場では難しい作業なんだろうと勝手に想像してます。
クビアトのみES以外追加というのが非常に引っかかります。
来季に向けたSpec0なら面白いなぁと勝手に妄想w
ベルギーGPでスペック4をレッドブル(アルボン車)、トロロッソ(クビアト車)に投入したとき
アルボン車は金曜のみ、クビアトは決勝まで使って消耗していることと
ここ2戦のクビアト車のオイル漏れが関係しているような気がします
オイル漏れはPUそのものが壊れたというわけではないようですが
ダメージがないとも言えませんので
クビアト号のマイレージに関してはモンツァは決勝の途中まで、シンガポールはFP2以降使っていないので他の3台よりは使ってるけど、そこまで極端に差が付くほどの差はないのかなと思います。
どちらかというと気になるのは確かにオイルリークの方ですね。
それでもESとCE以外を交換しているということはオイルリークによるマイレージ減少のリスクを考えての追加とも言えますし、母国GPのクビアトにのみあえて入れることからなにかしらの実験的可能性も否定できないのでは?とは思いますよ。
やはり、残りレース数を考えればもう1基は必要ですよね。しかし、なんとも、おいおいモービルよまだかよ何とする、ツルサキを呼べ…と言う感じですね。
モービルは開発が上手くいってない感じですね。
燃焼室形状をころころ替える事で弊害があるのだろうか?
待てど援軍来ず…。
少々大げさに言えば、天下分け目の関ヶ原(日本GP)にまさかの小早川(モービル)の裏切り(投入パス)にならない事を願うばかりでございます。
いや、逆の立場になれば徳川本隊(モービル)が来ずとも勝てた徳川(レッドブル)…という視点でいいのかな。
うーん、いずれにせよ、まだかなまだかな〜モービルまだかな〜、とほほ…
どうやら、鈴鹿から新燃料らしいですよ。
ノッキング減らすのが目的らしいです。
F1の燃料規則にはオクタン価の上限が無い。
ノッキング対策で、上げすぎると燃焼速度が落ちる。
それに対応したエンジンなのか?
逆にノッキング(自動着火現象)を利用したエンジンなのか?あーわからない、面白いw
ノッキングを抑えつつ、より高負荷高効率を実現する新燃料、そして、それを実現し得る燃焼室と点火タイミングをコントロールするマッピング強力モード、さらに耐久性をも持つスッペク4 ICEということでしょうか?
高回転時のノッキングが問題で回転数のリミッターを低く設定してたみたいですね。
ノッキングはエンジンの寿命を減らしてしまうらしいです。
つまり新燃料で回転数のリミッターが上げられるようになると予測します。
遂に来ました、スペック4-Rev.2!
よくぞ、間に合わせてくれました。頑張りました。
不発だった「予選モード」+新燃料でのパワーの改善と信じる。
皆さん金曜日の速さに注目しよう。
RBチーム、そしてmanufacturer-HONDAの不退転の決断に敬意を表します。
これで、鈴鹿は万全の態勢で臨める!