史上初の3連戦は色々と大変でしたね。ありすぎて興味が失われそうになるくらいでした。トロロッソは信頼性面でかなりくたびれていました。私の頭の中もかなりくたびれています(笑)
2年ぶりのホッケンハイムは、新車両規定で走るのは初めての事どんなタイムや速度を記録するのか全くもって予測不能。タイヤに関しても未知な部分が多い。
ドイツGPのタイヤ選択

メルセデスとフェラーリはミディアム・ソフトのロングランを担当分けするようです。
2016年のタイヤ状況

2016年予選時の速度とギアデータ
https://www.fia.com/
2018年タイヤの状況

5段階指標 | DEU | AUS | BHR | CHN | AZE | ESP | MON | CAN | FRA | AUT | GBR | HUN | BEL | ITA | SIN | RUS | JPN | USA | MEX | BRA | UAE |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ダウンフォース | 3 | 4 | 2 | 2 | 2 | 4 | 5 | 2 | 3 | 3 | 4 | 4 | 2 | 1 | 5 | 4 | 3 | 3 | 4 | 4 | 3 |
路面グリップ | 3 | 1 | 4 | 3 | 2 | 4 | 1 | 1 | 4 | 2 | 4 | 4 | 4 | 2 | 1 | 4 | 4 | 2 | 2 | 3 | 2 |
路面の荒さ | 2 | 3 | 5 | 3 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 | 1 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 3 | 3 | 2 | 3 | 2 |
トラクション | – | – | – | – | – | – | 5 | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | ||
ブレーキング | – | – | – | – | – | – | – | – | 4 | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | |
タイヤ横方向 | 3 | 2 | 3 | 4 | 2 | 4 | 1 | 1 | 4 | 3 | 5 | 4 | 4 | 2 | 2 | 5 | 5 | 4 | 2 | 4 | 3 |
タイヤ全体 | 3 | 1 | 3 | 4 | 3 | 4 | 1 | 2 | 4 | 2 | 5 | 3 | 5 | 5 | 1 | 2 | 5 | 3 | 3 | 3 | 2 |
ダウンフォースレベルはフランス・オーストリアと同等な3であり中速サーキットな部類になるようだ。タイヤ自体にかかる負担度は3となっている。
メキシコGPまでのタイヤコンパウンド

まとめ
今回のドイツGPはスーパーソフトを使わない中国以来のコンパウンド飛ばし設定。
Q2をソフトクリアで決勝ではミディアムへの1ストップが主流となるのか?US⇒Mへの戦略をとるチームも多いだろう。
イギリスGPで投入された0.4mm薄いタイヤはもう使われない事がメルセデスにどう影響するか、フェラーリのタイヤへ優しい特性が生きてきそうなそんな予感がする。
ダウンフォースとグリップレベルが増大されたマシンがホッケンハイムを走る。メルセデス発表の全開率は66%となっている。どんなタイムをだすのか?隔年開催のため予想が難しく楽しみな部分でもある。
ルノーは、2ストップ作戦なのでしょうかね? メルセデスカスタマーもですが…。
トロロッソ・ホンダは…バランス良くタイヤチョイスしていますね、他のチームもですが…。 ハースはハースで自信ありそうですよね、タイヤ管理。
トロロッソ・ホンダ、本当に最高速重視の空力セッティングと低速~中速コーナーの処理を重視したマシンで来そうです。
ターン7や12をどうするかですよね…。 とはいえ、あまり高速コーナーで頑張っても、あのショートホイールベースのマシンは…でも、1コーナーだけは死ぬ気で絶えないといけないです。 そこからターン2でブレーキ&低速処理勝負、再加速後にターン6まで踏みっぱなしですしね。(^^;
今回、ターン16あたりで上手くやらないと。 ピットストレートで検知なら、あそこを上手くやらないとホームストレート以降で勝負出来なさそうですから。 7や12を捨てながら、他を上手く攻略する必要がありますね。 7や12…魅力的なんですが、予選はともかく、決勝を考えると…あそこで頑張ったら、タイヤがすぐに摩耗し切って2ピット必至…2ピット分を取り返す余裕は無さそうですから。
さて、今回はフェラーリが前回の様に上手くいくのか、メルセデスが意地でも何とかするのか、タイヤを上手く使ってレッドブルあたりが強さを見せるのか?
トロロッソ…難しいけれど、上手くやって欲しいんですよねえ。 流石に3強について行けなんて、誰も言わないのだから…。 本音を言うと、レッドブル以外のルノー勢を下して欲しいですね。 インディアとザウバー…強いんですよねえ。 ザウバーは中・高速コーナー得意でしょうし。 ただ、オーストリアを見ると、ザウバーでもタイヤには厳しそうだったんですよね。 イギリスの時のタイヤは特別仕様なので比較出来ませんが、ここでは普通のタイヤ。 普通のタイヤでどこをどう攻めるかが問題になりそうですよね。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180716-00390547-rcg-moto
この前、管理人さんが紹介してくれた上記の記事を見て、「ガスリーは…」とか書きましたが、時系列に直すと…どうしてもそうなってしまうんですよね。(^^;
https://www.eurosport.com/formula-1/gasly-toro-rosso-time-loss-on-straights-crazy_sto6838337/story.shtml
ここが皆さんが色々と騒いでいる元ネタの一つですよね。 0.9秒の言及からして予選の後、となる訳で…。
どうも私の発想もあれですが、ガスリーは貪欲さを生かす為に出来る事をしていないと感じてしまうのです。 一時の感情に負けるというか…
ガスリーは貪欲なのでしょう、そこは良いのです。 イギリスGPの予選は7日(土)でした。 記事にある様に「イギリスGP直前の水曜日」は4日(水)なのです。
売り込み、パイプ作り、コネ作り、一寸したパフォーマンス披露で士気を上げるetc…非常に結構です。 でも、折角顔を売ったと言うのに(水用の時点では良い意味で)、売った後で土曜の分の発言はするべきではなかったのです。 悪い意味で顔を売ったことになる。 言うにしても、ホンダ関係者達に絞っておくだけで良かった。
もしくは、イギリスGP終了直後の月曜にミルトンキーンズを訪れるというのなら、アリだったと思います。 言うにしても、「土曜でストレートで発生した差(0.9秒)に驚いている。 でも、まだ挽回可能かも知れないんだ」というニュアンスを出し(出すだけですが)、日曜で馬力にも頼っているよと言うアピールをし(実際のセッティングはその逆でしたが、そこは…)、月曜にホンダUKの方達に「パワーが欲しい」と訴えるのなら、良いと思うのです。
その方が効果的ですからね。 貪欲さと色々と質問してくる姿勢(日本の会社では評価されそうです…)、何より若い才能が現状に苦しむ様子を訴えられるでしょう? もっと計算して振舞うべきなのです。
ガスリーはこういう所が勿体ないのです。 ハートレーは積極的ではなかったとか言いますが、どうでしょうね? 意外と重要な人を選別して、マメに連絡先を教えあって、今頃連絡取り合ってれば…ハートレーの方がポイント高くなりそうなんですよね。 「貪欲さを持っていても、上手く使わないと損」という事ですね。(^^;
http://www.topnews.jp/2018/07/17/news/f1/172208.html
あ~、そのガスリーのお株を奪うかの様に、フェルスタッペンが「ホンダの成長ぶりや来シーズンのPUには期待出来る」とかいうニュアンスでコメントしていましたね。 ガスリーどうこうと言う論調があった後に…。
しかも、事前にホンダと現状で同等とか言われているルノーPUを散々にけなした後で…。
ガスリー、年下の彼を見習え…。(^^;
さて、ホッケンハイムでは低速処理も結構あるので、ここはSTR13の完成度を上げてきて欲しいですね。
どこを捨てて、どこを生かすかで結構変わりそうですね。 高速コーナー勝負は1だけで、後は他チームより低速や中速を上手く処理して中団争いに勝って欲しい…。
トロロッソホンダはイギリスよりは戦えそうですね。全開率は高めでコース3kmはアクセルオン状態になる、PEは10kwで0.20〜0.25ぐらいかな。
2016年のレースを見返したらスタートミスしたポールのロズベルグがレッドブルを抜けないで4位。オーバーテイクは難しいサーキットです。
全開区間が3Kmだとして、PEは10Kwで0.20~0.25とすると、カナダっぽくなりそうですね。 最高速への加速競争という意味で。
オーバーテイクが難しいサーキットらしいですが、オーバーテイクはもともと難しいですし、そこは仕方がないでしょう。 バトルとオーバーテイクは別です。 かなりの速度差が発生するか相手のミスを逃さないから成立する訳で…。 今は前を走るマシンを追従し難い訳ですから、尚更ですね。(^^;
そういう意味でも今年のカナダでしょうか。 なにせ、期待されていたオーバーテイクが全然だった訳ですから。 そりゃあ多少はありましたが…期待されていた程は…。
今回も予選が重要そうですね。 予選でどう上手くまとめるか。 そして、それは決勝で有効なセッティングなのかどうか…。
ポールポジションを獲得したロズベルグの動画を見直しましたが、ターン6のブレーキング…2016年は本当にコーナー手前で330Km/hが限界みたいですね。 去年から空力が向上しているので、どうなる事やらです。 ブレーキング、物凄く良くなっているんでしょうねぇ。 というか、2016年までと比べて30%向上したと言われている2017年からの空力レギュレーションは強力ですよね。 よくコーナーが語られますが、ダウンフォース量と車重を計算したら、凄い数値が出るんでしょうね。 アクセルオフで物凄い減速Gになりそうですし。 その上で、大抵のマシンは安定性が相当上昇していると…。
でも、当時のロズベルグは低速寄りのコーナーでかなり無理をしていた感じがしますね。 ロングホイールベースのマシンがそこら辺でタイムロスするかどうかも注目ですね。 特に、今年のメルセデスは2年前と比べて物凄くロングホイールベースな訳で…メカニカルグリップというか、最小旋回半径で言っても低速コーナー向きではない訳で。(^^;
空力の進化分の恩恵とホイールベース由来のデメリット対策、ギリギリのライン=フェラーリという結果が出る気がします。
全体的に見れば、トロロッソ・ホンダはイギリスよりは戦えそうだと思うのですがね。 低速~中速コーナーの処理なら得意でしょうし。 問題はホームストレートを抜けた先のコーナー…1ですよね。 このDRS区間で離される訳にはいかないですから。
そして、最高速度は何Km/hに設定と考えればいいのか…340Km/h位出して来そうなマシンがゴロゴロありますし。 というか、カナダでガスリーはDRS使ったインディアのマシンに追いかけられていましたけれど、その時は大丈夫だったんですよね。 ガスリーが330Km/h位だったと思うので、その時のフォースインディアは…。
DRSなしとして、6のブレーキングポイントで330Km/h位でしょうかね? 他に物凄い皺寄せが来そうですが…。 でも、STR13だって、2017年の条件はSTR12でクリアして、その上での今の空力パッケージです。 床下は心配ですが。
そして、前回の2016年はバトンがここで8位なんですよね。 高速コーナーがどうなるかが不安ですが(前回以上にアクセル全開で通過だと味気なさ過ぎるし、かといって技術的な部分で進歩が無いのは有り得ないでしょうし)、中低速コーナーの処理はなんとか行けそうな気もするんですよね…。
後、最近は全開率が高くなり過ぎているせいか、コーナリングを見てもコーナリングという感じがしないことが多いのがなんとも…。 F1って、もう少し、軽やかに動き続けるイメージがあるからですかね?(^^;
決勝はスタートから一気にデットヒートになりそうな条件なのですが、なんだか今シーズンはクラッシュが物凄く怖いです。 トロロッソ・ホンダの今までのクラッシュ率や完走率、途中で何らかのダメージを受ける確率が今年は極端に高い気がするのですが…。
結果次第ではその次のハンガリーGPも危なそうです…。 絶対にミスが出来ないサーキットですから、あそこ。 リカバリーが出来ないというべきなのかも知れませんが…。
トロロッソはレース結果が伴わず、それも手伝ってメディアにも振り回されて、レース外でも大騒ぎになった3連戦でしたね
トラブル続きで走り込めず、決勝もアクシデントだらけ
データの無いフランスGP、全開率が変わり過去のデータに頼れないイギリスGP、そしてそこにアップグレードを投入したものの、トラブルにアクシデントで充分な実走データが得られず、セッティング面で迷走
次のレースまで日が無く解析もあまりできずだったでしょうし、チームとしての弱さがはっきり露呈した3連戦でもありました
ホッケンハイムも、ターン4から6までの間の実質ロングストレートとその先のセクションとをどうバランスを取ったセッティングにするか悩ましい所だと思います
1週間空いた事で、データを洗い出し、幾らかでも新パッケージの方向性をトロロッソが掴めているのか興味深い所です
タイヤはまた厚いコンパウンドに戻るので、オーストリアGPの様にブリスター祭りになるんじゃ無いかと言う予想も出ていますね
1段飛ばしのコンパウンドがどう機能するか…..
大抵はUS→Mを狙うでしょうけれど、US→S→USを狙うチームも、出ないかな…..?
ホッケンハイムは天候も変わりやすいトラックだったと記憶しているので、決勝で天候が変わる展開ならまた面白くなりそうです