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約1カ月振りの開催となったアゼルバイジャンGPではアップデートが多く見られた。

ランキングトップのレッドブルはサイドポッドとフロアエッジを改良。

 

開幕から足踏みが続いていたマクラーレンはフロアを大改良している。

どんなものなのか確認していきます。

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レッドブルRB19のサイドポッド

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サイドポッドのインレット周りを横長に変更しています。

アストンマーチンがこのような形状をしているので、レッドブルが模倣したと言う印象です。

レッドブルRB19のフロアエッジ

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フロアエッジウィングは先端が少し後退、その後方は高さが増え内側に曲げらている。

容量が増加したアンダーカットに対してボルテックスを強めようとしているのだろう。

 

フロアエッジは別体型のエアスリット用パーツの幅が増えている、フェンス裏の排出口は大きくなっている。

フロアエッジエアロシールを強めると共にフロアの幅を少し増加させ損失を防ぐと考えられる。

マクラーレンMCL60のフロアフェンス

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以前の予想通りフェンス周りを大きく改良しています。

  • クラッシュ構造体がある出っ張りの側面は高く、フェンスサイドと路面の容量は減る
  • 代わりにフェンス裏排出は増加、ミニディフィーザーのディフレクター角度が浅くなっている
  • フェンス後方トンネル側は高さが増加、トンネル方向へ流れる空気量を増加させている
  • 丸型ボルテックスジェネレーターを追加

これからわかるのは初期フェンスはサイド側へ流す空気量が多く、トンネル側へは少なかった。

サイド側は空気量をさばききれず詰まるような感じになりドラッグとなっていた、トンネル側への空気が足りずリアの負圧が減少していた。

だから大きなリアウィングが必要だったと考えられます。

マクラーレンMCL60のフロアエッジ

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別体型のロングスリットをやめてしまった。

代わりにエッジトンネルが出来ています、この小さなトンネルはキックポイントのバイパスになる。

トンネル側へ流れる空気量を増加させたため、キックポイントの空気詰まりを回避するためのものになるだろう。

 

フェラーリが創り出したミニダウンウィングを採用している。

これだけやってもまだ力不足な印象、アウトボードフロアの前から後ろまで改良したのに、サイドポッドには手を付けていない。

 

アンダーカットの流れは変わっているのに、その上に手を付けないのはおかしい。

次はサイドポッドかな?