北米、南米大陸で行われたF1グランプリを一気に解析していきたいと思います。
ホンダとしてもこの終盤アップデートも無く、ただ走らせるのみの展開でファンとしても心苦しい展開です。
トークン制度なんて・・・
来年なくなるけど、ここ3年のこの制度のせいで開発を遅らされたホンダは追いつくのに参戦して3年なんて目標があったけど無理でしょうね。2017年のサプライズ性能アップに期待しています。
アメリカ・メキシコ・ブラジル予選タイム差
アメリカGP 2.418秒差
L.ハミルトン メルセデスAMG 1:34.999
F.アロンソ マクラーレン 1:37.417
メキシコGP 1.578秒差
L.ハミルトン メルセデスAMG 1:18.704
F.アロンソ マクラーレン 1:20.282
ブラジルGP 1.530秒差
L.ハミルトン メルセデスAMG 1:10.736
F.アロンソ マクラーレン 1:12.266
ここ3戦の差ですけど、アメリカでの2.4秒もの差が非常に気になるところ、オースティンは実はパワーよりもシャシー面の差が色濃く出てしまったととらえるべきサーキットですね。
パワー的な遅れといったら、1秒以内でしょう。あとはシャシーの問題です。
最高速度でみても最高のシャシーを誇るレッドブルとは数キロの差しかありませんが、予選ではここ3戦で1.5秒、1.2秒、0.8秒と差があります。
この差がそのままシャシー性能の差ととらえていいのではないかと思います。
アメリカ・メキシコ・ブラジル決勝タイム差
アメリカGP +1:33.953
5位 F.アロンソ マクラーレン
メキシコGP +1laps
12位 J.バトン マクラーレン
ブラジルGP +44.432
10位 F.アロンソ マクラーレン
現在は10位前後からスタートする事が多いため、前方でスタート直後の接触や混乱を避けてポジションアップする事が非常に多いです。
それ以外にポジションアップできる要素が無い。
決勝でのレースペースをみてもやはり常に1.5秒差程度ついており、メルセデスから遅れる事1.5秒差で今年は終わりますね。
今年は1秒遅れまで迫れると期待していましたが、無理でしたね。
トークンのせいで現状ホンダにあるパワーアップを確実に実現するアップデートが適用できない状況だからですが、これが投入できていればあと0.5秒は短縮できたと私は思っています。
何度も言ってきましたがホンダのネックはコンプレッサーの拡大ができない事です。現状のVバンクの中にあるレイアウトではどうあっても出来ません。これを来期完全に改善してさらにアイデアを盛り込んでメルセデスに迫る計画です。
2017年に向けた開発に全力で取り組んでいると思いますが、本当に期待しますよホンダさん!