2015年のF1ももう4戦目です。マクラーレン・ホンダが今回成し遂げた成果はどの程度だったか分析していきたいと思います。
結果としてはアロンソが11位完走、バトンは残念ながら出走できませんでした。
バーレーンGPでの予選タイム差2.468秒
1 L.ハミルトン/メルセデスAMG/1:32.571
16 F.アロンソ/マクラーレン/1:35.039
アロンソはQ2でのタイムで、ハミルトンはQ3のタイムです。ハミルトンはQ2でも1:32.669のタイムを記録していますのでコース的にはほぼ同条件だったと言えると思います。
予選では少しづつ少しづつトップとの差が詰まってきています。MGU-Kの出力が今回どの程度だったか発表はされていませんが、このMGU-Kの出力の差がタイムに現れている部分の大半でしょう。
決勝でのタイム差1周遅れ
今回も周回遅れになってしまいました。10位以内でポイント圏内の争いとなると今後は周回遅れにならない事が必要です。
バーレーンは回生エネルギーが4MJ放出できないサーキットでした。予選では連続アタックできずに1周間をおいてからアタックする光景が見れました。このことは決勝では回生エネルギーの差が出にくいと考えられます。
ホンダは回生エネルギーをまだ100%の出力で使うことができていませんので、パワーユニットへの負担を考えると多少軽減されるのかなぁっと思います。この状態でルノー勢と渡り合ってる事を考えるとフルパワーを使えるようになった時の期待は本当に大きいですね。
決勝でのラップタイムのペースはおおよそ2秒から2.5秒で推移していました。これは前回の中国よりも1秒改善出来ている事になります。
マクラーレン・ホンダの今後の行方
ここまで毎戦ラップタイム1秒の改善を成功させているマクラーレンとホンダです。スペインGPまでは3週間というインターバルがありバルセロナはテストで散々な目にあったサーキットです。
サーキットリベンジを果たすべくマクラーレンとホンダはかなりの努力をするはずです。マクラーレンは新しい空力パッケージを投入するとしており、又ホンダはエンジンを新スペックにすると噂になっています。
たしかに新スペックエンジンになれば大幅なパワーアップは期待できますが、パワーアップの分の弊害も有るはずです。(パワーアップによるタイヤへの負担など)メリット・デメリットを上手に融合させていくことが今後の焦点になるでしょう。
私はスペインでは1秒の改善は難しいと思っています。ここまでは大幅な改善が見られていますが、ここからは同じような改善でも結果に反映されにくくなってきます。
まずはバルセロナで0.5秒改善できていれば素晴らしいと思います。
マクラーレン・ホンダにはこの3週間大事にしてもらってアロンソの地元スペインでぜひ入賞させてほしいですね。