スプリント予選とレースで各チームの力関係は丸裸です。
標高700mの空気の薄さに対応したダウンフォースになっていないマシンがちらほら見受けられます。
本予選前に思い切ってセット変更したドライバーはいるのか?
プラクティスで確認できないためにぶっつけ本番となるリスクをとったのか?
オーストリアGP予選レポート
天候は晴れ、気温32℃、路面温度47℃で予選はスタートしました。
Q1
フェルスタッペンが直ぐにコースインしています。
フェルスタッペン6.0、ペレス6.2、アルボン6.3、オコン6.4・・・ラバーインが激しい
ハミルトンはボトミングしすぎかな?
ルクレール5.9、ノリス5.9、ピアストリ5.9、角田5.9、ラッセル5.6でトップ
ここで2セット目入れる各車、サインツ5.2、ピアストリ5.3、フェルスタッペン5.3、ノリス5.4、ルクレール5.5となっているトップ5です。
フェラーリとVCARBが速くなっています。
アストンは遅いままです。
15位カットラインまでが0.393と言う接戦でした。
Q2
ルクレール5.5、オコン5.5、ガスリー5.582、サインツ5.7
新品セット勢がコースイン
フェルスタッペンが別格の4.577でトップ
サインツ5.016、ラッセル5.06、ピアストリ5.07、ノリス5.10
ルクレール5.10、ペレス5.19、ハミルトン5.24
ヒュルケンベルグの予選番長が始まる!9番手!
角田は届かず、リカルドも11番手
Q3
路面温度45℃まで下がっています。
フェルスタッペン4.4、ノリス4.7、ラッセル4.9、ルクレール5.0、ピアストリ5.0、ハミルトン5.1
フェルスタッペンが速すぎる、悲壮感漂う最終アタックが始まる。
フェルスタッペンが先行アタック、4.314のタイムで更新!!
ピアストリが更新するが取り消し!!
ノリスが更新して4.718、ぜんぜん届かない!
ラッセル4.840
ルクレールはボトミングが激しくコースアウト
ペレスは新品が無く8番手が限界でした。
オーストリアGP予選結果
まとめ
スプリントからセット変更で更に速くなったフェルスタッペン、もう手が付けられない速さでした。
ラッセルはダウンフォースを増やしてノリスに迫るところまでタイムアップ。
マクラーレンは変えていないっぽいタイムに収まっている。
フェラーリは車高を下げて攻めた結果、高速コーナーのボトミングでコントロール不能になっています。
ピアストリはターン6のリミットで抹消となったが速さはノリスに次ぐものがある。
フェルスタッペンを除けば、非常に接戦となるタイム差になっています。
VCARBはどうやら旧型パッケージに戻したみたいです。
アルピーヌと5番目チームを争ったが、それでも足りないスピードでした。
アストンはもうどうしようもないぐらいあらぬ方向へいってしまった。
このままフェルスタッペンの一人旅を見る事になるのか?
ノリスが絡んできていい勝負になるのか?
様子を見てみよう。
2023予選アロンソ 1’04.911
2023予選ストロー 1’04.893
2024予選アロンソ 1’05.639
2024予算ストロー 1’05.819
色々要素があるとは言え今年はもう諦めた方が良いレベルなアストンマーティンの明日はどっちだ
グラベル設置で飛び出していい幅の減少はかなりタイムを失います。
それでもポールのフェルスタッペンが2023年と同タイム(異次元)でした。
スタートで失敗しない限り、フェルタッペンの一人旅になってしまいそうですが、
マクラーレンかメルセデスがどちらか一台を犠牲にする覚悟でタイヤ交換を伸ばして押さえ込む形にすれば、なんとかなりそうでしょうか?
そんなことはしないかもしれませんが…
ハードでも25周が限度なので、新しいタイヤに交換したフェルスタッペンに一瞬で抜かれます。
絶望的な差がついてますねえ
1周0.4s差で71周なので28秒差がつくポテンシャルがあると(乱暴な計算だということは分かってますw)
下手をすればLAP2でDRS圏外とかありうるのでしょうか。
それともマクラーレンはまた前半温存後半プッシュのスタイルでいくのか。今回の差ではどうしようもなさそうですけど、コースアウトも多いので、VSCとかは出てきそうですね。