2017年のコンストラクターズ順位とコンコルド協定(2020年まで)による、2018年度の各チームへの分配金が明らかになったようです。
引用元:https://www.racefans.net/2018/08/01/formula-1-teams-prize-money-payments-2018-revealed/
F1のプロジェクト収益約7億1500万ポンドは、レースホスティング料金、放送権、トラック広告などの収入源から約68%を各チームに分配されます。
チームへは4月から9回の月割りにて支払われる。
2018年度チームへの分配金一覧
チーム | 2017順位 | COL1 | COL2 | 小計 | LST | CCB | その他 | 合計 | 2017との差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フェラーリ | 2 | 35.6 | 57.1 | 92.7 | 74.9 | 42.8 | 210.5 | +14.9 | |
メルセデス | 1 | 35.6 | 67.6 | 103.4 | 42.8 | 38.0 | 184.2 | -1.6 | |
レッドブル | 3 | 35.6 | 46.3 | 81.9 | 38.3 | 38.0 | 158.3 | -16.7 | |
マクラーレン | 9 | 35.6 | 17.9 | 53.5 | 34.7 | 88.2 | -17.2 | ||
ウィリアムズ | 5 | 35.6 | 35.6 | 71.4 | 10.9 | 82.2 | -3.7 | ||
フォースインディア | 4 | 35.6 | 39.2 | 74.9 | 74.9 | -3.4 | |||
ルノー | 6 | 35.6 | 32.0 | 67.6 | 67.6 | +11.2 | |||
トロロッソ | 7 | 35.6 | 25.0 | 60.6 | 60.6 | -3.4 | |||
ハース | 8 | 35.6 | 21.5 | 57.1 | 57.1 | +36.5 | |||
ザウバー | 10 | 35.6 | 14.3 | 49.9 | 49.9 | -3.4 | |||
合計 | 356.1 | 356.5 | 713.0 | 74.9 | 158.6 | 86.9 | 1,033.6 | +13.0 |
※100万ポンド表記だったものをレート143円で億円にしています。
参戦分配金:COL1
過去3年間の内2年間の順位が10位以内のチームに均等に分配される。ハースは参戦3年目で過去2年間10位以内の条件を満たしている。
コンストラクター順位:COL2
昨年のコンストラクターズ順位により分配率がある。1位19%、2位16%、3位13%、4位11%、5位10%、6位9%、7位7%、8位6%、9位5%、10位4%となっている。
長期参戦ボーナス:LST
フェラーリのみに適用されているボーナスで、F1の歴史はフェラーリと共にあるなどの考え方に起因されたもの。(通称やめやめ詐欺ボーナスorエクレストンボーナス(笑))
コンストラクターチャンピオンシップボーナス:CCB
フェラーリ、メルセデス、レッドブル、マクラーレンのみと個別契約しているボーナスで詳細は不明。
その他
メルセデス、レッドブルは2020年までの参戦確約契約だと思われ、撤退となれば多額の違約金が発生するとみられる。ウィリアムズは歴史あるチームとしての個別契約。
分配金て、平等性と透明性が命なのに、平等で透明なのはCOL1とCOL2だけなんて…そりゃフォースインディア破産するわけだ。いくらモータースポーツでも、頑張ればみんなが食っていけるシステム構築しないといずれ行きづまる可能性もあります。
マクラーレンがあんなんでも余裕でいられるのは、そういうカラクリがあるんですね、ホンダも甘やかしちゃってたなぁ、アロンソボーナス、必要無かったんでないのw
2021年からの分配金がどうなるか?
マシン格差をなくしたいなら、これに手をつけるのは手っ取り早い方法です。