予選レポート
天候は晴れ、気温15℃、路面温度28℃で予選はスタートしました。
Q1
フェラーリ2台とハミルトンはSでアタックしています。マクラーレンとウィリアムズが脱落し、なんとサインツも脱落となりました。
トロロッソホンダの2台はQ1突破しています。ハース、ザウバー、フォースインディアがミッドフィールド上位を占めヒュルケンベルグはトロロッソの前にくるのが精一杯となっています。
Q2
雲がだんだんとサーキットを覆う中、全車SSで早めにアタックに入りました。ヒュルケンベルグはアタックせず、ボッタスはソフトでアタックしQ3進出しました。
ザウバー2台はなぜかタイムが伸びず13,14位、トロロッソが11,12位となりました。これはラッキー。
Q2終了時点で雨が落ちてきました。
Q3
路面を濡らすほどではない雨、全車SSでコースインしましたがアタックに入る前に雨が強くなり、すぐにピットインし全車インターに交換しています。ボッタスはハミルトンを引っ張るつもりで先導していましたがスピンしてクラッシュしそうになっている。
その後雨がやんで路面が乾いていく中でハミルトンが最後の最後にトップタイム。
ベッテルは2位、ライコネンとレッドブルは燃料が足りなくなり最後のアタックが出来なかったようです。フォースインディアが驚きの3,4位となっています。
ベルギーGP予選結果
順 | No | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 1:42.977 | 1:41.553 | 1:58.179 |
2 | 5 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 1:43.035 | 1:41.501 | 1:58.905 |
3 | 31 | エステバン オコン | Force India | 1:44.003 | 1:43.302 | 2:01.851 |
4 | 11 | セルジオ ペレス | Force India | 1:44.004 | 1:43.014 | 2:01.894 |
5 | 8 | ロマン グロージャン | Haas | 1:43.597 | 1:43.042 | 2:02.122 |
6 | 7 | キミ ライコネン | Ferrari | 1:42.585 | 1:41.533 | 2:02.671 |
7 | 33 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 1:43.199 | 1:42.554 | 2:02.769 |
8 | 3 | ダニエル リカルド | Red Bull | 1:43.604 | 1:43.126 | 2:02.939 |
9 | 20 | ケビン マグヌッセン | Haas | 1:43.834 | 1:43.320 | 2:04.933 |
10 | 77 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 1:42.805 | 1:42.191 | DNS |
11 | 10 | ピエール ガスリー | Toro Rosso | 1:44.221 | 1:43.844 | |
12 | 28 | ブレンドン ハートレー | Toro Rosso | 1:44.153 | 1:43.865 | |
13 | 16 | シャルル ルクレール | Sauber | 1:43.654 | 1:44.062 | |
14 | 9 | マーカス エリクソン | Sauber | 1:43.846 | 1:44.301 | |
15 | 27 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 1:44.145 | ||
16 | 55 | カルロス サインツ Jr. | Renault | 1:44.489 | ||
17 | 14 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 1:44.917 | ||
18 | 35 | セルゲイ シロトキン | Williams | 1:44.998 | ||
19 | 18 | ランス ストロール | Williams | 1:45.134 | ||
20 | 2 | ストフェル バンドーン | McLaren | 1:45.307 |
まとめ
雨まじりの天気をまたも味方につけたハミルトンがポールポジション!78回目となりました。
このトリッキーなコンディションでのターンイン速度と繊細なアクセルワークは、まさしく現代のセナと言ってもいい素晴らしいドライビングでした。
フェラーリはどうした?タイヤは用意してない、燃料は積んでない、雨が降った時の定跡を一切無視なチーム状態。せっかくマシンで一歩リードしているのに、あらゆる状況変化に備えがない。
リスクコントロールに対して真剣に接していかないとチャンピオンは難しいなぁ。
ポイントがリセットされたフォースインディアが、きっちり仕事をこなしオコン3番手、ぺレス4番手と最高の結果を出した。チームの士気と結束力は経営破綻などの危機を乗り越え高まっている。
These guys and girls + everyone working hard back at base 💖
The focus is now on tomorrow – let’s do this! #BelgianGP pic.twitter.com/k1zS4QlyFX
— Racing Point Force India F1 (@ForceIndiaF1) 2018年8月25日
案外簡単にランキングは上がっていきそうだ。
思いっ切り苦戦すると思われたトロロッソホンダはQ2でザウバー失速に助けられ11、12番手。決勝はガスリー10位、ハートレー11位スタートとなる。これは大チャンスなんとか入賞をもぎ取ってほしい。
決勝のキーマンはライコネン、早めにベッテルの背後に付けてハミルトン包囲網を敷けるかどうか?ハミルトンはマシン差から逃げ切るのは不可能だろう。
ギリギリのトップ争いとトロロッソホンダへの期待感がある決勝は見逃せませんよ!
※元WECマシンである改造ポルシェ919ハイブリッドEvo(1,160ps)がだした1:41.770をQ2で破ってF1マシンの威厳を見せつけてくれて内心ホッとしました。
ポルシェ919のタイム「喉の奥に刺さった骨」みたいで気持ち悪かったので、一安心ですね(^^)
トロロッソが意外に?頑張ってくれて、良かった&こちらも一安心。
二台揃ってQ2進出なんて、合格ですよね!特にハートレーはがんばった!ギリギリでセッティング合わせてきたんですね。
ボッタスお前そこで走るなよ〜って思いながら見てました。
ザウバーの失速は何でしょうね?エリクソンは早々に車を降りていたので、パフォーマンスに影響する何らかの不具合が両車に起こったのでしょう。ともあれ、そのおかげでトロロッソにとっては予想外の好結果となりました。ボッタスがタイム出さなかったら、ガスリーがQ3だったのに…そうなれば雨のQ3で面白いことになっていたかも。
Q3は雨が絡んで面白くなりましたね。レッドブルはインターの準備が早く、給油せずにすぐに出しました。雨の降り始めで早めにタイムを出したほうがいいと考えたのでしょう。結果的に裏目に出てしまいました。よくわからないのはフェラーリ、ベッテルはガレージに入れて遅いぐらいゆっくり準備して、ライコネンは給油せずに出してます。例によりバタバタしたようです。
フォースインディアはこの混乱をうまく切り抜けましたね。新生チームへの神様からのプレゼントでしょう。面白いのは、フォースインディアの分配金を分捕ろうとしたルノー、マクラーレン、ウィリアムズが見事なほど後方に綺麗に並んだこと。神様はちゃんと見てますねw
運もありましたがフォースインディアはパワーサーキット強いですね。
雨のハミルトンはさすが。そして運も強いしそれを掴む強さもある。今年もチャンピオンかな…
トロロッソは予想外の好結果!
もしかして予選モード解禁した?!
はじめまして。
いつも楽しく拝見しております。
ボッタスが余計なことしてくれましたね。
Q2走ってなかったら、ガスリーQ3で上位に行けたかもしれないのに。
お久しぶりですー
FPの結果から、トロロッソは1台がQ2にいければ御の字かなと予想していましたが、あそこまでタイムを上げられるとは、いい意味で予想外でした
ザウバーはルクレールがラップをまとめ切れず、エリクソンがトラブルか何かで最後のアタックをできなかったのも助けになりましたけれど…..
Q3が雨で上位グリッドがシャッフルされ、もしボッタスが走っていなければ、もしかしたらもっといいグリッドを狙えたかもしれませんが、8番や9番グリッドからなら、スタートタイヤを選べるこのポジションの方が良かったのかなとも思います
2台揃って好位置、ロングランのタイムはそれほど悪くなさそうですし、何とか粘って、トラブルやアクシデントに巻き込まれる事無くポイント獲得を目指して頑張って欲しいです!
お初コメント、いつもコメントして下さる皆様ありがとうございます。
Q2走ったボッタスを悪者扱い(笑)良いですねえ~その思いっ切りトロロッソ寄りな発想が気持ちいいです。
メルセデスはQ3でハミルトンにボッタスのトゥを使わせる作戦が突然の雨でなくなりましたがハミルトンにとっては恵みの雨になりました。
ハートレーのタイムが良い!Q1でガスリー越え、Q2では+0.021秒差となっている。二人ともパフォーマンスを引き出させたとコメントしている。ある意味ここが限界とも言える、決勝はハラハラドキドキですよ。
スタートタイヤはS予想です。軽くなった後半SSでガンガン攻めて結果を出してほしい。