復活のフランスGP予選は新スペックエンジンでメルセデスがフロントローを独占した。トロロッソホンダは14、20位スタートとなっており追い上げレースに期待。
最近成長著しい8位ルクレールに注目が集まる。トップ10ではメルセデスとレッドブルがSSタイヤスタートであるが、USスタートなフェラーリはどうだろうか?
スタート順とタイヤ
フランスGP決勝レポート
天候は晴れ、気温24℃、路面温度44℃でスタートしました。
スタートの攻防は、ターン1でベッテルとボッタスが接触、オコンとガスリーが接触でマシンが壊れリタイア。SCとなってしまいました。
おいおいおいガスリー;;しかも地元同士のオコンとだなんて、なんて骨体。
ベッテルはフロントウィングを交換、ボッタスは左リアタイヤがパンク、その他色んな場所で接触が発生しています。
Lap6からレース再開しました。
ベッテルとボッタスが後方からの追い上げとなりました。
Lap6終了時点
SC明けスタート時のベッテルとアロンソが接触してアロンソがスピン、最後尾へ転落。
ベッテルが怒涛の追い上げを開始。
20周終了までに5位にポジションを回復しています。途中フェラーリPU勢が多く、曲者ハースの二人など難なくパス、これはアレですねフェラーリPUオーダーってやつですね。
ベッテルには5秒のタイムペナルティがでています。
Lap20終了時点
Lap26:フェルスタッペンがSへ
Lap29:リカルドはSへ、マグヌッセンはSへ、ぺレスがピットへエンジン系トラブルでリタイアしました。
USスタート勢でまだ走り続けるのはライコネン、ルクレール、グロージャン、ハートレーです。
グロージャンにも5秒タイムペナルティがでました。
Lap32:ルクレールはSSへ
Lap34:ハミルトンはSへ、リカルドがベッテルをパスP3
Lap35:ライコネンはSSへ
Lap36:エリクソンはUSへ、ルクレールがアロンソをパスP12
Lap38:ヒュルケンベルグはUSへ
Lap39:ライコネンがベッテルをパスP4、ハートレーはSSへP17
Lap40:ボッタスはSSへ,ピットミスがありましたがP8
Lap41:ベッテルは5秒ペナルティ+USへP5
Lap43終了時点
Lap45:SSのライコネンがリカルドのDRS圏内に迫る。
ストロール、シロトキン、エリクソン、ハートレーが接近戦。
Lap47:ライコネンがリカルドをパスP3、アロンソはUSへ
Lap49:サインツはパワーダウンしてしまい、マグヌッセンとボッタスに抜かれてしまいました。
Lap51:ストロールはフラットスポットを作ったタイヤで走り続けていましたが、ターン10で破裂してフロントウィングを壊してリタイア、VSCになりました。
VSCでファイナルラップに入りましたが、最後の方だけ解除されフィニッシュ。
ハミルトンの圧勝にてフランスGPは幕を閉じました。
フランスGP決勝結果
順 | No | ドライバー | チーム | Laps | Gap | ピット |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 53 | 1:30:11.385 | 1 |
2 | 33 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 53 | 7.090 | 1 |
3 | 7 | キミ ライコネン | Ferrari | 53 | 25.888 | 1 |
4 | 3 | ダニエル リカルド | Red Bull | 53 | 34.736 | 1 |
5 | 5 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 53 | 1’01.935 | 2 |
6 | 20 | ケビン マグヌッセン | Haas | 53 | 1’19.364 | 1 |
7 | 77 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 53 | 1’20.632 | 2 |
8 | 55 | カルロス サインツ Jr. | Renault | 53 | 1’27.184 | 1 |
9 | 27 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 53 | 1’31.989 | 1 |
10 | 16 | シャルル ルクレール | Sauber | 53 | 1’33.873 | 1 |
11 | 8 | ロマン グロージャン | Haas | 52 | 1 lap | 1 |
12 | 2 | ストフェル バンドーン | McLaren | 52 | 1 lap | 1 |
13 | 9 | マーカス エリクソン | Sauber | 52 | 1 lap | 1 |
14 | 28 | ブレンドン ハートレー | Toro Rosso | 52 | 1 lap | 1 |
15 | 35 | セルゲイ シロトキン | Williams | 52 | 1 lap | 1 |
16 | 14 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 50 | 3 laps | 3 |
dnf | 18 | ランス ストロール | Williams | 48 | 5 laps | 1 |
dnf | 11 | セルジオ ペレス | Force India | 27 | 26 laps | 1 |
dnf | 31 | エステバン オコン | Force India | |||
dnf | 10 | ピエール ガスリー | Toro Rosso |
まとめ
ハミルトンが圧勝!ライバルベッテルが自らのミスでターン1でいなくなってしまい、ハミルトンはレースを完璧にコントロールしていた。
こうなったらもう終わりって感じの序盤の状況に頭が痛かった。
もう一つの興味であるガスリーも早々にいなくなり。どうやって意識をつなぎ留めればいいのやら(笑)
全てはターン1でタイヤをロックアップしてボッタスに突っ込んだベッテルのせい、後続も大いに混乱してしまいました。
そんなベッテルの追い上げがレースを活性化させています。フェラーリPU勢をいとも簡単にパスしていくベッテル、抑えられるボッタス。フェラーリPUオーダー全開でロスタイム無く順位を上げたベッテルは5位、不利を被ったボッタスは7位となっている。
トロロッソホンダのハートレーは混乱の中ポジションアップに期待したが、USスタートで38周走行ってどんな作戦なんだが、明らかにペースが悪すぎてアンダーカットされまくっている。
雨待ちだったのかもしれないけど、ただタイヤをもたせる事は意味がないだろうに、とりあえず完走してPUデータ狙いだったのか?次戦頼むよ!
8位スタートのルクレールは、またも素晴らしいドライビングでザウバーのマシンを10位に導ている。
10位スタートの唯一生き残った地元グロージャンは、11位フィニッシュでポイント圏外。マグヌッセンが結果を残す中、ノーポイント継続中。
これはこれはピレリさん!いやFOMさんタイヤ規定変えなきゃダメですよ。
Q2最速タイムタイヤでのスタートとかやめておしまい。あくまでベストタイムを記録したタイヤでのスタートに変更しよう。
トロロッソの0週リタイア、何か多い気がしますねぇ
ハートレーの戦略は相変わらず謎ですし
まともに走っている時のガスリーの戦略に比べて、ハートレーの戦略は解せない事が多いです
ハートレーのレース自体もまたドライバー交代論が再燃しそうな内容でしたが…..
今回散々だったバンドーンに序盤から離されていくのは、さすがにマズイなと思って見ていました
結局期待していた雨もなく、1週目のインシデント以外は特に面白さが感じられないレースだったなと思います
Q3進出組は、予選を通してベストタイムのタイヤをスタートタイヤにでもしないと、Q2に余力を持てるチームは硬めのタイヤで突破してしまうので、戦略的にも面白く無くなってしまうのも事実ですよね
タイヤ間のタイム差をもっと大きくデグラの差もしっかりさせるのも必要かと…..
今年のタイヤ、コンパウンド毎のライフ差がそれほど大きくなく、レースではタイム差も出にくいのが退屈にさせている原因の1つだと思うので
ワイドタイヤになってから、ペース配分でもってしまいますよね。
2ストップに意味を見出すための明確なタイム差もない。全部HS,SS,Mでいんじゃない?w
タイヤやピットインの戦略って、ある程度チームで統一したりしないんですかね?なんかガスリーとハートレーとでバラバラすぎて、素人目にもちょっと気の毒です、ハートレーが。今のままでは担当技術者のセンスに負うところが大きすぎますね。
それとも、レッドブルグループだけがバラバラなんですかね。
管理人様
いつも楽しいブログをありがとうございます
しかし・・
前回もコメントさせて頂きましたが、まるでまるで
って言うか今回は間違いなく
デジャブー・・・なのかしら?
毎度毎度スタート後に必ず・・・トロロッソホンダの
一台が居なくなります
それも1周もたたないのに・・・・・・・
ベッテルの鬼神の走りが無かったら録画にしてお風呂に
って感じでしたね(笑)
次回こそはたのむわよー!ガスやん!ハートさま!!
毎回毎回毎回必ず1周目に接触しますね。
これは既定路線かもしれない、もしくは都市伝説級の陰謀論が・・
スタート時の癖、動きや、このぐらいなら引くとか、そういう仲間じゃないけどお互いの事を理解している必要がある。
それがいつもと違う面子にかき乱されているのかも。
前が開いて突っ込むだけではいけない。時にはゆっくりと状況を見定める事も必要でしょう。
強引すぎるのはその内嫌われちゃうぜ!
ガスリーやハートレーの最近のコメント、何か引っかかりますね。
調子がいい時は「チームもHONDAも頑張ってくれている」みたいな感じが、悪い結果が続くと「ペースが無かった」,「速さが感じられない」と手のひら返し。「お前らF1の全てを知り尽くしているのか」と言いたくなります。PUについてはどうしようもない部分かもしれませんが、車を仕上げるのはドライバーの重要な仕事であり、戦略に関してももっと意見を言っていい(言うべき)と思うんですけどね。コース,車の挙動を一番分かっているのはドライバーなんだから。
可夢偉のザウバー時代にペレスに表彰台で先越されたレースで、チームは2人の戦略を分ける決断をしていましたが、可夢偉は最後まで「ペレスと同じ戦略がベストだからそれで行かせてくれ」と食い下がったそうです。結果はペレスのタイヤ戦略がドハマリで2位フィニッシュ。確かに以前からペレスのタイヤマネージメントは評価されていますが、ペレス自身は「ザウバー時代に可夢偉から多くの事を学んだ」と言っています。
トロロッソの2人には「結果に文句を言う前に、お前らも頭使って汗をかけ」と言いたいです。
確かに、新人ドライバーが言うべき事ではない発言が多いかもしれません。
ホンダの事を聞かれて言いたくないけど、言ってしまったなんて事も多いでしょうね。
管理人様
いつも楽しく読ませていただいております。ありがとうございます。
可夢偉の件、そんなことがあったのですね。
マレーシアGPかイタリアGPですね。
やはりスポンサーサイドのドライバーはチーム内で有利ですね。
ペレスは可夢偉が去る時に同情したりしていたのでそれほどきらいではないですが、可夢偉の方が活躍してしまうとスポンサーがいい顔をしなかったのでしょうね。
しかし、今回のフランス人ドライバー3人がもめてるのを見ると、プロスト、アルヌー、タンベイのようです。フランス人同士は対立しやすい?オコンとガスリーは基本的には仲が良いらしいですが。。。